App Engine のエラーをトラブルシューティングする

このページでは、App Engine の使用中に発生する可能性のあるエラーのトラブルシューティング プロセスについて説明します。 Google Cloudサービスに影響するインシデントについては、Google Cloud Service Health ダッシュボードApp Engine に関して報告されているすべてのインシデントをご覧ください。

アプリに関連する問題を解決する方法については、次のページをご覧ください。

App Engine のトラブルシューティング戦略

以降のセクションでは、一般的なトラブルシューティング戦略を適用してエラーを解決する方法を説明します。トラブルシューティング ガイドの手順を行ってもエラーが解決しない場合は、サポートにお問い合わせください。

Cloud Logging を使用して適切なログを出力する

デバッグ用の適切なアプリケーション ログがあると、App Engine で実行されているアプリのトラブルシューティングが容易になります。アプリケーションでリクエストログとアプリケーション ログを関連付ける形でログを書き込むようにしてください。

関連付けられたログを使用すると、詳細な分析が必要なリクエストを特定し、リクエストのトレースを見つけて、問題の根本原因を分析できます。ログの書き込みの詳細については、アプリケーション ログを書き込むをご覧ください。

予期しないレイテンシを解決する

レイテンシに関する問題が発生した場合は、次の手順を行います。

  1. レイテンシがサービスに対するすべてのリクエストに影響しているのか、ごく一部のリクエストにのみ影響しているのかを確認します。App Engine レイテンシ ダッシュボードには、50 パーセンタイル、95 パーセンタイル、99 パーセンタイルのレイテンシが表示されます。

    これらの 3 つの指標のすべてでレイテンシが高い場合、リクエストの 50% 以上でレイテンシが高いことになります。99 パーセンタイルのグラフにのみ高いレイテンシが表示される場合は、リクエストの 1% で高いレイテンシが発生しています。

  2. レイテンシが高いリクエストを特定して、レイテンシの原因を把握します。Cloud Trace または Cloud Logging を使用して、特定のリクエストに要した時間を把握できます。詳細については、アプリのレイテンシについてをご覧ください。

    Cloud Logging を使用してレイテンシの高いリクエストを特定するには、traceSampled=true フィルタを適用して、Cloud Logging のログを Cloud Trace のトレースと関連付けます。詳細については、Cloud Logging との統合をご覧ください。

  3. レイテンシの問題を解決し、サービスのパフォーマンスを改善するには、次の手順を試してください。

    • プロファイラの使用を検討します。

    • ソースコードを変更します。

レイテンシの増加に関する問題のトラブルシューティング方法については、アプリにおけるレイテンシの増加をトラブルシューティングするをご覧ください。

接続に関する問題を解決する

App Engine サービスは、デフォルトでは公共のインターネットからアクセスできますが、上り(内向き)と下り(外向き)のネットワーク接続に対する制限を追加するように変更できます。

上り(内向き)接続は、上り(内向き)設定または App Engine ファイアウォール ルールで制限できます。VPC ネットワークまたはインターネット リソースから App Engine サービスに接続できない場合は、以下を確認してください。

その他の接続の問題を解決するには、次の操作を行います。

接続に関する問題のトラブルシューティング方法については、App Engine の接続戦略をご覧ください。