システム アーティファクトは、管理クラスタの Artifact Registry に存在します。システム アーティファクトに対して行われたすべての変更とオペレーションが監査されます。インフラストラクチャ オペレーター(IO)は、モニタリング インスタンスを介して監査ログを表示します。
始める前に
監査ログの表示に必要な権限を取得するには、セキュリティ管理者に Grafana 閲覧者(grafana-viewer
)ロールの付与を依頼してください。
管理クラスタ内のシステム アーティファクトの監査ログを取得する
管理クラスタ内のシステム アーティファクトの監査ログを取得する手順は次のとおりです。
管理クラスタのモニタリング インスタンスの UI に移動します。
[Explore > audit-logs-loki] をクリックし、監査ログを取得するクエリを作成します。
Loki クエリでアーティファクトを見つける
Loki クエリを作成して、アーティファクトを見つけることができます。
以降のセクションでは、監査ログのクエリの例を示します。
すべてのシステム アーティファクトの監査ログをクエリする
次のクエリを実行して、すべてのシステム アーティファクトの監査ログを返します。
{cluster="ADMIN_CLUSTER",service_name="artifactmanagement"}
ADMIN_CLUSTER は、root-admin
などのターゲット クラスタ名に置き換えます。
次に例を示します。
{cluster="root-admin", service_name="artifactmanagement"}`
特定の Artifact Registry の監査ログをクエリする
次のクエリを実行して、特定の Artifact Registry の監査ログを返します。
{cluster="ADMIN_CLUSTER",service_name="artifactmanagement"} | json resource="resource" | resource=~"^REGISTRY_PREFIX.*"
次のように置き換えます。
- ADMIN_CLUSTER: 管理クラスタ名(
root-admin
など)。 - REGISTRY_PREFIX: ターゲット Artifact Registry 名の接頭辞。
次に例を示します。
{cluster="root-admin",service_name="artifactmanagement"} | json resource="resource" | resource=~"^gpc-system-services.*"
root-admin
クラスタの gpc-system-services
Artifact Registry から監査ログを返すクエリでは、結果の監査ログが同じページにリストとして表示されます。
複数の Artifact Registry レジストリの監査ログをクエリする
次のクエリを実行して、複数の Artifact Registry レジストリの監査ログを返します。
{cluster="ADMIN_CLUSTER",service_name="artifactmanagement"} | json resource="resource" | resource=~"^REGISTRY1_PREFIX.*" or resource=~"^REGISTRY2_PREFIX.*"
次のように置き換えます。
- ADMIN_CLUSTER: ターゲット クラスタの名前(
root-admin
など)。 - REGISTRY1_PREFIX: 最初のターゲット Artifact Registry 名の接頭辞。
- REGISTRY2_PREFIX: 2 番目のターゲット Artifact Registry 名の接頭辞。
次に例を示します。
{cluster="root-admin",service_name="artifactmanagement"} | json resource="resource" | resource=~"^gpc-system.*" or resource=~"^library/.*"