リファレンス

このページでは、ゲートウェイとベンダー拡張機能のリソースについて説明します。

API リソース

Mesh 用ゲートウェイでは、xRoute は通常、Kubernetes Service を parentRef として使用します。この方法で使用すると、親サービスはクライアントが呼び出す「サービス フロントエンド」になり、サービスは自動的に割り振られた DNS 名(name.namespace.svc.cluster.local)と IP アドレス(ClusterIP)を取得します。プロキシレスの gRPC クライアントは、チャネル URI を使用して次の場所にあるサービスにアクセスします。

xds:///SERVICE_NAME.NAMESPACE_NAME.svc.cluster.local:${PORT}

HTTPRoute

Kubernetes Gateway API の主要コンポーネントである HTTPRoute API 仕様は、Kubernetes 内で HTTP トラフィックをルーティングするためのリソースを定義します。これにより、ユーザーはホスト名、パス、ヘッダー、メソッドなどの属性に基づいて HTTP トラフィックのきめ細かいルーティング ルールを指定し、クラスタ内でのリクエストの転送方法を決定できます。HTTPRoute は、クラスタへのトラフィックのエントリ ポイントとして機能するゲートウェイに接続することもできます。

詳細については、HTTPRoute をご覧ください。

GRPCRoute

GRPCRoute API 仕様は Kubernetes Gateway API の一部であり、Kubernetes クラスタ内で gRPC トラフィックを転送するためのリソースを定義します。これにより、ユーザーはホスト名、gRPC メソッド、ヘッダーなどの条件に基づいて gRPC リクエストの照合方法とバックエンド サービスへの転送方法を指定できます。GRPCRoute をゲートウェイに接続して、クラスタへのトラフィックのエントリ ポイントとして機能させることもできます。この仕様により、gRPC トラフィック ルーティングのきめ細かい制御が可能になります。このため、これは Kubernetes で gRPC ベースのアプリケーションを管理するための有用なツールとなります。

詳細は、GRPCRoute をご覧ください。