Gemini Enterprise に関するよくある質問

ご利用にあたって

Gemini Enterprise は、あらゆる従業員がすべてのワークフローで最先端の Google AI を利用できる高度なエージェント プラットフォームです。Gemini Enterprise を使用すると、チームは単一の安全な環境で AI エージェントを発見、作成、共有、実行できます。

Gemini Enterprise を使用すると、あらゆる組織のすべての個人が、単調なタスクから影響力の大きい仕事に移行できるため、チームの生産性が向上し、創造性が育まれ、ビジネス成果が改善されます。

直感的なチャット インターフェースを通じて Google の強力な AI モデルにアクセスしたり、Google や多彩なパートナー エコシステムが提供する、すぐに使えるエージェントをデプロイしたりできるほか、強力なノーコード ワークベンチを使用して独自のエージェントをカスタマイズすることもできます。また、これらにおいて、すべてのエージェントに対するセキュリティ、プライバシー、ガバナンスを維持できます。

Gemini Enterprise は、さまざまなビジネス分野や組織に属するあらゆるチームにメリットをもたらすように設計されています。営業、マーケティング、財務、人事、IT / エンジニアリングなどの部門の知識労働者や、倉庫管理者や小売店員などの現場担当者が、より迅速に分析情報を得て、日常業務を自動化できるようになります。

Gemini Enterprise には、組織の固有のニーズに合わせて設計された複数のエディションがあります。

Gemini Business エディションは、小規模ビジネスやスタートアップ、または大企業や中規模企業の個別部門に最適です。メールアドレスをお持ちの方ならどなたでも、IT のセットアップなしで Gemini Business を使い始めることができます。

Gemini Enterprise Standard エディションと Plus エディションは、大企業や大規模組織向けに特別に設計されており、組織固有のビジネス上の課題に対応するほか、より厳格なエンタープライズ セキュリティおよびコンプライアンス要件の達成を支援します。また、大企業で働く現場担当者の独自のニーズに対応する Gemini Enterprise Frontline Edition もご利用いただけます(Gemini Enterprise Standard および Plus のお客様は、Frontline Edition をアドオンとして購入できます)。

Gemini Enterprise Starter エディションは、Gemini Business の最初の 30 日間の無料トライアルの後、オプションとして無料で使用できます。Gemini Enterprise Starter Edition のみ、サービス改善とトレーニングのためにお客様のデータを使用します。詳しくは、「データの所有者は誰ですか?Google はモデルのトレーニングに私のデータを使用しますか?」をご覧ください。

政府機関や教育機関のお客様には、業界固有のニーズに対応する Gemini for Government などの専用サービスを提供しています。詳細については、Google Cloud の営業担当者にお問い合わせください。

Gemini のウェブアプリとモバイルアプリは一般ユーザーを対象にしています。Gemini Enterprise は、企業や組織向けのエージェント プラットフォームであり、従業員のワークフローを加速および自動化するために特別に開発されたものです。組織全体のアプリケーションやデータストアと連携し、チームの多様なニーズ、組織のデータサイロ、企業のセキュリティ、プライバシー、コンプライアンス要件といった企業の一般的な課題に対処する機能を備えています。

有効なメールアドレスをお持ちの方であれば、30 日間の無料トライアルに登録して、Gemini Business をオンラインで購入できます。Gemini Enterprise Standard、Plus、Frontline エディションの購入について詳しくは、Google Cloud の営業担当者にお問い合わせください。

はい。月単位または年単位のサブスクリプションで、最大 5,000 個のライセンスを購入できます。月単位、年単位のどちらもサブスクリプションの自動更新が設定できます。

5,000 個を超えるライセンスが必要な場合は、Google Cloud の営業担当者にお問い合わせください。

Google Agentspace は Gemini Enterprise の一部となりました。Gemini Enterprise プラットフォームの中核機能は、Agentspace の基盤である会話型 AI およびエージェントの作成 / オーケストレーション技術によって支えられています。これに加えて、Google DeepMind の最先端の AI モデル、Google が構築したエージェント、社内のデータ全体に接続して分析情報を検索、分析、統合する機能を組み合わせることで、単一の安全なエージェント プラットフォームを通じて、あらゆる従業員があらゆるワークフローで Google AI の優れた機能を活用できるようになります。

現在 Agentspace をご利用のお客様は、一般提供されている機能、料金、利用資格、サポートレベルに変更はなく、引き続きご利用いただけます。Agentspace のお客様で、Gemini Enterprise へのアップグレードをご希望される場合は、Google Cloud の営業担当者にお問い合わせください。

Gemini Enterprise は、Google Cloud が提供する高度なエージェント プラットフォームであり、安全なエンタープライズ グレードのソリューション開発における Google の深い専門知識に基づいてゼロから設計されたものです。業界をリードする Gemini モデルにアクセスできるだけでなく、Google 品質の検索機能をお客様のデータと連携し、完全なコンテキストを取得できます。これにより、情報を簡単に検索、分析、要約し、高品質と容易さを兼ね備えたプロセス全体の自動化を実現できます。

Gemini Enterprise には、Deep Research や NotebookLM などの複雑なワークフロー向けの専用エージェントからなる「タスクフォース」が標準装備されており、デプロイ直後から即座に価値を提供できます。さらに、強力なノーコード ワークベンチにより、あらゆる従業員が独自のカスタム エージェントを構築および共有できるほか、信頼できるセキュリティとガバナンスを基盤にして、組織の業務を加速し、仕事の進め方を根本的に変革する包括的なソリューションを提供できます。

