一般ユーザー向けアカウントから Gmail を削除する

Last reviewed 2024-07-11 UTC

このドキュメントでは、既存の一般ユーザー向けアカウントから Gmail を削除し、ユーザー アカウントを Cloud Identity または Google Workspace に移行できるようにする方法について説明します。

組織で Cloud IdentityGoogle Workspace を使用していない場合、一部の従業員が Gmail アカウントを使用して Google サービスにアクセスしている可能性があります。こうした Gmail アカウントによっては、予備のメールアドレスとして alice@example.com などの会社のメールアドレスを使用していることがあります。

Gmail アカウントは、アカウントの作成者が所有して管理しています。組織では、これらのアカウントの構成、セキュリティ、ライフサイクルを管理できないため、このままでは移行を行うことはできません。影響を受ける一般ユーザー向けアカウントから Gmail を削除すると、そのユーザー アカウントを Cloud Identity または Google Workspace に移行できるようになります。

次の両方の条件に該当する場合は、既存の一般ユーザー向けアカウントから Gmail を削除してください。

  • ユーザー アカウントを Cloud Identity または Google Workspace に移行し、ユーザーの設定とデータを保持する必要がある。
  • Gmail のメール機能を使用しない。

Gmail の機能を維持する場合、または Gmail アカウントの所有者とのやりとりを避けたい場合は、Gmail アカウントのサニタイズを検討してください。

始める前に

ユーザー アカウントから Gmail を削除するには、Gmail アカウントの代替メールアドレスの 1 つが、Cloud Identity または Google Workspace アカウントに追加したドメインの 1 つに対応している必要があります。プライマリ ドメインとセカンダリ ドメインの両方が対象ですが、エイリアス ドメインはサポートされていません。

以下のセクションでは、一般ユーザー向けアカウントから Gmail を削除するプロセスについて説明します。この手順は、Gmail アカウントの所有者が行う必要があります。

Gmail データをエクスポートする

ユーザー アカウントから Gmail を削除する前に、既存の Gmail データをエクスポートする必要があります。アカウントから Gmail を削除すると、そのデータにアクセスできなくなります(Gmail 以外のデータは影響を受けません)。

Gmail データをエクスポートする方法については、データのダウンロードをご覧ください。

Gmail サービスを削除する

  1. Google アカウントのダッシュボードで、[データとカスタマイズ] ページを開きます。

    [データとカスタマイズ] に移動

  2. [データのダウンロード、削除] で [サービスを削除] を選択します。

  3. [サービスを削除] をクリックします。パスワードを再度入力するように求められます。

  4. 削除するサービスの横にある アイコンをクリックします。

  5. [Google にログインする方法] ダイアログで、会社のメールアドレスを選択して [次へ] をクリックします。

  6. 次の画面の説明をよく確認してください。続行する場合は、[はい] を選択し、[Gmail を削除] をクリックします。

会社のメールアドレスがユーザー アカウントのメインのメールアドレスになり、Gmail データが削除されるまで数日かかることがあります。@gmail.com のメールアドレスでメールの送受信はできなくなりますが、このアドレスは引き続きユーザー アカウントに関連付けられ、ログインに使用できます。

ユーザー アカウントを移行する

削除プロセスが完了し、メインのメールアドレスとして会社のメールアドレスを使用するようにユーザー アカウントが変更されたら、管理者はそのユーザー アカウントを Cloud Identity または Google Workspace などの一般ユーザー向けアカウントに移行できます。詳しくは、一般ユーザー向けアカウントの移行をご覧ください。

管理者のベスト プラクティス

Gmail アカウントを使用する場合は、次のベスト プラクティスをおすすめします。

次のステップ