このページでは、Cloud Code の使用を開始する方法について説明します。
スターター テンプレートを使用して Cloud Run で実行される Hello World サービスを設定し、Service を Cloud Run にデプロイして、ライブサービスのリソースのステータスを表示します。
始める前に
Cloud Run を使用するには、GCP プロジェクトを作成して課金を有効にします。
さらに、プロジェクトで Cloud Run のサポートを有効にする必要があります。Console のナビゲーション メニューで、[API とサービス] > [Dashboard] の順にアクセスします。使用可能な API のリストで [Cloud Run API] をクリックし、[API を有効にする] をクリックします。
Cloud Code のインストール
Cloud Code プラグインをインストールするには、以下の手順を行います。
- JetBrains IDE バージョン 2019.3 以降(IntelliJ Ultimate/Community、PyCharm Professional/Community、WebStorm、GoLand など)がまだインストールされていない場合は、インストールします。
- 依存関係をインストールします。
- すべての Cloud Platform で、Docker クライアント(Docker レジストリで認証済み)がマシンの
PATH
にインストールされていることを確認します。(それぞれのフォルダがPATH
内のディレクトリの下に表示されます)。Docker がすでにインストールされているかどうかを確認するには、docker -v
を実行します。 - Cloud Code は、他の必要な依存関係を自動的にインストールします。
- すべての Cloud Platform で、Docker クライアント(Docker レジストリで認証済み)がマシンの
- IntelliJ IDEA(またはサポートされている JetBrains IDE)を開きます。
- プラグイン マーケットプレイス([File] > [Settings] > [Plugins]、または Mac OS X の場合は [IntelliJ IDEA] > [Preferences] > [Plugins])から、「Cloud Code」プラグインを検索してインストールします。このとき、プラグインを有効にするために IDE の再起動を求められることがあります。
サービスの作成
既存のサンプルを使用して新しいサービスを作成するには:
- IDE で [File] > [New Project] の順に開き、[Cloud Code: Cloud Run] を選択します。
- スターター アプリケーションのリストから「Hello World」テンプレートを選択します。
プロジェクトの名前を選択します。
[Finish] をクリックすると、Cloud Code によって選択したテンプレートのクローンが作成され、新しく作成したプロジェクトが開かれて、必要な Cloud Run 実行構成が作成されます。
Java テンプレートの場合、pom.xml を同期するために Maven プロジェクトをインポートするよう求められます。[Add as Maven project] をクリックします。
また、必要な Maven プロジェクトをインポートするには、[Import Changes] をクリックします。
Cloud Run へのサービスのデプロイ
サービスをデプロイするには、次の手順に沿って操作します。
- 上部のタスクバーの [Run/Debug configurations] ダイアログから、自動的に作成された実行構成 [Cloud Run: Deploy] を選択します。
- [
実行] をクリックします。[設定を編集] ウィンドウが表示されます。
- Google Cloud プロジェクト ID を設定します。
- デプロイ プラットフォームのリージョンを選択します。 このクイックスタートでは、デフォルトのプラットフォーム オプションである「Cloud Run(フルマネージド)」を「Deployment Platform」として使用します。
- [実行] をクリックします。
- 出力ウィンドウに表示された URL を使用して、実行中のサービスを表示します。
出力ウィンドウに表示されるログ URL に沿って、サービスのステータス(指標、リビジョンの詳細など)を表示することもできます。
リソースのステータスの表示
実行中のサービス リソースのステータスを表示する方法は次のとおりです。
Cloud Run Explorer に移動します。右側のサイドパネルからアクセスできます。
エクスプローラでサービスまたはリビジョンをクリックすると、そのプロパティが表示されます。
リビジョンを右クリックしてログを表示します。
クリーンアップ
このクイックスタート用にプロジェクトを作成した場合は、不要な請求が発生しないようにするために削除してください。
Cloud Console の [プロジェクト] ページに移動します。
このクイックスタート用に作成したプロジェクトを選択し、横にあるゴミ箱アイコンをクリックして削除します。
プロジェクトがシャットダウンし、プロジェクト削除のスケジュールが決定されます。
既存のプロジェクトを使用していて、このクイックスタート用に作成したリソースを削除する場合は、次の方法で削除できます。
- コンテナ イメージ: サービスが使用されていない場合、Cloud Run の料金は発生しませんが、コンテナ イメージを Container Registry に保存することで課金される場合があります。イメージを削除するには、こちらのガイドに従います。
- Cloud Run サービス: Cloud Run サービスを削除するには、ナビゲーション メニューを使用して Console で Cloud Run に移動します。削除するサービスを選択して、ゴミ箱アイコン(削除)をクリックします。
次のステップ
- プロジェクトに Google Cloud APIs とクライアント ライブラリを追加する。
- 詳細設定で実行構成をカスタマイズする。
- Cloud Code を使用して Kubernetes アプリケーションを作成して実行してみる。