顧客管理の暗号鍵を使用する

Cloud Deploy は、依存関係にあるサービスとともに、ユーザーデータの保管と転送に使用する独自の暗号鍵を管理できます。

Cloud Deploy のデータ

Cloud Deploy では、リソースデータを暗号化して保存します。このストレージにユーザーデータは含まれません。

Cloud Deploy 依存のサービスでは、顧客管理の暗号鍵を使用できます。以降の各セクションでは、依存するサービスごとのベスト プラクティスについて説明します。

Cloud Build

レンダリングとデプロイのオペレーションは、CMEK 準拠の Cloud Build を介して実行されます。CMEK に準拠するように Cloud Build を構成する方法については、Cloud Build のドキュメントをご覧ください。

レンダリング ソースとレンダリングされたマニフェストは、Cloud Storage バケットに保存されます。Cloud Build は Cloud Logging を使用してログを保存します。Cloud Deploy では Cloud Deploy で使用する Cloud Storage ロギングを明示的にオフにします。

Cloud Storage

Cloud Deploy で CMEK を使用するには、カスタム Cloud Storage バケットを使用し、CMEK 用にこれらのバケットを構成する必要があります。

Cloud Deploy で使用する CMEK 管理のカスタム Cloud Storage バケットを指定するには:

  • gcloud deploy releases create コマンドに --gcs-source-staging-dir フラグを含めます。

    このフラグは、レンダリングするソースファイルを保存する Cloud Storage バケットを特定します。

  • Cloud Deploy 実行環境の保存場所の変更をします。

    この設定は、レンダリングされたマニフェストを保存する Cloud Storage バケットを特定します。

Pub/Sub トピック

Cloud Deploy は、Pub/Sub を使用してトピックに通知を公開しますこれらのトピックは、顧客管理の暗号鍵を使用するように構成できます。

ロギング

Cloud Deploy とその依存サービスは、Google Cloud Observability の一部である Cloud Logging にログを公開します。

CMEK の Logging を構成できます。