このページでは、Cloud SQL インスタンスでタグの適用、解除、一覧表示を行う方法について説明します。Cloud SQL のタグの概要については、Google Cloud タグを使用したアクセス制御をご覧ください。
始める前に
タグは Resource Manager で管理します。Cloud SQL インスタンスのタグを表示または設定するには、次の Cloud SQL IAM 権限が必要です。
cloudsql.instances.createTagBinding
cloudsql.instances.deleteTagBinding
cloudsql.instances.listTagBindings
これらの権限は、cloudsql.admin
IAM ロールによって継承されます。
Cloud SQL インスタンスにタグを適用する
Resource Manager でタグを作成して定義したら、そのタグを Cloud SQL インスタンスに直接適用できます。
例:
- タグの値は
815471563813/environment/development
です。815471563813
は組織 ID です。environment
はタグキーです。development
はタグ値です。
- プロジェクト名は
my-project
です。 - インスタンス名は
my-instance
です。 - インスタンスは
us-central1
にあります。
次の gcloud resource-manager tags bindings create
コマンドは、リソース(この場合は my-instance
)にタグを適用します。
gcloud resource-manager tags bindings create \
--tag-value=815471563813/environment/development \
--parent=//sqladmin.googleapis.com/projects/my-project/instances/my-instance \
--location=us-central1
Cloud SQL インスタンスからタグの適用を解除する
次の gcloud resource-manager tags bindings delete
コマンドは、my-instance
からタグの適用を解除します。
gcloud resource-manager tags bindings delete \
--tag-value=815471563813/environment/development \
--parent=//sqladmin.googleapis.com/projects/my-project/instances/my-instance \
--location=us-central1
Cloud SQL インスタンスでタグを一覧取得する
gcloud resource-manager tags bindings list
コマンドは、my-instance
に直接適用されているタグ(my-instance
が継承しているタグを除く)のリストを表示します。
gcloud resource-manager tags bindings list \
--parent=//sqladmin.googleapis.com/projects/my-project/instances/my-instance \
--location=us-central1
次のステップ
- Google Cloud タグを使用したアクセス制御で Cloud SQL のタグの概要を確認する。
- リソースへのタグの適用で詳しい手順を確認する。
- IAM の条件について学習する。
- Cloud SQL で IAM の条件を使用する方法を学習する。