Datastore メタデータ

Datastore モードの Firestore は、エンティティ グループ、名前空間、エンティティの種類、プロパティ、各プロパティのプロパティ表現に関する情報を含むメタデータへのアクセス権を付与します。たとえばメタデータを使用して、アプリケーションやバックエンド管理機能用のカスタムのデータストア ビューアを構築できます。

アプリケーションに関する一部のメタデータは、Google Cloud コンソールの Datastore ダッシュボードでも提供されています。ただし、ここに表示されるデータは、いくつかの重要な側面において関数から返されるデータとは異なります。

  • 鮮度: API を使用してメタデータを読み取ると最新のデータが取得されますが、ダッシュボードのデータが更新されるのは 1 日 1 回だけです。
  • 内容: ダッシュボード内の一部のメタデータは API 経由で利用できず、その逆の場合も同じです。
  • 速度: メタデータの取得とクエリはデータストアの取得とクエリと同じ方法で課金されます。名前空間、種類、プロパティに関する情報をフェッチするメタデータ クエリは、実行速度が遅いのが一般的です。目安としては、N 個のエンティティを返すメタデータ クエリにかかる時間は、それぞれが単一のエンティティを返す N 個の通常のクエリにかかる時間とほぼ同じです。また、プロパティ表現クエリ(キーのみではないプロパティ クエリ)は、キーのみのプロパティ クエリよりも遅くなります。エンティティ グループのメタデータに対するメタデータ取得は、通常のエンティティを取得する場合よりもある程度は高速になります。

メタデータ クエリ

次の 3 種類の特別なエンティティは、メタデータ クエリ用に予約されています。

エンティティ 説明
__namespace__ アプリケーション エンティティで使用されているすべての名前空間を検索するために使用します。
__kind__ 特定の種類をクエリするために使用します。
__property__ 種類のプロパティを基準としてクエリを実行するために使用します。

これらの種類は、アプリケーションにすでに存在する可能性がある同じ名前の他のエンティティとは競合しません。このような特殊な種類に対してクエリを実行することで、目的のメタデータを含むエンティティを取得できます。

メタデータ クエリによって返されるエンティティは、データベースの現在の状態に基づいて動的に生成されます。種類が __namespace____kind____property__ のローカル エンティティ オブジェクトを作成することはできますが、それらをデータベースに保存しようとすると失敗します。

名前空間クエリ

名前空間クエリを使用すると、アプリケーションのエンティティで使用されているすべての名前空間を検索できます。これにより、複数の名前空間にまたがる管理機能などのアクティビティを実行できます。

名前クエリは、キー名が名前空間の名前である特別な種類 __namespace__ のエンティティを返します。(空の文字列 "" で示されるデフォルトの名前空間は例外です。空の文字列は有効なキー名ではないため、この名前空間には数値 ID 1 が代わりにキーとして設定されます)。このタイプのクエリは、特殊な疑似プロパティ __key__ を対象とした範囲のフィルタリングだけをサポートします。このプロパティの値はエンティティのキーです。結果は __key__ 値の昇順で並べ替えることができます(降順にすることはできません)。__namespace__エンティティはプロパティを持たないため、キーのみのクエリでもキーのみではないクエリでも同じ情報が返されます。

次の例では、startNamespace 変数と endNamespace 変数に割り当てられた値の間の範囲にあるアプリケーションの名前空間のリストを返します。

C#

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore C# API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

KeyFactory keyFactory = _db.CreateKeyFactory("__namespace__");
// List all the namespaces between a lower and upper bound.
string lowerBound = _db.NamespaceId.Substring(0,
    _db.NamespaceId.Length - 1);
string upperBound = _db.NamespaceId + "z";
Key startNamespace = keyFactory.CreateKey(lowerBound);
Key endNamespace = keyFactory.CreateKey(upperBound);
Query query = new Query("__namespace__")
{
    Filter = Filter.And(
        Filter.GreaterThan("__key__", startNamespace),
        Filter.LessThan("__key__", endNamespace))
};
var namespaces = new List<string>();
foreach (Entity entity in _db.RunQuery(query).Entities)
{
    namespaces.Add(entity.Key.Path[0].Name);
};

Go

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Go API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。


func metadataNamespaces(w io.Writer, projectID string) error {
	// projectID := "my-project"

	ctx := context.Background()
	client, err := datastore.NewClient(ctx, projectID)
	if err != nil {
		return fmt.Errorf("datastore.NewClient: %w", err)
	}
	defer client.Close()

	start := datastore.NameKey("__namespace__", "g", nil)
	end := datastore.NameKey("__namespace__", "h", nil)
	query := datastore.NewQuery("__namespace__").
		FilterField("__key__", ">=", start).
		FilterField("__key__", "<", end).
		KeysOnly()
	keys, err := client.GetAll(ctx, query, nil)
	if err != nil {
		return fmt.Errorf("client.GetAll: %w", err)
	}

	fmt.Fprintln(w, "Namespaces:")
	for _, k := range keys {
		fmt.Fprintf(w, "\t%v", k.Name)
	}
	return nil
}

Java

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Java API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

