Application Integration でサポートされているコネクタをご覧ください。

Cloud Monitoring を使用する

Application Integration は、Cloud Monitoring と同期的に統合されています。つまり、公開されたすべての統合では、統合の実行中に統合指標、使用状況データ、アラートが自動的に取り込まれます。

Application Integration から Cloud Monitoring に送信されるすべてのテレメトリーの包括的な概要を取得するには、Cloud Monitoring の [統合の管理] ページに移動します。[統合の管理] ページには、Application Integration から取り込まれたすべての指標が一覧表示されます。[統合の管理] ページで、使用可能なサンプルダッシュボードとアラートポリシーの詳細を確認することもできます。

Application Integration の指標とデータは、次の Cloud Monitoring ツールを使用して可視化できます。

サンプルダッシュボード
カスタムダッシュボード
Metrics Explorer

準備

Cloud Monitoring を使用する前に、次を用意しておきます。

Cloud Monitoring API を有効にします。
API を有効にする

Google Cloud プロジェクトで課金が有効になっていることを確認します。

サンプルダッシュボードを使用して指標にアクセスする

Application Integration には、統合の実行、ステップの実行、これらの処理中のデータ処理に関連する指標を含むグラフを表示するサンプルダッシュボード定義が用意されています。これらのサンプルダッシュボードを Cloud Monitoring にインポートしてインストールし、カスタムダッシュボードを作成できます。

ダッシュボード定義をインストールする手順は次のとおりです。

Google Cloud コンソールで、[Monitoring] ページに移動します。
[Monitoring] ページに移動
ナビゲーションパネルで [ダッシュボード] を選択し、[サンプルライブラリ] タブに移動します。
[カテゴリ] で [アプリケーション統合] を選択して、サンプルダッシュボードのリストを表示します。
[Import（インポート）] をクリックします。

サンプルダッシュボードをインストールしたら、[Dashboard list] タブでインストールされたダッシュボードを表示および編集できます。

サンプルダッシュボードのインストールの詳細については、サンプルダッシュボードをインストールするをご覧ください。

サンプルダッシュボード

Application Integration リソースでは、次のサンプルダッシュボードを使用できます。

ダッシュボードの例	指標	説明
統合の実行	`integrations.googleapis.com/integration/execution_count`	統合ステータスと実行数を表示するグラフ定義を含むダッシュボードの例。
ステップ（タスク/トリガー）の実行	`integrations.googleapis.com/step/execution_count`	統合ステップの実行ステータスと数を表示するグラフ定義を含むダッシュボードの例。
統合とタスクの実行時間	`integrations.googleapis.com/integration/execution_latencies` `integrations.googleapis.com/step/execution_latencies`	統合とタスクの実行レイテンシを表示するグラフ定義を含むダッシュボード。
処理されたデータ	`integrations.googleapis.com/processed_bytes_count`	統合の実行中に処理されたデータを表示するグラフ定義を含むサンプルダッシュボード。

カスタムダッシュボードを使用して指標にアクセスする

Google Cloud プロジェクトで Application Integration リソースのカスタムモニタリングダッシュボードを作成する手順は次のとおりです。

Google Cloud コンソールで、[Cloud Monitoring] > [ダッシュボードの概要] ページに移動します。
[ダッシュボードの概要] ページに移動
[CREATE DASHBOARD] をクリックします。
必要に応じて、ダッシュボードの名前を変更します。
キャンバスでグラフをクリックするか、ドラッグ＆ドロップします。
グラフの構成プロパティで次の操作を行います。
1. [リソースと指標] メニューを展開し、[有効なリソース] として [統合バージョン] を選択します。
2. 可視化する目的の指標を選択します。
3. [Apply]（適用）をクリックします。
必要に応じて、ダッシュボードにグラフを追加します。

カスタムダッシュボードの詳細については、カスタムダッシュボードを作成して管理するをご覧ください。

Metrics Explorer を使用して指標にアクセスする

Cloud Monitoring の Metrics Explorer は、Google Cloud プロジェクトで使用可能なリソース指標を可視化する一時的な指標グラフを作成できます。必要に応じて、指標グラフを作成したら、カスタムモニタリングダッシュボードに保存することもできます。

Application Integration リソース指標を使用してグラフを作成するには、次のようにします。

Google Cloud コンソールで、[Cloud Monitoring] > [Metrics Explorer] ページに移動します。
[Metrics Explorer] ページに移動
In the指標を選択ペインを開き、指標メニューを展開し、統合バージョン次のようにアクティブリソースを選択します。
可視化する指標を選択します。
[適用] をクリックします。

また、フィルタの選択、指標ラベルによるグループ化、集計の実行、Metrics Explorer を使用したグラフ表示オプションの選択もできます。詳細については、Metrics Explorer でグラフを作成するをご覧ください。

考慮事項

モニタリング指標は、公開された統合に対してのみ生成されます。
ステップ実行数の指標は、統合の実行中にスキップされたタスクに対して計算されません。
モニタリングダッシュボードで表示されるパフォーマンス指標データはすべて、情報提供のみを目的としています。集計されたパフォーマンス指標データが 100% 正確であるとは限りません。
Cloud Monitoring の指標の値は、課金費用の計算に使用できません。