Speech-to-Text を設定する

Speech-to-Text は、Google の人工知能(AI)テクノロジーを活用した API です。音声データを Speech-to-Text に送信すると、文字に変換されたテキストが返されます。

Speech-to-Text リクエストの作成方法について詳しくは、リクエスト ページをご覧ください。

概要

Speech-to-Text にリクエストを送信するには、Google Cloud Console で API を有効にする必要があります。このページの手順では、以下の手順について説明します。

  • プロジェクトで Speech-to-Text を有効にする。
  • Speech-to-Text の課金が有効になっていることを確認する。
  • (省略可)音声データを保存する新しい Google Cloud Storage バケットを作成する。

始める前に

このサービスにアクセスするには、REST API を使用する方法と Speech-to-Text コンソールを使用する方法があります。REST API にリクエストを送信してレスポンスを受信するコードサンプルが用意されています。これらのサンプルの使用方法については、Speech-to-Text のクイックスタート入門ガイドで学習できます。また、Cloud Speech-to-Text Console を使用すると、最小限のコーディングで Speech-to-Text を使用できます。

このガイドでは、REST API にリクエストの送信するために必要な手順について説明します。コーディングを初めて行う場合は、このクイックスタートを開始する前に、Google Cloud Platform のコンソール内チュートリアルから始めることをおすすめします。

Speech-to-Text 用に Google Cloud プロジェクトを設定する

  1. Google Cloud コンソールにログイン

  2. プロジェクト選択ページに移動

    既存のプロジェクトを選択するか、新しいプロジェクトを作成します。プロジェクトの作成について詳しくは、プロジェクトの作成と管理をご覧ください。

  3. 新しいプロジェクトを作成する場合、このプロジェクトに請求先アカウントを関連付けるように求められます。既存のプロジェクトを使用する場合は、そのプロジェクトで課金が有効になっていることを確認します。

    プロジェクトで課金が有効になっていることを確認する

  4. プロジェクトを選択して請求先アカウントを関連付けると、Speech-to-Text API を有効にできます。ページの上部にある [プロダクトとリソースを検索] バーに「speech」と入力します。結果のリストから Cloud Speech-to-Text API を選択します。

  5. プロジェクトに関連付けずに Speech-to-Text を試すには、[この API を試す] オプションを選択します。プロジェクトで Speech-to-Text API を有効にするには、[有効にする] をクリックします。

  6. (省略可)データロギングを有効にします。データロギングを有効にすると、Speech-to-Text に送信された音声データの記録を Google に許可したことになります。記録したデータは、Speech-to-Text モデルを改善するために使用されます。データロギングを有効にした場合の料金は割安に設定されています。詳しくは、料金ページとデータロギングの利用規約をご覧ください。

省略可: Cloud Storage バケットを作成する

60 秒を超える音声または 10 MB を超えるファイルの音声を文字変換するには、Speech-to-Text で文字変換を行う前に音声を Cloud Storage バケットに保存する必要があります。以下では、新しいバケットを作成する手順について説明します。

  • Google Cloud コンソールで、Cloud Storage の [バケット] ページに移動します。

    [バケット] ページに移動

  • [バケットを作成] をクリックします。
  • [バケットの作成] ページでユーザーのバケット情報を入力します。次のステップに進むには、[続行] をクリックします。
    • [バケット名] に、一意のバケット名を入力します。バケットの名前空間は世界中の誰でも閲覧可能なため、機密情報をバケット名に含めないようにしてください。
    • [データの保存場所の選択] で、次の操作を行います。
      • [ロケーション タイプ] オプションを選択します。
      • [ロケーション] オプションを選択します。
    • [データのデフォルトのストレージ クラスを選択する] で、ストレージ クラスを選択します。
    • [オブジェクトへのアクセスを制御する方法を選択する] で [アクセス制御] オプションを選択します。
    • [詳細設定(省略可)] には、暗号化メソッド保持ポリシー、またはバケットラベルを指定します。
  • [作成] をクリックします。
  • Speech-to-Text API を無効にする

    Speech-to-Text API が不要になった場合は、次の手順を行います。

    1. Google Cloud ダッシュボードに移動し、[API] ボックスの [API の概要に移動] リンクをクリックします。
    2. [Cloud Speech-to-Text API] を選択します。
    3. Cloud Speech-to-Text API ページの上部にある [API を無効にする] ボタンをクリックします。

    次のステップ

    クライアント ライブラリgcloudコマンドライン、または Speech-to-Text の UI を使用して、Speech-to-Text API に音声文字変換リクエストを送信する方法を学習する。