Google Cloud でアプリケーションに API 管理を追加した後に API 管理機能が不要になった場合は、Cloud Endpoints Frameworks を構成して API の管理を停止できます。
API 管理を削除しても、API の提供は停止されません。API の提供を停止するには、Google Cloud Console の [App Engine の設定] ページでアプリケーションを無効にするか、Google Cloud プロジェクトを削除します。詳しくはアプリケーションを無効にする、およびプロジェクトをシャットダウンするをご覧ください。
API 管理を削除するには:
API プロジェクトの
app.yaml
ファイルのバックアップを作成します。Google Cloud CLI(
gcloud
)が、Google Cloud にある対象のデータとサービスへのアクセスが許可されていることを確認します。gcloud auth login
Google Cloud プロジェクトのプロジェクト ID を表示します。
gcloud projects list
前の手順で表示されたプロジェクト ID のうち、アプリケーションが含まれるプロジェクトの ID をデフォルト Google Cloud プロジェクトに設定します。
gcloud config set project YOUR_PROJECT_ID
app.yaml
ファイルがあるディレクトリに移動して、ファイルを開きます。env_variables
セクションで、ENDPOINTS_SERVICE_NAME
およびENDPOINTS_SERVICE_VERSION
環境変数を含む行を削除します。他に環境変数が定義されていない場合は、env_variables
セクションを削除します。app.yaml
ファイルを保存します。更新された
app.yaml
ファイルを使ってアプリケーションをデプロイします。gcloud app deploy
アプリケーションを再デプロイすると、Endpoints Frameworks は API の管理を停止します。
API 管理の削除の確認
Endpoints Frameworks で API の管理が停止されたことを確認するには:
Google Cloud コンソールで、[Endpoints] > [サービス] ページに移動します。
API のいずれか 1 つのメソッドに対するリクエストの数を書き留めます。
メソッドの [
View logs
] リンクをクリックします。Produced API
ログで、最新のログエントリの日付と時刻を書き留めます。API のそのメソッドにリクエストをいくつか送信します。
Google Cloud コンソールで、[Endpoints] > [サービス] ページに移動します。
メソッドのリクエスト カウンタは更新されません。
メソッドの [
View logs
] リンクをクリックします。Produced API
ログには、送信したリクエストのログエントリは含まれません。
マネージド サービスの削除
Endpoints Frameworks では、Google の Service Management を使用して API を管理します。gcloud endpoints services
deploy
コマンドを使用して OpenAPI ドキュメントをデプロイすると、Service Management を使用したこのコマンドは API 用のマネージド サービスを作成します。[Endpoints] の [サービス] ページのデータや、[ログビューア] ページの [生成された API] ログのデータが不要な場合は、API 用のマネージド サービスを削除することで、Google Cloud コンソールからデータを削除できます。
マネージド サービスを削除するには:
gcloud CLI(
gcloud
)が、Google Cloud にある対象のデータとサービスにアクセスできるよう許可されていることを確認します。gcloud auth login
次のコマンドを入力して、Google Cloud プロジェクトのプロジェクト ID を表示します。
gcloud projects list
前の手順で表示されたプロジェクト ID のうち、アプリケーションが含まれるプロジェクトの ID をデフォルト Google Cloud プロジェクトに設定します。
gcloud config set project [YOUR_PROJECT_ID]
Google Cloud プロジェクト内のすべてのマネージド サービスの名前を取得します。
gcloud endpoints services list
Service Management からサービスを削除します。
SERVICE_NAME
は、削除するサービスの名前に置き換えます。gcloud endpoints services delete SERVICE_NAME
gcloud endpoints services delete
コマンドを実行しても、マネージド サービスはすぐに削除されません。マネージド サービスは 30 日間無効になり、その間に必要に応じてサービスを復元できます。30 日後、マネージド サービスは完全に削除されます。
次のステップ
マネージド サービスを復元するには、マネージド サービスの復元をご覧ください。
このページで使用されている
gcloud
コマンドについては、gcloud
のリファレンス ページをご覧ください。Service Management の詳細については、マネージド サービスの作成と削除をご覧ください。