PHP で Cloud Functions の HTTP 関数を作成してデプロイする
このガイドでは、PHP ランタイムを使用して Cloud Functions の関数を記述するプロセスを説明します。Cloud Functions の関数には次の 2 つのタイプがあります。
- HTTP 関数。標準的な HTTP リクエストから呼び出します。
- イベント ドリブン関数。Pub/Sub トピックのメッセージや Cloud Storage バケットの変更など、Cloud インフラストラクチャのイベントを処理するために使用します。
詳しくは、HTTP 関数の作成とイベント ドリブン関数の作成をご覧ください。
始める前に
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In the Google Cloud console, on the project selector page, select or create a Google Cloud project.
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Make sure that billing is enabled for your Google Cloud project.
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Enable the Cloud Functions, Cloud Build, Artifact Registry, Cloud Run, and Cloud Logging APIs.
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- gcloud CLI をインストールして初期化します。
- 次のコマンドを使用して、
gcloud
コンポーネントを更新してインストールします。gcloud components update
-
開発環境を準備します。
関数を作成する
関数コードで使用するため、ローカル システムにディレクトリを作成します。
Linux / Mac OS X
mkdir ~/helloworld_http cd ~/helloworld_http
Windows
mkdir %HOMEPATH%\helloworld_http cd %HOMEPATH%\helloworld_http
helloworld_http
ディレクトリに、次の内容のindex.php
ファイルを作成します。このサンプル関数は HTTP リクエストで指定された名前を使用します。名前が指定されていない場合は、「Hello World!」という挨拶を返します。PHP HTTP 関数の構造と必要な要素の詳細については、HTTP 関数を作成するをご覧ください。
依存関係を指定する
PHP では、Composer を使用して依存関係を管理します。Cloud Shell を使用している場合、Composer がプリインストールされています。それ以外の場合は、次のコマンドを使用してインストールできます。
Composer のダウンロード ページにある
PHP
コマンドライン インストール スクリプトを実行して、Composer を開発マシンにダウンロードします。composer.phar
ファイルを/usr/local/bin
ディレクトリに移動します。sudo mv composer.phar /usr/local/bin/composer
関数の依存関係を指定します。
次の内容の
composer.json
ファイルをhelloworld_http
ディレクトリに追加します。
FUNCTION_TARGET
行は、関数のエントリ ポイントを指定します。helloworld_http
ディレクトリで次のコマンドを実行します。
composer require google/cloud-functions-framework
これにより、Functions Framework が
composer.json
に追加され、helloworld_http
内に依存関係を含むvendor
ディレクトリが作成されます。
ローカルで関数をビルドしてテストする
関数をデプロイする前にローカルでビルドしてテストするには、次の手順を実施します。
helloHttp
関数を実行するローカル ウェブサーバーを作成します。export FUNCTION_TARGET=helloHttp composer start
ブラウザで
http://localhost:8080
にアクセスするか、別のウィンドウからcurl localhost:8080
を実行して、関数をテストします。詳細については、ローカル関数にリクエストを送信するをご覧ください。
このサンプル関数は、「Hello World!」という挨拶メッセージを返します。
関数をデプロイする
関数をデプロイするには、helloworld_http
ディレクトリで次のコマンドを実行します。
gcloud functions deploy php-http-function \
--gen2 \
--runtime=php82 \
--region=REGION \
--source=. \
--entry-point=helloHttp \
--trigger-http \
--allow-unauthenticated
REGION は、関数をデプロイする Google Cloud リージョンの名前に置き換えます(us-west1
など)。
オプションの --allow-unauthenticated
フラグを使用すると、認証なしで関数にアクセスできます。
デプロイした関数をテストする
関数がデプロイされたら、
gcloud functions deploy
コマンドの出力でuri
プロパティをメモするか、次のコマンドを使用して取得します。gcloud functions describe php-http-function \ --region=REGION
REGION は、関数をデプロイした Google Cloud リージョンの名前に置き換えます(
us-west1
など)。ブラウザで、この URL にアクセスします。関数から「Hello World!」というメッセージが返されます。
この URL は Google Cloud コンソールでも確認できます。Cloud Functions の概要ページに移動し、関数の名前をクリックして [関数の詳細] ページを開きます。[トリガー] タブを開き、関数の URL を確認します。
関数のログを表示する
コマンドライン ツールを使用してログを表示する
関数のログは、Cloud Logging UI または Google Cloud CLI で確認できます。
gcloud CLI を使用して関数のログを表示するには、logs read
コマンドを使用します。
gcloud functions logs read \
--gen2 \
--limit=10 \
--region=REGION \
php-http-function
REGION は、関数をデプロイした Google Cloud リージョンの名前に置き換えます(us-west1
など)。
出力は次のようになります。
LEVEL: I
NAME: hellohttp
TIME_UTC: 2023-06-02 19:01:36.067
LOG:
LEVEL: I
NAME: hellohttp
TIME_UTC: 2023-06-02 19:01:22.814
LOG: Default STARTUP TCP probe succeeded after 1 attempt for container "hello_http-1" on port 8080.
LEVEL: I
NAME: hellohttp
TIME_UTC: 2023-06-02 19:01:22.777
LOG: [pid1-nginx] Starting nginx (pid 17): /usr/sbin/nginx -c /tmp/nginxconf-953701689/nginx.conf [session:R8F8ZJ5]
LEVEL: I
NAME: hellohttp
TIME_UTC: 2023-06-02 19:01:22.766
LOG: [pid1-nginx] Successfully connected to /tmp/google-config/app.sock after 556.430499ms [session:R8F8ZJ5]
ロギング ダッシュボードでログを表示する
ロギング ダッシュボードで関数のログを表示するには、Cloud Functions の概要ページを開き、リストから関数の名前をクリックして、[ログ] タブをクリックします。