Compute Engine を使用すると、Google のインフラストラクチャでホストされる仮想マシン(VM)インスタンスをリアルタイム ビッダーの入札ロジックに使用できます。このサービスは、Google アド マネージャーの入札ロジックをホストするのに最適ですが、他のエクスチェンジのビッダーをホストする際にも使用できます。
この機能により、現在、物理インフラストラクチャ上で入札ロジックをホストしているユーザーは、Google が提供する仮想マシン上で、同じロジックを Google Cloud でもホストできるようになります。Compute Engine を使用して入札ロジックをホストすると、次のような数多くのメリットがあります。
一般に、Google アド マネージャーのユーザーは Computer Engine を使用すると、入札の計算処理時にレイテンシの大幅な短縮を実感できます。ユーザーは入札する場所に応じて、対応するリージョンに仮想マシン インスタンスを作成する必要があります。
目的の入札場所 インスタンスをホストする Compute Engine リージョン 北アメリカ(西海岸) us-west1
北アメリカ(中部) us-central1
北アメリカ(東海岸) us-east4, us-east1
ヨーロッパ europe-west1
アジア太平洋 asia-east1
東京(日本) asia-northeast1
Compute Engine を使用すると、入札ロジックの向上に使用できる他の Google Cloud サービスの近くに入札ロジックを配置できます。
次のような Compute Engine のすべての標準機能を利用できます。
- すばやく起動できるカスタマイズ可能な仮想マシン インスタンスによって、一貫して高いパフォーマンスを実現できる。
- さまざまな Linux や Windows OS イメージから選択できる。
- ワークロードやアプリケーションの価格、パフォーマンス、耐久性の各要件に最適なブロック ストレージ オプションを選択できる。
- 簡単に構成できるファイアウォールを通して、仮想マシン インスタンスをインターネットに安全に公開できる。
- シンプルな REST API、堅牢なコマンドライン ツール、シンプルかつ強力なウェブベースの Google Cloud コンソールを使用して、インスタンスやインフラストラクチャを管理する。
登録
Google アド マネージャー用 Compute Engine に申し込むための前提条件は次のとおりです。
- Compute Engine を有効化してある
- Google アド マネージャー アカウントを登録してある(Google アド マネージャーを使用する場合)
Google アド マネージャーのユーザーは Computer Engine を使用すると、Google アド マネージャーの(前述の)入札場所に入札する際に、レイテンシの短縮を実感できます。Google アド マネージャー用の Compute Engine を有効にするための追加の手順はありません。
料金
標準の Compute Engine 料金が適用されます。
使ってみる
Compute Engine と Google アド マネージャーのアカウントを取得したら、次の方法でサービスの使用を開始できます。
- Compute Engine スタートガイドのいずれかに沿って使用を開始する。
- 永続ディスク、イメージ、ロード バランシングなどの機能について調べる。
- API リファレンスを確認する。
- 一般的なリアルタイム ビッダー アーキテクチャを理解する。
- Google Cloud のリアルタイム ビッダー ソリューションのサンプルを確認する。
Google は、独自の入札ロジックを作成するために使用できるオープンソースのリアルタイム ビッダー インフラストラクチャ ソフトウェアも提供しています。詳しくは、Open Bidder をご覧ください。