このページでは、ジョブの管理方法について説明します。ジョブを作成するには、ジョブの作成をご覧ください。ジョブを実行する方法については、ジョブを実行するをご覧ください。
必要なロール
Cloud Run ジョブを管理するために必要な権限を取得するには、Cloud Run ジョブに対する Cloud Run デベロッパー(roles/run.developer
)IAM ロールを付与するよう管理者に依頼してください。
Cloud Run に関連付けられている IAM ロールと権限のリストについては、Cloud Run IAM ロールと Cloud Run IAM 権限をご覧ください。Cloud Run ジョブが Google Cloud APIs(Cloud クライアント ライブラリなど)と連携している場合は、サービス ID の構成ガイドをご覧ください。ロールの付与の詳細については、デプロイ権限とアクセスの管理をご覧ください。
プロジェクトのジョブを表示する
プロジェクト内のジョブの一覧を表示するには、次のいずれかの方法を使用します。
コンソール
ジョブを表示するには:
必要に応じて、プルダウン メニューのいずれかの条件(ジョブ名、実行時間、リージョンなど)でジョブをフィルタリングします。
gcloud
プロジェクト内のすべてのジョブを一覧取得するには:
gcloud run jobs list
ジョブをリージョンでフィルタリングするには:
gcloud run jobs list --region REGION
REGION
は、フィルタリングするリージョンの名前に置き換えます(us-central1
など)。
フィルタを使用するなどの方法で、返されたリストを絞り込む方法については、ジョブリストをご覧ください。
クライアント ライブラリ
コードからプロジェクト内のジョブを表示するには:
REST API
プロジェクト内のジョブの一覧を表示するには、GET
HTTP リクエストを Cloud Run Admin API の jobs
エンドポイントに送信します。
curl
の使用例を次に示します。
curl -H "Content-Type: application/json" \ -H "Authorization: Bearer ACCESS_TOKEN" \ -X GET \ -d '' \ https://run.googleapis.com/v2/projects/PROJECT_ID/locations/REGION/jobs
次のように置き換えます。
- ACCESS_TOKEN は、ジョブを表示する IAM 権限を持つアカウントの有効なアクセス トークンに置き換えます。たとえば、gcloud にログインしている場合は、
gcloud auth print-access-token
を使用してアクセス トークンを取得できます。Cloud Run コンテナ インスタンスから、コンテナ インスタンス メタデータ サーバーを使用してアクセス トークンを取得できます。 - REGION は、ジョブの Google Cloud リージョンに置き換えます。
- PROJECT-ID は、Google Cloud プロジェクト ID に置き換えます。
ジョブの詳細を表示する
ジョブの詳細を確認するには、gcloud コマンドラインを使用します。
コンソール
特定のジョブ実行の詳細を表示するには:
目的のジョブを探します。
ジョブをクリックして、[ジョブの詳細] ページを表示します。
[履歴]、[指標]、[ログ]、[トリガー]、[YAML] タブが表示されます。
- [履歴] タブには、ジョブの実行に含まれるタスクの情報が表示されます。
- [ログ] には、ログ情報が表示されます。
- [指標] には、ジョブの実行に関する情報が表示されます。
- [YAML] には、ジョブの構成が YAML 形式で表示されます。
gcloud
ジョブの詳細を表示するには:
次のコマンドを使用します。
gcloud run jobs describe JOB_NAME
JOB_NAME
は、ジョブ名に置き換えます。
クライアント ライブラリ
コードからジョブの詳細を表示するには:
REST API
ジョブの詳細を表示するには、GET
HTTP リクエストを Cloud Run Admin API の jobs
エンドポイントに送信します。
curl
の使用例を次に示します。
curl -H "Content-Type: application/json" \ -H "Authorization: Bearer ACCESS_TOKEN" \ -X GET \ -d '' \ https://run.googleapis.com/v2/projects/PROJECT_ID/locations/REGION/jobs/JOB-NAME
次のように置き換えます。
- ACCESS_TOKEN は、ジョブの詳細を表示する IAM 権限を持つアカウントの有効なアクセス トークンに置き換えます。たとえば、gcloud にログインしている場合は、
gcloud auth print-access-token
を使用してアクセス トークンを取得できます。Cloud Run コンテナ インスタンスから、コンテナ インスタンス メタデータ サーバーを使用してアクセス トークンを取得できます。 - JOB-NAME: ジョブの名前。
- REGION は、ジョブの Google Cloud リージョンに置き換えます。
- PROJECT-ID は、Google Cloud プロジェクト ID に置き換えます。
ジョブを削除する
ジョブは、そのジョブに現在実行されているジョブ実行がない場合にのみ削除できます。
削除されたジョブはジョブのリストに表示されなくなりますが、ログの残りの保持期間の間は、引き続き Cloud Logging でログを使用できます。また、モニタリング データも引き続き Cloud Monitoring で使用できます。
コンソール
ジョブを削除するには:
ジョブを選択します。
[削除] をクリックします。
gcloud
ジョブを削除するには:
次のコマンドを使用します。
gcloud run jobs delete JOB_NAME
JOB_NAME
は、ジョブ名に置き換えます。確認するメッセージが表示されたら、
y
と応答します。ビルドが成功すると、成功メッセージが表示されます。
クライアント ライブラリ
コードからジョブを削除するには:
REST API
ジョブを削除するには、Cloud Run Admin API の jobs
エンドポイントに DELETE
HTTP リクエストを送信します。
curl
の使用例を次に示します。
curl -H "Content-Type: application/json" \ -H "Authorization: Bearer ACCESS_TOKEN" \ -X DELETE \ -d '' \ https://run.googleapis.com/v2/projects/PROJECT_ID/locations/REGION/jobs/JOB-NAME
次のように置き換えます。
- ACCESS_TOKEN は、ジョブを削除する IAM 権限を持つアカウントの有効なアクセス トークンに置き換えます。たとえば、gcloud にログインしている場合は、
gcloud auth print-access-token
を使用してアクセス トークンを取得できます。Cloud Run コンテナ インスタンスから、コンテナ インスタンス メタデータ サーバーを使用してアクセス トークンを取得できます。 - JOB-NAME: ジョブの名前。
- REGION は、ジョブの Google Cloud リージョンに置き換えます。
- PROJECT-ID は、Google Cloud プロジェクト ID に置き換えます。