デプロイが完了したら、アプリの進化に合わせてデプロイを更新できます。Deployment Manager を使用すると、次の方法でデプロイを更新できます。
- デプロイのリソースの追加と削除
- デプロイ内にあるリソースのプロパティの更新
Deployment Manager は、Google Cloud サービスの基盤となる API を使用してデプロイ内のリソースを管理します。API に update
または patch
メソッドを存在する場合、Deployment Manager は既存のリソースを更新できます。
元の構成をデプロイする
このステップでは、後で更新する構成をデプロイします。GitHub リポジトリ内のフォルダに移動し、構成をデプロイします。
cd deploymentmanager-samples/examples/v2/step_by_step_guide/step8_metadata_and_startup_scripts/python
gcloud deployment-manager deployments create deployment-to-update --config config-with-many-templates.yaml
この構成により、起動スクリプトを実行する 2 台の仮想マシン(VM)がデプロイされます。VM テンプレートは次のとおりです。
更新されたテンプレートを開く
更新されたテンプレートを開きます。
cd deploymentmanager-samples/examples/v2/step_by_step_guide/step9_update_a_deployment/python
nano vm-template.py
更新されたテンプレートの metadata
セクションで、VM の起動スクリプトが変更されています。
この更新されたテンプレートを使用して、作成したデプロイを変更します。
更新をプレビュー
更新されたデプロイをプレビューするには、--preview
フラグを指定して update
コマンドを実行します。
gcloud deployment-manager deployments update deployment-to-update --config config-with-many-templates.yaml --preview
更新を commit する
更新を commit するには、次のコマンドを実行します。
gcloud deployment-manager deployments update deployment-to-update
更新を確認する
更新が正常に行われたかどうかを確認するには、インスタンスを再起動して、新しい起動スクリプトを使用する必要があります。the-first-vm
を再起動します。
gcloud compute instances reset the-first-vm
インスタンスが再起動するまで、しばらく時間がかかることがあります。数分待って確認してください。
新しい起動スクリプトを確認する
the-first-vm
の外部 IP アドレスを取得します。gcloud compute instances describe the-first-vm | grep "natIP"
値をコピーします。
ブラウザを開いてアドレスバーにその IP アドレスを貼り付け、インスタンスにアクセスします。
「Deployment Manager bids you good day!」というウェルカム メッセージがページに表示されます。
これらの手順を the-second-vm
で繰り返すこともできます。その場合、少し異なるメッセージが表示されます。
デプロイを削除する
前の手順と同様に、費用の発生を防ぐため、デプロイを削除することをおすすめします。次のコマンドを実行して、デプロイを削除します。
gcloud deployment-manager deployments delete deployment-to-update
次のステップ
Deployment Manager を使用する際は、次の情報もご覧ください。