一時テーブル設定を再構成する

このページでは、一時テーブルの数を管理する方法について説明します。この Recommender は、一時テーブル設定の再構成と呼ばれます。

この Recommender は、ディスク上に作成された一時テーブルの数を、一時テーブルの総数と比較して毎日分析します。ディスク上に作成された一時テーブルの数がテーブルの総数の 20% を超える場合、この Recommender は次のいずれかを行うことを推奨します。

  • tmp_table_size フラグ、max_heap_table_size フラグ、または両方のフラグの値を増やします。

  • max_heap_tmp_table_sizetmp_table_size の値が等しくない場合は、小さい方の値を大きい方の値に合わせて増やします。

  • max_heap_tmp_table_sizetmp_table_size の値が同じ場合は、両方の値を増やします。

tmp_table_size の値を増やす方法について詳しくは、tmp_table_size をご覧ください。

料金

一時テーブル設定を再構成する Recommender は、Recommender の料金のスタンダード ティアに含まれています。

始める前に

Recommender API を有効にします

必要なロールと権限

分析情報と推奨事項を表示、操作する権限を取得するには、必要な Identity and Access Management(IAM)ロールがあることを確認してください。

タスク ロール
推奨事項を表示する recommender.cloudsqlViewer または cloudsql.admin
推奨事項を適用する cloudsql.editor または cloudsql.admin
IAM ロールの詳細については、IAM の基本ロールと事前定義ロールのリファレンスプロジェクト、フォルダ、組織へのアクセス権の管理をご覧ください。

推奨事項を一覧表示する

推奨事項を一覧表示する手順は次のとおりです。

コンソール

インスタンスのパフォーマンスに関する推奨事項を一覧表示するには、次の操作を行います。

  1. Cloud SQL の [インスタンス] ページに移動します。

Cloud SQL の [インスタンス] に移動

  1. [問題を調査し、推奨事項に従い対策を行うことで、インスタンスの健全性を向上させます] バナーで、[詳細を表示] をクリックします。

または、次の方法を行います。

  1. [おすすめハブ] に移動します。おすすめで推奨事項を探して適用するもご覧ください。

    [おすすめハブ] に移動

  2. [すべての推奨事項] カードで [パフォーマンス] をクリックします。

gcloud

次のように gcloud recommender recommendations list コマンドを実行します。

gcloud recommender recommendations list \
--project=PROJECT_ID \
--location=LOCATION \
--recommender=google.cloudsql.instance.PerformanceRecommender \
--filter=recommenderSubtype=MYSQL_RECONFIG_TMP_TABLES

次のように置き換えます。

  • PROJECT_ID: プロジェクト ID
  • LOCATION: インスタンスが配置されているリージョン(us-central1 など)

API

次のように recommendations.list メソッドを呼び出します。

GET https://recommender.googleapis.com/v1/projects/PROJECT_ID/locations/LOCATION/recommenders/google.cloudsql.instance.PerformanceRecommender/recommendations

次のように置き換えます。

  • PROJECT_ID: プロジェクト ID
  • LOCATION: インスタンスが配置されているリージョン(us-central1 など)

分析情報と詳細な推奨事項を表示する

分析情報と詳細な推奨事項を表示する手順は次のとおりです。

コンソール

次のいずれかを行います。

  • [パフォーマンスに関する推奨事項] ページで、[パフォーマンスに関する推奨事項] カードをクリックし、[一時テーブル設定を再構成する] をクリックします。推奨事項のパネルが表示されます。このパネルには、インスタンスの分析情報と詳細な推奨事項が含まれています。

  • [インスタンス] ページで、[一時テーブル設定を再構成する] をクリックします。インスタンスのリストには、推奨事項が適用されるインスタンスのみが表示されます。

gcloud

次のように gcloud recommender insights list コマンドを実行します。


gcloud recommender insights list \
--project=PROJECT_ID \
--location=LOCATION \
--insight-type=google.cloudsql.instance.PerformanceInsight \
--filter=insightSubtype=INSIGHT_SUBTYPE

次のように置き換えます。

  • PROJECT_ID: プロジェクト ID
  • LOCATION: インスタンスが配置されているリージョン(us-central1 など)
  • INSIGHT_SUBTYPE: このパラメータを次のいずれかに設定します。
    • MYSQL_HIGH_NUMBER_OF_TMP_TABLE_ON_DISK_TMP_TABLE: インスタンスのディスク上に一時テーブルの総数に関する分析情報を表示します。
    • MYSQL_HIGH_NUMBER_OF_TMP_TABLE_ON_DISK_MAX_HEAP: インスタンスのディスク上にユーザーが作成した一時テーブルの総数に関する分析情報を表示します。

API

次のように insights.list メソッドを呼び出します。


GET https://recommender.googleapis.com/v1/projects/PROJECT_ID/locations/LOCATION/insightTypes/google.cloudsql.instance.PerformanceInsight/insights

次のように置き換えます。

  • PROJECT_ID: プロジェクト ID
  • LOCATION: インスタンスが配置されているリージョン(us-central1 など)

推奨事項を適用する

この推奨事項を実装するには、次のいずれかを行います。

  • max_heap_tmp_table_size フラグと tmp_table_size フラグの値が等しくない場合は、小さい方の値を大きい方の値に合わせて増やします。

  • max_heap_tmp_table_size フラグと tmp_table_size フラグの値が同じ場合は、両方の値を増やします。

次のステップ