RESERVATION_CHANGES ビュー

INFORMATION_SCHEMA.RESERVATION_CHANGES ビューには、管理プロジェクト内の予約に対するすべての変更点の一覧が含まれます。各行は 1 つの予約に対する変更を表します。詳細については、予約の概要をご覧ください。

必要な権限

INFORMATION_SCHEMA.RESERVATION_CHANGES ビューに対してクエリを実行するには、bigquery.reservations.list Identity and Access Management(IAM)権限が必要です。次に示す各 IAM の事前定義ロールには、必要な権限が含まれています。

  • roles/bigquery.resourceAdmin
  • roles/bigquery.resourceEditor
  • roles/bigquery.resourceViewer
  • roles/bigquery.user
  • roles/bigquery.admin

BigQuery の権限の詳細については、IAM でのアクセス制御をご覧ください。

スキーマ

INFORMATION_SCHEMA.RESERVATION_CHANGES ビューのスキーマは次のとおりです。

列名 データ型
change_timestamp TIMESTAMP 変更が発生した時刻。
project_id STRING 管理プロジェクトの ID。
project_number INTEGER 管理プロジェクトの番号。
reservation_name STRING ユーザー指定の予約名。
ignore_idle_slots BOOL false の場合、この予約を使用するクエリで、他の容量コミットメントの未使用のアイドル スロットを使用できます。
action STRING 予約で発生したイベントの種類。CREATEUPDATE、または DELETE のいずれかです。
slot_capacity INTEGER 予約のベースライン。
user_email STRING 変更を行ったユーザーまたは Workforce Identity 連携のサブジェクトのメールアドレス。Google による変更の場合は google。メールアドレスが不明な場合は NULL
target_job_concurrency INTEGER 同時に実行できるクエリのターゲット数。使用可能なリソースによって制限されます。ゼロの場合、この値は使用可能なリソースに基づいて自動的に計算されます。
autoscale STRUCT

予約の自動スケーリング容量に関する情報。次のようなフィールドが含まれます。

  • current_slots: 自動スケーリングによって予約に追加されるスロットの数。
  • max_slots: 自動スケーリングによって予約に追加できるスロットの最大数。
edition STRING この予約に関連付けられているエディション。エディションの詳細については、BigQuery エディションの概要をご覧ください。

データの保持

このビューには、現在の予約と削除された予約が表示されます。削除された予約は、最大で 41 日間保持され、その後ビューから削除されます。

スコープと構文

このビューに対するクエリでは、リージョン修飾子を指定する必要があります。リージョン修飾子を指定しない場合、メタデータはすべてのリージョンで取得されます。次の表で、このビューのリージョン スコープを説明します。

ビュー名 リソース スコープ リージョン スコープ
[PROJECT_ID.]`region-REGION`.INFORMATION_SCHEMA.RESERVATION_CHANGES[_BY_PROJECT] プロジェクト レベル REGION
次のように置き換えます。

  • 省略可: PROJECT_ID: Google Cloud プロジェクトの ID。指定しない場合は、デフォルトのプロジェクトが使用されます。
  • REGION: 任意のデータセット リージョン名。例: region-us

次の例では、特定の予約の変更履歴を取得します。この情報を使用すると、予約の作成や削除など、特定の予約に対する変更点を確認できます。

SELECT
  *
FROM
  `reservation-admin-project.region-us`.
  INFORMATION_SCHEMA.RESERVATION_CHANGES
WHERE
  reservation_name = "my-reservation"
ORDER BY
  change_timestamp DESC;