概要
候補を提案するために、Agent Assist はドキュメントまたは会話の文字起こしのどちらかの形式のデータを使用します。Agent Assist を使用する前に、データをアップロードする必要があります。このページの下部にあるリンク付きのチュートリアルでは、Agent Assist コンソールを使用してデータをアップロードするために必要な手順について説明しています。コンソールを使用して、Agent Assist 機能を構成し、その機能をテストできます。
データ型
Agent Assist は、2 種類のデータを使用して人間のエージェントに提案を行います。会話の文字起こしのコレクションである会話データセットと、ナレッジ ドキュメント(記事またはよくある質問のドキュメント)のコレクションであるナレッジベースです。Agent Assist 機能は、会話をリアルタイムで分析し、会話データセットまたはナレッジベースに基づいて人間のエージェントに提案を行います。
スマート リプライは、エージェントがエンドユーザーと会話する際に、エージェントにテキスト レスポンスを提案します。このような提案は、会話データセットでトレーニングされたモデルによって表示されます。各会話データセットは独自の会話文字起こしデータで構成されるため、各モデルは当然のことながらカスタマイズされたものになります。
よくある質問のアシスト機能と記事の候補機能は、推奨をするために会話データセットではなくナレッジベースを利用しています。記事の候補表示では、会話中にエージェントに対してナレッジ ドキュメント(記事など)が提示されます。よくある質問のアシストは、記事全体ではなく、よくある質問のペア(FAQ 質問とそれに関連する回答)に基づいて提案を行います。これらの機能を使用するためにカスタムモデルをトレーニングする必要はありません。Agent Assist は、デフォルトのベースライン候補モデルを使用して、ナレッジベースから提案を行います。記事の候補のカスタム候補モデルをトレーニングするために独自の会話データをアップロードする必要がある場合は、Google 担当者にご連絡ください。よくある質問のアシストではカスタム候補モデルを使用できません。