Google Cloud コンソールを使用してデータを管理する

このページでは、 Google Cloud コンソールで AlloyDB Studio を使用して AlloyDB for PostgreSQL データの探索や管理を行う方法について説明します。

AlloyDB Studio には [エクスプローラ] ペインがあり、クエリエディタと SQL クエリ結果テーブルが統合されています。この単一インターフェースから DDL、DML、DQL ステートメントを実行できます。たとえば、サードパーティのデータベース クエリツールを構成する代わりに、このクエリエディタを使用してテーブルの作成やデータに対するクエリを行うことができます。

AlloyDB for PostgreSQL を初めて使用する場合は、AlloyDB の概要をご覧ください。

AlloyDB Studio の [エクスプローラ] ペインを使用して、データベース オブジェクトを表示し、操作できます。次のデータベース オブジェクトの作成、変更、削除が可能です。

  • スキーマ
  • テーブル
  • インデックスとキー
  • トリガー
  • ビュー
  • 関数
  • プロシージャ
  • シーケンス
  • 拡張機能

必要なロールと権限

AlloyDB Studio を使用するには、次の権限が必要です。

  • alloydb.clusters.get
  • alloydb.databases.list
  • alloydb.instances.executeSql
  • alloydb.instances.list
  • alloydb.users.list

これらの権限は、roles/alloydb.admin ロールを通じて、または roles/alloydb.viewer ロールと roles/alloydb.databaseUser ロールの組み合わせを使用して取得できます。これらのロールを付与されていない場合は、組織の管理者に連絡してアクセス権をリクエストしてください。必要な権限は、カスタムロールや他の事前定義ロールから取得することもできます。

また、認証に使用するデータベースに対してデータベース レベルの権限があることを確認します。

データベースの認証方法を選択する

AlloyDB Studio でデータベースにアクセスするには、まずデータベースの認証方法を選択する必要があります。AlloyDB Studio を使用してデータベースにログインするには、次のいずれかの種類の認証を使用します。

  • IAM データベース認証: IAM 認証を使用して、組織内のユーザーのデータベースへのアクセスと権限を管理します。これを使用するには、インスタンスで IAM 認証を設定します。

  • 組み込みのデータベース認証: AlloyDB Studio で PostgreSQL ユーザー アカウントと認証情報を使用してデータベースに接続します。詳細については、組み込み認証を使用して PostgreSQL ユーザーを管理するをご覧ください。

データを探す

[エクスプローラ] ペインにアクセスする手順は次のとおりです。

  1. Google Cloud コンソールで、[AlloyDB] ページを開きます。

    AlloyDB に移動する

  2. リストからクラスタを選択します。

  3. ナビゲーション メニューで [AlloyDB Studio] をクリックします。

  4. データベースの認証方法を選択します。

  5. [認証] をクリックします。[エクスプローラ] ペインに、データベースにあるオブジェクトのリストが表示されます。

データの作成、変更、クエリ

クエリエディタを使用して SQL ステートメントを実行できます。ステートメントはセミコロンで区切る必要があります。自分でクエリを作成するか、テンプレートを使用してクエリエディタにデータを入力します。

ステートメントは、クエリエディタに入力した順に実行されます。

データの作成、クエリ、変更を行う手順は次のとおりです。

  1. Google Cloud コンソールで、[AlloyDB] ページを開きます。

    AlloyDB に移動する

  2. リストからクラスタを選択します。

  3. ナビゲーション メニューで [AlloyDB Studio] をクリックします。

  4. データベースの名前、ユーザー名、パスワードを使用して AlloyDB Studio にログインします。

  5. 次のいずれかの方法でクエリを作成します。

    • 独自のクエリを作成する手順は次のとおりです。

      1. [新しい SQL エディタタブ] または [新しいタブ] をクリックして、新しいタブを開きます。
      2. クエリエディタが表示されたら、クエリを入力します。
    • テンプレートを使用してクエリを作成する手順は次のとおりです。

      1. [エクスプローラ] ペインで、データベース オブジェクトの横にある more_vert [アクションを表示] をクリックします。可能な操作が 1 つ以上表示されます。
      2. アクションをクリックします。クエリエディタにテンプレートが入力されます。
      3. テンプレート内のプレースホルダをすべて置き換えます。
  6. [実行] をクリックします。これにより、クエリエディタ内のすべてのクエリが実行されます。クエリの結果が [結果] テーブルに表示されます。

    1 つ以上のクエリを同時に選択して実行することもできます。これを行うには、クエリまたは複数のクエリを選択し、[選択項目を実行] をクリックします。

制限事項

  • AlloyDB Studio は軽量のクエリをサポートしています。レスポンスが 10 MB を超えると、切り捨てられる場合があります。返された結果が部分的な場合は、その旨が AlloyDB Studio に示されます。
  • インスタンスで実行中の長時間実行クエリまたは大規模なテーブルのインデックス作成が 5 分を超えると、タイムアウトしてキャンセルされます。
  • SQL スクリプトの実行が完了した後、AlloyDB Studio からのデータベース接続は維持されません。同様に、[エディタ] タブでは同じセッションは共有されません。実行のたびに、別のセッションを使用して新しい接続が開始されます。
  • 複数のクエリ ステートメントを同時に実行し、1 つのクエリでエラーが発生すると、クエリ全体がキャンセルされます。

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