Cross-Cloud Interconnect を使用すると、Google Cloud ネットワークと Microsoft Azure ネットワークの間に専用の物理接続を確立できます。
この物理接続は、ユーザーの代わりに Google がプロビジョニングします。ただし、設定プロセスの一環として、いくつかのタスクを完了する必要があります。一部のタスクは、Google が接続をプロビジョニングする前に完了し、他のタスクはプロビジョニング後に行います。
次のタスクを行います。
- ロケーションを選択する
プライマリおよび冗長な Cross-Cloud Interconnect ポートと Azure ポートのロケーションを特定します。ロケーション名をメモしておきます。注文と構成のプロセスを完了するには、この情報が必要です。
- Cross-Cloud Interconnect 接続を注文する
2 つの Cross-Cloud Interconnect 接続（プライマリ接続と冗長接続）を注文します。これに応じて、Google はユーザーが指定した施設に 2 つのポートを予約します。ポートごとに、次のステップ（Azure ポートの注文）に関連する手順が記載された確認メールが届きます。
- Azure ポートを注文する
Azure ポートを注文し、対応する委任状（LOA）をダウンロードします。この書類には、お客様のポートの使用権が記載されています。Google から届いた確認メールの手順に沿って、この LOA を Google に送信します。Google が LOA を受け取ると、接続を確立するプロセスが開始します。
- Google Cloud リソースを構成する
Google Cloud で必要な構成を行います。まず、Virtual Private Cloud（VPC）ネットワークに冗長な VLAN アタッチメントのセットを作成します。各 VLAN アタッチメントは、VPC ネットワーク内のリージョンと Azure リソースとの間の論理接続を表します。次に、VLAN アタッチメントごとに、Cloud Router を使用して Border Gateway Protocol（BGP）ピアリング セッションを構成します。
- Azure リソースを構成する
Azure リソースを構成します。この手順には、ExpressRoute 回線の作成、プライベート ピアリングの作成などのタスクが含まれます。
- 接続を確認する
推奨手順に沿って、ネットワークが接続されていることを確認します。
Cross-Cloud Interconnect を使用して、他のクラウド サービス プロバイダに接続することもできます。詳細については、Cross-Cloud Interconnect の概要のサポートされているクラウド プロバイダをご覧ください。