gcloud の概要

このページでは、gcloud コマンドライン ツールの概要について説明します。

gcloud とは

gcloud は Google Cloud Platform への主要なコマンドライン インターフェースを提供するツールです。このツールによって、コマンドラインから、またはスクリプトや他の自動化で、多くの共通プラットフォーム タスクを実行することができます。

たとえば、gcloud を使用して、以下を作成し、管理することができます。

  • Google Compute Engine 仮想マシン インスタンスと他のリソース
  • Google Cloud SQL インスタンス
  • Google Container Engine クラスタ
  • Google Cloud Dataproc クラスタとジョブ
  • Google Cloud DNS マネージド ゾーンとレコードセット
  • Google Cloud Deployment Manager のデプロイ

そのほか、gcloud を使用して App Engine アプリケーションのデプロイなどのタスクを実行することもできます。このツールの機能については、gcloud リファレンスをご覧ください。

gcloud と SDK

gcloudGoogle Cloud SDK の一部です。gcloud を使用するには、SDK をダウンロードしてインストールし、初期化する必要があります。

デフォルトでは、リリースレベルが一般提供とプレビューの gcloud コマンドのみがインストールされます。その他の機能は、SDK コンポーネントalphabeta に含まれています。これらのコンポーネントを使用すると、Google Cloud Bigtable、Google Cloud Dataflow など、一般提供より前のリリースレベルの Cloud Platform の機能を gcloud で使用できるようになります。

gcloud のリリースには SDK と同じバージョン番号が付いています。現在の SDK のバージョンは 158.0.0 です。以前のバージョンの SDK は、ダウンロード アーカイブからダウンロードしてインストールできます。

gcloud のダウンロード

gcloud を含む Cloud SDK の最新バージョンは、ダウンロード ページからダウンロードできます。

リリースレベル

gcloud コマンドには次のリリースレベルがあります。

リリースレベル ラベル 説明
一般提供 なし 完全に安定しており、本番環境で使用可能と見なされているコマンドです。最新の機能を損なうコマンドは、正式な非推奨ポリシーの対象となり、リリースノートに記載されます。
ベータ版 beta 完全に機能するが、未解決の問題が含まれている可能性があるコマンドです。サービスレベル契約(SLA)の対象にはなりません。
アルファ版 alpha 早期リリースのコマンドで、予告なく変更されることがあります。SLA の対象にはなりません。
プレビュー preview 不安定な可能性があるコマンドで、予告なく変更されることがあります。SLA の対象にはなりません。

デフォルトでは、alphabeta コンポーネントは、SDK と一緒にインストールされません。gcloud components install コマンドを使用して別途インストールする必要があります。これらのコンポーネントがインストールされていない場合に Alpha や Beta のコマンドを実行しようとすると、gcloud からインストールするように求められます。

コマンド グループ

各リリースレベルの gcloud コマンドは、入れ子状の階層構造を構成するコマンド グループにまとめられています。各コマンド グループは、Cloud Platform のサービスまたは機能か、機能のサブグループを表します。

次に例を示します。

コマンド グループ 説明
gcloud compute リリースレベルが一般提供の、Compute Engine に関連するコマンド
gcloud compute instances リリースレベルが一般提供の、Compute Engine インスタンスに関連するコマンド
gcloud beta compute リリースレベルがベータ版の、Compute Engine に関連するコマンド
gcloud preview app リリースレベルがプレビューの、App Engine に関連するコマンド

プロパティ

SDK には一連のプロパティがあります。これらのプロパティにより、gcloud コマンドライン ツールなどの SDK ツールの動作が決まります。プロパティを使用すると、gcloud コマンドの動作をすべての呼び出しにわたって制御できます。

設定

設定とは、一連のプロパティに名前を付けたものです。 gcloud では、default という名前の設定が自動的に作成されて、最初の有効な設定として使用されます。たいていは、この default 設定が 1 つあれば十分ですが、追加の設定を作成して、必要に応じて切り替えることもできます。

グローバル フラグ

gcloud には、コマンドの動作を呼び出しのレベルで制御する一連のグローバル フラグが用意されています。フラグは、SDK プロパティで設定された値より優先されます。

出力形式

--format グローバル フラグは、gcloud コマンドのデフォルトの出力形式を変更します。サポートされている形式は、スクリプトでは jsonyamlvaluecsv、対話型の表示では tableflattened です。

gcloud コマンドの実行

gcloud コマンドは、他のコマンドライン ツールと同じようにコマンドラインから実行できます。gcloud コマンドは、スクリプトや他の自動処理で実行することもできます(Jenkins を使用して Cloud Platform のタスクを自動化する場合など)。

次のステップ

フィードバックを送信...

Cloud SDK のドキュメント