エージェントとコネクタ

Gemini Enterprise には、Google が作成したビルド済みエージェントが用意されています。

  • Deep Research エージェント: 従業員に代わって複雑なトピックを調査し、社内外の情報源から情報を統合して、包括的で読みやすいレポートを単一のプロンプトで作成します。
  • NotebookLM Enterprise*: 従業員が情報を統合し、分析情報を導き出し、データと関わる新しい方法を提供します。これは、何百万人もの NotebookLM ユーザーに愛されているエクスペリエンスと同じであり、業務での使用に必要なセキュリティとプライバシー機能が強化されています。
  • Gemini Code Assist Standard*: は、アプリケーションの構築、実行、管理においてソフトウェア開発ライフサイクル全体で開発チームを支援する、AI コーディング エージェントです。
  • Data Insights Agent(プレビュー版)*: 自然言語でデータソースに「話しかける」ことで、データ分析情報に簡単にアクセスできます。これにより、データ アナリストはより価値の高いタスクに取り組むことができ、すべての従業員が十分な情報に基づいてビジネス上の意思決定を行えるようになります。

*Gemini Enterprise Standard エディションと Plus エディションでのみご利用いただけます。

エージェントについて詳しくは、こちらをクリックしてください。

はい。Gemini Enterprise Standard と Plus のお客様は、次の 2 つの方法で独自のエージェントを導入できます。

  • お客様やお客様の会社のデベロッパーが Agent Development Kit(ADK)を使用してエージェントを作成する場合、Gemini Enterprise に直接公開できます。
  • 外部プラットフォームでエージェントを実行している場合は、エージェント間(A2A)プロトコルを使用して Gemini Enterprise に統合できます。

Gemini Enterprise は、組織の既存のデータソースと統合するためのさまざまなコネクタを提供します。よく使われるコネクタには次のものがあります。

  • Google Workspace: ドライブ、カレンダー、Gmail、グループをリアルタイムで同期
  • Microsoft: OneDrive、Outlook、SharePoint、Entra ID
  • ServiceNow
  • Jira
  • Confluence

利用可能なすべてのコネクタを見る

セキュリティとコンプライアンス

Gemini Enterprise Standard、Plus、Business エディションは、安全性を重視して設計された Google のインフラストラクチャ上に構築されているため、組織全体に AI エージェントを安心してデプロイできます。

  • データを所有するのはお客様であり、Google ではありません
  • プロンプト、出力、トレーニングなどのデータが、Google のモデルや他のお客様のモデルのトレーニングに使用されることはありません
  • Google が第三者にお客様のデータを販売することはありません
  • Google がお客様のデータを広告に使用することはありません
  • Gemini Business の最初の 30 日間無料トライアル終了後にご利用いただける無料の Gemini Enterprise Starter Edition においてのみ、プロダクトの改善と Google の機械学習技術のトレーニングにお客様のデータが使用されます。この設定はいつでもオプトアウトできます。

Gemini Enterprise Standard および Plus エディションは、記録の保持、アクセシビリティ、完全性の維持など、クラウド コンプライアンスに関する厳格な要件を満たしています。

  • データ所在地: 選択したリージョンにデータが留まることを保証します。
  • Google Cloud 監査ロギング: 会社の業務に関して変更できない電子ログを保存し、セキュリティ、監査、コンプライアンスの各エンティティが脆弱性や外部データの不正使用の可能性をモニタリングできるようにする
  • 顧客管理の暗号鍵(CMEK): Cloud Key Management Service を介してお客様が管理する鍵で Agentspace のデータを暗号化し、保護レベル、ロケーション、ローテーション スケジュール、使用とアクセスの権限、暗号境界を組織が制御できるようにします。
  • VPC セキュリティ管理: 組織のネットワーク外の信頼できない場所からのアクセスをブロックし、データ漏洩のリスクを軽減します。
  • FedRampHIPAA などの業界標準コンプライアンス

Gemini Enterprise でサポートされているコンプライアンス認証とセキュリティ管理の詳細については、こちらをご覧ください。

Gemini Enterprise Standard および Plus エディションでは、接続されたエンタープライズ システムでのユーザー認証およびデータアクセス制御を可能とするために、さまざまな ID プロバイダをサポートしています。アプリケーションへのユーザー アクセスとコネクタからデータへのアクセスの両方を検証し、承認されたユーザーのみが Gemini Enterprise のコンテンツにアクセスできることを保証します。

Gemini Enterprise は、さまざまなレベルで ID とアクセス制御を適用します。

  • Cloud Identity and Access Management を使用して、プロビジョニングされた管理者とユーザーへのアクセスに制限する
  • コネクタからインデックス登録するコンテンツを選択可能、データのインデックス登録に必要な最小限の権限を使用可能
  • Google とサードパーティの ID システムおよびユーザー グループをサポートし、Gemini Enterprise のユーザーを認証する
  • 検索、アシスタント、エージェントによる情報漏洩を防ぐためにドキュメント レベルのアクセス制御を適用する


Gemini Enterprise のすべてのエディションには、AI のプロンプトと回答に対する組み込みのガードレールである Model Armor が含まれています。Model Armor は、プロンプト インジェクション、ジェイルブレイク、機密データの検出など、悪意のある安全でないインタラクションをプロアクティブにスクリーニングします。

Google Cloud
  • Google Cloud プロダクト
  • 100 種類を超えるプロダクトをご用意しています。新規のお客様には、ワークロードの実行、テスト、デプロイができる無料クレジット $300 分を差し上げます。また、すべてのお客様に 25 以上のプロダクトを無料でご利用いただけます(毎月の使用量上限があります)。