プロパティとは、gdcloud CLI の動作を制御する設定のことです。
プロパティを使用して、組織コンソール URL や、認証に gdcloud CLI で使用されるプロジェクト、Object Storage サービスで作業するときに使用する情報、gdcloud CLI コンポーネントの自動更新チェックをオフにするオプションなど、組織とプロジェクトのコンテキストの設定を定義します。組織とプロジェクトのコンテキストの詳細については、コンテキストを表示して切り替えるをご覧ください。プロパティには gdcloud CLI の設定も定義できます。たとえば、gdcloud CLI コマンドのユーザー補助機能の構成などです。
プロパティとフラグ
gdcloud CLI では、gdcloud CLI プロパティと同じ効果を持つコマンドフラグがサポートされています。プロパティを使用すると、コマンドの実行中に同じ設定を維持できます。コマンドを呼び出すたびに、フラグによってコマンドの動作が制御されます。両方を設定すると、フラグによってプロパティがオーバーライドされます。
構成
構成とは、gdcloud CLI のプロパティのセットに名前を付けたものです。gdcloud CLI では、default
という名前の構成を最初の有効な構成として使用します。ほとんどのユースケースでは、default
構成で十分です。追加の構成を作成して、必要に応じて切り替えることもできます。
プロパティの一覧表示
アクティブな構成の中のプロパティを一覧表示するには、次のコマンドを実行します。
gdcloud config list
プロパティを設定する
アクティブな構成の中のプロパティを設定するには、gdcloud config set
を実行します。次の例では、project
プロパティを設定します。ここで、PROJECT_ID
はプロジェクトの一意の ID です。
gdcloud config set project PROJECT_ID
core
プロパティ セクションに含まれていないプロパティを設定するには、セクションを指定し、続けてスラッシュとプロパティ名を指定する必要があります。次の例では、login_config_cert_path
を /tmp/root-web-tls-ca.cert
に設定します。
gdcloud config set auth/login_config_cert_path /tmp/root-web-tls-ca.cert
使用可能なプロパティ
すべてのプロパティのリストを表示するには、gdcloud topic configurations
コマンドを実行して、[Available Properties] セクションを探します。