DevOps は、ソフトウェア デリバリーの速度とサービスの信頼性の向上、ソフトウェアの関係者間の共有オーナーシップの構築を目的とする、組織的で文化的な取り組みです。以下 DevOps について詳しくご紹介していきます。
利点
デプロイを高速化
パフォーマンスの高いチームは、パフォーマンスの低いチームと比較して、デプロイ頻度が 973 倍と多く、6,750 倍のリードタイム短縮を可能にしています。
ソフトウェアの安定性の向上
パフォーマンスが向上しても速度と安定性は維持されます。 パフォーマンスの高いチームは、インシデントからの復帰速度が 6,570 倍に達し、変更の失敗率が 3 分の 1 になっています。
最初から組み込まれたセキュリティ
パフォーマンスの高いチームはパフォーマンスの低いチームよりもセキュリティ問題の修正に要する時間を半分に抑えています。
出典: 2017 年、2019 年、2021 年の State of DevOps レポート
主な機能
次の動画でソフトウェア デリバリーの速度、安定性、可用性、安全性を向上させる方法を学びましょう。
Google Cloud の DevOps Research and Assessment(DORA)チームは、約 10 年にわたり 36,000 人以上の専門家からのインサイトを収集してきました。この調査により、ソフトウェア デリバリーと組織のパフォーマンスを向上させる技術、プロセス、文化に関する能力が検証されました。 DORA の研究プログラムから、こうした能力の説明とそれを実装する方法、さらに一般的な課題を克服する方法に関する記事をご覧になれます。
DORA の研究レポートでは、パフォーマンスを向上させるプラクティスと能力、および業界がどのように進化しているかを詳しく把握できます。2023 年のレポートとそれより前の年のレポートをご覧ください。ROI ホワイトペーパーで DevOps 変革の価値を予測する方法をご覧ください。
クイック チェックを使用することで、チームのソフトウェア デリバリーのパフォーマンスを測定し、業界の他社と比較できます。
DORA の研究から、ソフトウェア デリバリーのパフォーマンスを示す 4 つの主要な指標が確立されました。Four Keys オープンソース プロジェクトを活用すると、この DevOps 重要業績評価データを GitHub または GitLab リポジトリから収集し表示できます。ソフトウェア デリバリーのパフォーマンスを測定し、推移を追跡することが可能です。
準備ができたらお問い合わせ
ソフトウェア デリバリーのスキルアップに向けて、まず、簡単なチェックを行い、Google の研究プログラムについて学びましょう。
ドキュメント
Cloud Build を使用して Docker イメージを構築し、そのイメージを Container Registry に push します。
すべてのビルド アーティファクトと依存関係に対応するユニバーサル パッケージ管理システムである Artifact Registry について学習します。Docker クイックスタートで、実際の機能をご覧ください。
Cloud Monitoring で、クラウドで実行されるアプリケーションのパフォーマンス、可用性、全体的な動作状況をご確認ください。
Google Kubernetes Engine 上の Jenkins では、継続的インテグレーション、継続的デリバリー、自動デプロイによってソフトウェア デリバリーのパフォーマンスを改善できます。
サービスレベル目標(SLO)は、チームが信頼性の目標レベルを定義する際に役立ちます。SLO があることにより、ビジネス上の意思決定のためのモニタリングとテストの安全な実施が可能になります。
Google Cloud Deploy と Google Kubernetes Engine を使用して、継続的デリバリー パイプラインを構築します。これにより、変更承認、自動デプロイ、自動ロールバックが可能になります。
長期分析向けに BigQuery へ指標をエクスポートすると、モニタリングとオブザーバビリティが改善され、ビジネス上の意思決定に役立つモニタリングとデータの可視化が可能になります。
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