Python パッケージの問題のトラブルシューティング

Artifact Registry で Python パッケージを管理する際に問題が発生した場合に役立つトラブルシューティング手順について説明します。

すべてのアーティファクト形式に該当する問題については、一般的なトラブルシューティングをご覧ください。

パッケージのアップロードとダウンロードに関する問題

pip や Twine などのツールは HTTP エラーコードを返します。発生する可能性のあるエラーコードを次に示します。

  • 403 - 認証に関する問題。オペレーションを実行する権限がないことが原因の可能性があります。
  • 404 - パッケージが見つかりません。パスとパッケージ名が正しいことを確認します。パッケージをダウンロードする場合は、リポジトリの内容を一覧表示して、パッケージがリポジトリにあることを確認します

詳細なメッセージのためにフラグを指定してコマンドを再実行する場合は、エラーに関する詳細情報を取得できます。

pip

--verbose または -v フラグを指定して、コマンドを使用します。pip 21.2 以降では、追加の出力のためにこのフラグを最大 3 回まで使用できます。たとえば、デバッグの次のレベルの詳細を取得するには、--verbose --verbose または -vv を使用します。次に例を示します。

pip install -vv --index-url https://us-east1-python.pkg.dev/my-project/my-repo/simple/ my-package
Twine

--verbose フラグを指定してコマンドを実行します。次に例を示します。

twine upload --repository-url https://us-east1-python.pkg.dev/my-project/my-repo/ --verbose dist/*