ジェネレーティブ AI によるセキュリティ強化
最新の脅威をコンテキストに基づいて実行可能な形で可視化される世界、セキュリティ構成が自動で作成、管理される世界、そして専門家でなくても自信を持ってサイバー脅威の検出、調査、対応できる世界を想像してみてください。
Google Cloud は、ジェネレーティブ AI でこの世界を構築しています。
Google Cloud Security AI Workbench のご紹介
Google Cloud の Vertex AI インフラストラクチャを基盤とし、Google と Mandiant の脅威ランドスケープを活用した Security AI Workbench により、Google Cloud のセキュリティ エコシステムとプロダクト ポートフォリオを強化することで、防御側はこれまで以上に自然でクリエイティブかつ効果的な方法で組織の安全を維持できます。
- Google と Mandiant の脅威インテリジェンスを活用した、特別なセキュリティ大規模言語モデル（LLM）Sec-PaLM 2 を搭載。
- お客様とパートナーが、データを制御、分離しながら、プラットフォーム上に構築することを可能とする広範なプラグイン アーキテクチャ。
- エンタープライズ グレードのデータ セキュリティとコンプライアンスのサポート。
脅威の検出、封じ込め、および拡散の防止を支援する
AI の進歩により、世界水準の脅威インテリジェンスをポイントインタイム インシデント分析と新しい AI ベースの検出と分析と組み合わせて、初期感染を識別して封じ込め、拡大を防止できます。
VirusTotal などのプロダクトにより、AI を使用して、悪意のある可能性のあるスクリプトの動作を分析し、説明できます。 Mandiant Breach Analytics for Chronicle は、ジェネレーティブ AI を使用して、Mandiant からの最新の脅威インテリジェンスに基づいて、環境内の脅威をコンテキスト化して要約します。
労苦と手作業を減らす
ジェネレーティブ AI を使用すると、サイバーセキュリティ担当者を悩ませる反復作業の多くを削減できます。複数の環境の管理、セキュリティ設計と機能の生成、セキュリティ管理の生成にかかる労苦の削減に役立つインテリジェンスを追加しています。
Assured OSS は継続的なオープンソース ソフトウェア（OSS）の脆弱性を管理し、LLM を使用してプログラム内のより多くのパッケージをカバーします。Mandiant Threat Intelligence AI は、専有ソースや公開ソースにまたがる脅威データの要約、評価、優先順位付けに役立つ AI を活用した機能を提供します。
エキスパートと非エキスパートの両方のセキュリティを簡素化する
Google のジェネレーティブ AI によって、スキルレベルを問わず、実務家の「実際の」セキュリティ対処方法が大きく変わることが期待されます。AI 支援機能は、複雑な脅威の要約、リスクの評価、自然言語による検索と調査を可能にすることで、有効性の新時代を切り拓きます。
Chronicle AI を使用すると、セキュリティ イベントを検索し、結果と会話形式でやり取りし、フォローアップの質問を行い、検出を迅速に生成することができます。
Security Command Center の AI は、複雑な攻撃グラフを、攻撃の影響を説明する書式なしのテキストに変換します。これには、影響を受ける資産や推奨される緩和策が含まれます。
責任ある AI で業界をリードする
Google は責任ある AI に取り組んでいます。Google Cloud の Vertex AI インフラストラクチャ上に構築されているため、お客様は、データの分離、データ保護、コンプライアンスのサポートなど、エンタープライズ グレードの機能でデータを制御できます。
よくある質問
Security AI Workbench の機能はいつ利用できるようになりますか？
VirusTotal Code Insight は、現在、プレビューでの利用が可能で、Security AI Workbench をお客様にご使用いただける初の導入事例となります。その他のサービスについては、今後数か月間で信頼できるテスターに対して展開していく予定で、今年の夏には広くプレビュー版で提供していきます。
Security AI Workbench に使用している LLM は何ですか？
Security AI は、専用のセキュリティ LLM、Sec-PaLM 2 を使用します。セキュリティ モデルは PaLM でトレーニングされており、セキュリティのユースケースに合わせて微調整されています。これには、Google の脅威の状況に対する可視性や、脆弱性、マルウェア、脅威のインジケーター、脅威アクターの行動プロファイルに関する Mandiant の最前線のインテリジェンスなど、Google のセキュリティ インテリジェンスが組み込まれています。
Google Cloud Security AI Workbench のデータの取り扱いはどのようになっていますか？モデルのトレーニングに顧客データを使用する予定はありますか？また、プライバシーはどのように考えていますか？
Security AI Workbench により、お客様は推論時に個人データをプラットフォームで使用できます。その際、Google はお客様に対して、データ プライバシーのコミットメントを尊重します。この機能により、お客様は自身のデータを確実に管理できます。Security AI Workbench は Google Cloud の Vertex AI インフラストラクチャ上に構築されているため、お客様は強力なデータ分離、データ保護、コンプライアンス サポートなどのビジネス仕様の機能を活用できます。