自動バックアップを有効にして、インスタンスのデータ損失を防ぐ

このページでは、Cloud SQL の自動バックアップ有効化 Recommender について説明します。この機能は、重要なインスタンスでデータ損失のリスクを検出するために役立ちます。

Cloud SQL 自動バックアップ有効化 Recommender は、インスタンス メタデータを分析し、自動バックアップが有効になっていない本番環境インスタンスに自動バックアップを構成することを推奨します。

推奨事項は毎日生成されます。

料金

Cloud SQL の自動バックアップ有効化 Recommender は、Recommender の料金のスタンダード ティアに含まれます。

始める前に

推奨事項と分析情報を表示するには、事前に次の操作を行う必要があります。

自動バックアップを有効にするための信頼性に関する推奨事項を一覧表示する

自動バックアップの有効化に関する推奨事項を一覧表示するには、Google Cloud コンソール、gcloud CLI、または Recommender API を使用します。

コンソール

Google Cloud コンソールを使用して自動バックアップの有効化に関する推奨事項を一覧表示するには、次の手順を行います。

  1. [おすすめハブ] に移動します。

    [おすすめハブ] に移動

    詳細については、おすすめ Hub スタートガイドをご覧ください。

  2. [Cloud SQL インスタンスの信頼性を向上させる] カードで、[すべて表示] をクリックします。

  3. [自動バックアップを有効にする] の推奨事項があるインスタンスを選択します。

gcloud CLI

gcloud CLI を使用して自動バックアップの有効化に関する推奨事項を一覧表示するには、次のように gcloud recommender recommendations list コマンドを実行します。

gcloud recommender recommendations list \
--project=PROJECT_ID \
--location=LOCATION \
--recommender=google.cloudsql.instance.ReliabilityRecommender \
--filter=recommenderSubtype=ENABLE_AUTO_BACKUP

次のように置き換えます。

  • PROJECT_ID: プロジェクト ID。
  • LOCATION: インスタンスが配置されているリージョン(us-central1 など)。

API

Recommendations API を使用して自動バックアップの有効化に関する推奨事項を一覧表示するには、次のように recommendations.list メソッドを呼び出します。

GET https://recommender.googleapis.com/v1beta1/projects/PROJECT-ID/locations/LOCATION/recommenders/google.cloudsql.instance.ReliabilityRecommender/recommendations

次のように置き換えます。

  • PROJECT_ID: プロジェクト ID。
  • LOCATION: インスタンスが配置されているリージョン(us-central1 など)。

Recommender は、自動バックアップの有効化が推奨されるインスタンスを検出すると、テーブルに一覧表示します。各行には、インスタンス名、推奨事項の概要、現在のマシンタイプ、推奨マシンタイプ、ロケーション、最終更新日が表示されます。

分析情報と詳細な推奨事項を表示する

自動バックアップの有効化が必要なインスタンスに関する分析情報と詳細な推奨事項を表示するには、Google Cloud コンソール、gcloud CLI、または Recommender API を使用します。

コンソール

自動バックアップの有効化が必要なインスタンスに関する分析情報と詳細な推奨事項を表示するには、インスタンスのリストで推奨事項リンクをクリックします。

gcloud CLI

自動バックアップの有効化が必要なインスタンスに関する分析情報と詳細な推奨事項を表示するには、次のように gcloud recommender insights list コマンドを実行します。

gcloud recommender insights list \
--project=PROJECT-ID \
--location=LOCATION \
--insight-type=google.cloudsql.instance.ReliabilityInsight \
--filter=insightSubtype=CRITICAL_INSTANCE_AUTO_BACKUP_NOT_ENABLED

次のように置き換えます。

  • PROJECT_ID: プロジェクト ID。
  • LOCATION: インスタンスが配置されているリージョン(us-central1 など)。

API

Recommendations API を使用して、自動バックアップの有効化が必要なインスタンスに関する分析情報と詳細な推奨事項を表示するには、次のように insights.list メソッドを呼び出します。

GET https://recommender.googleapis.com/v1beta1/projects/PROJECT-ID/locations/LOCATION/insightTypes/google.cloudsql.instance.ReliabilityInsight/insights

次のように置き換えます。

  • PROJECT_ID: プロジェクト ID。
  • LOCATION: インスタンスが配置されているリージョン(us-central1 など)。

推奨事項の適用

この推奨事項を適用する手順は次のとおりです。

  • [問題] 列の [自動バックアップを有効にする] をクリックします。[自動バックアップを有効にする] ウィンドウが開き、推奨事項が表示されます。
  • [インスタンスの編集] > [データ保護] > [日次バックアップを自動化] をクリックして続行します。

    詳細については、自動バックアップとトランザクション ログの保持をご覧ください。

次のステップ