psql クライアントをインスタンスに接続する

このページでは、psql クライアント ツールを AlloyDB インスタンスに接続する方法について説明します。

psql を AlloyDB インスタンスに接続する手順には、次のタスクが含まれます。

  1. プライベート サービス アクセスを使用して AlloyDB インスタンスに接続できる Compute Engine VM を作成します。
  2. Compute Engine VM に psql クライアントをインストールします。
  3. 接続する AlloyDB インスタンスの IP アドレスを取得します。
  4. psql クライアントを実行します。

最初の 2 つのタスクは 1 回限りのオペレーションです。Compute Engine VM を作成して psql クライアントをインストールしたら、残りのタスクを実行して、VM を使用して psql を AlloyDB インスタンスに接続できます。

始める前に

  • 使用している Google Cloud プロジェクトで AlloyDB へのアクセスが有効になっている必要があります。
  • 使用している Google Cloud プロジェクト内の VPC ネットワークが、AlloyDB への限定公開サービス アクセス用に構成されている必要があります。
  • 使用している Google Cloud プロジェクトに、次のいずれかの IAM ロールが必要です。
    • roles/alloydb.admin(AlloyDB 管理者の事前定義 IAM ロール)
    • roles/owner(オーナーの基本 IAM ロール)
    • roles/editor(編集者の基本 IAM ロール)

    これらのロールを付与されていない場合は、組織管理者に連絡してアクセス権をリクエストしてください。

  • クライアント ホストにファイアウォールがある場合は、AlloyDB インスタンスの IP アドレスのポート 5432 への下り(外向き)接続を許可する必要があります。

Compute Engine VM を作成する

  1. Google Cloud コンソールで、[VM インスタンス] ページに移動します。

    [VM インスタンス] に移動

  2. 接続する AlloyDB インスタンスを含むプロジェクトを選択します。
  3. [インスタンスを作成] をクリックします。
  4. [マシンの構成] セクションをクリックします。
  5. インスタンスの名前を入力します。
  6. インスタンスを作成するリージョンとゾーンを構成します。
  7. マシンシリーズと対応するマシンタイプを選択します。
  8. [OS and Storage] セクションのデフォルト値は変更しません。
  9. [ネットワーキング] セクションをクリックし、[ネットワーク インターフェース] を、AlloyDB へのプライベート サービス アクセス用に構成された VPC ネットワークに設定します。
    [ネットワーク インターフェース] がプライベート サービス アクセス用に構成された VPC ネットワークに設定されていない場合は、展開して [ネットワーク] を VPC ネットワークに設定します。
  10. [オブザーバビリティ] セクションのデフォルト値はそのままにします。
  11. [セキュリティ] セクションをクリックします。
  12. [ID と API へのアクセス] で [アクセス スコープ] を [すべての Cloud API に完全アクセス権を許可] に設定します。
  13. [詳細] セクションはデフォルト値のままにします。
  14. [作成] をクリックします。

VM の作成後、SSH を使用して作成した Compute Engine VM に接続します。

psql クライアント ツールをインストールする

  1. SSH を使用して、作成した Compute Engine VM に接続します。

    Console

    1. Google Cloud コンソールで、[VM インスタンス] ページに移動します。

      [VM インスタンス] に移動

    2. 仮想マシン インスタンスのリストで、作成したインスタンスの行の [SSH] をクリックします。

    gcloud

    gcloud compute ssh コマンドを使用して、作成したインスタンスに接続します。

    gcloud compute ssh --project=PROJECT_ID --zone=ZONE VM_NAME

    次のように置き換えます。

    • PROJECT_ID: インスタンスが含まれているプロジェクトの ID
    • ZONE: インスタンスが存在するゾーンの名前
    • VM_NAME: インスタンスの名前
  2. パッケージ管理システムから psql クライアントをインストールします。
    sudo apt-get update
    sudo apt-get install postgresql-client

AlloyDB インスタンスの IP アドレスを取得する

接続する AlloyDB インスタンスの IP アドレスを取得するには、そのインスタンスの設定を表示します。

psql クライアントを実行する

  1. SSH を使用して作成した VM に接続します。

    Console

    1. Google Cloud コンソールで、[VM インスタンス] ページに移動します。

      [VM インスタンス] に移動

    2. 仮想マシン インスタンスのリストで、作成したインスタンスの行の [SSH] をクリックします。

    gcloud

    gcloud compute ssh コマンドを使用して、作成したインスタンスに接続します。

    gcloud compute ssh --project=PROJECT_ID --zone=ZONE VM_NAME

    次のように置き換えます。

    • PROJECT_ID: インスタンスが含まれているプロジェクトの ID
    • ZONE: インスタンスが存在するゾーンの名前
    • VM_NAME: インスタンスの名前
  2. psql クライアント ツールを実行します。
    psql -h IP_ADDRESS -U USERNAME

    USERNAME ユーザーのパスワードを入力するよう求められます。

    初めて接続する場合は、USERNAME にデフォルト値の postgres を使用し、PASSWORD にクラスタの作成時に使用したパスワードを使用します。