KeyFactory keyFactory = datastore.newKeyFactory().setKind("__namespace__");
Key startNamespace = keyFactory.newKey("g");
Key endNamespace = keyFactory.newKey("h");
Query<Key> query =
    Query.newKeyQueryBuilder()
        .setKind("__namespace__")
        .setFilter(
            CompositeFilter.and(
                PropertyFilter.gt("__key__", startNamespace),
                PropertyFilter.lt("__key__", endNamespace)))
        .build();
List<String> namespaces = new ArrayList<>();
QueryResults<Key> results = datastore.run(query);
while (results.hasNext()) {
  namespaces.add(results.next().getName());
}

Node.js

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Node.js API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

async function runNamespaceQuery(startNamespace, endNamespace) {
  const startKey = datastore.key(['__namespace__', startNamespace]);
  const endKey = datastore.key(['__namespace__', endNamespace]);

  const query = datastore
    .createQuery('__namespace__')
    .select('__key__')
    .filter(
      and([
        new PropertyFilter('__key__', '>=', startKey),
        new PropertyFilter('__key__', '<', endKey),
      ])
    );

  const [entities] = await datastore.runQuery(query);
  const namespaces = entities.map(entity => entity[datastore.KEY].name);

  console.log('Namespaces:');
  namespaces.forEach(namespace => console.log(namespace));

  return namespaces;
}

PHP

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore PHP API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

$query = $datastore->query()
    ->kind('__namespace__')
    ->projection(['__key__'])
    ->filter('__key__', '>=', $datastore->key('__namespace__', $start))
    ->filter('__key__', '<', $datastore->key('__namespace__', $end));
$result = $datastore->runQuery($query);
/* @var array<string> $namespaces */
$namespaces = [];
foreach ($result as $namespace) {
    $namespaces[] = $namespace->key()->pathEnd()['name'];
}

Python

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Python API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

from google.cloud import datastore

# For help authenticating your client, visit
# https://cloud.google.com/docs/authentication/getting-started
client = datastore.Client()

# All namespaces
query = client.query(kind="__namespace__")
query.keys_only()

all_namespaces = [entity.key.id_or_name for entity in query.fetch()]

# Filtered namespaces
start_namespace = client.key("__namespace__", "g")
end_namespace = client.key("__namespace__", "h")
query = client.query(kind="__namespace__")
query.key_filter(start_namespace, ">=")
query.key_filter(end_namespace, "<")

filtered_namespaces = [entity.key.id_or_name for entity in query.fetch()]

Ruby

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Ruby API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

query = datastore.query("__namespace__")
                 .select("__key__")
                 .where("__key__", ">=", datastore.key("__namespace__", "g"))
                 .where("__key__", "<", datastore.key("__namespace__", "h"))

namespaces = datastore.run(query).map do |entity|
  entity.key.name
end

GQL

SELECT __key__ FROM __namespace__
WHERE __key__ >= KEY(__namespace__, 'namespace-a')
  AND __key__ <  KEY(__namespace__, 'namespace-b')

種類クエリ

種類クエリは、キー名がエンティティの種類の名前である __kind__ という種類のエンティティを返します。このタイプのクエリは暗黙的に現在の名前空間に限定され、__key__ 疑似プロパティを対象とした範囲のフィルタリングだけをサポートします。結果は __key__ 値の昇順で並べ替えることができます(降順にすることはできません)。__kind__ エンティティはプロパティを持たないため、キーのみのクエリでもキーのみではないクエリでも同じ情報が返されます。

次の例では、アプリケーションで使用されている種類のリストが出力されます。

C#

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore C# API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

Query query = new Query("__kind__");
var kinds = new List<string>();
foreach (Entity entity in _db.RunQuery(query).Entities)
{
    kinds.Add(entity.Key.Path[0].Name);
};

Go

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Go API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

query := datastore.NewQuery("__kind__").KeysOnly()
keys, err := client.GetAll(ctx, query, nil)
if err != nil {
	log.Fatalf("client.GetAll: %v", err)
}

kinds := make([]string, 0, len(keys))
for _, k := range keys {
	kinds = append(kinds, k.Name)
}

Java

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Java API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

Query<Key> query = Query.newKeyQueryBuilder().setKind("__kind__").build();
List<String> kinds = new ArrayList<>();
QueryResults<Key> results = datastore.run(query);
while (results.hasNext()) {
  kinds.add(results.next().getName());
}

Node.js

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Node.js API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

async function runKindQuery() {
  const query = datastore.createQuery('__kind__').select('__key__');

  const [entities] = await datastore.runQuery(query);
  const kinds = entities.map(entity => entity[datastore.KEY].name);

  console.log('Kinds:');
  kinds.forEach(kind => console.log(kind));

  return kinds;
}

PHP

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore PHP API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

$query = $datastore->query()
    ->kind('__kind__')
    ->projection(['__key__']);
$result = $datastore->runQuery($query);
/* @var array<string> $kinds */
$kinds = [];
foreach ($result as $kind) {
    $kinds[] = $kind->key()->pathEnd()['name'];
}

Python

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Python API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

from google.cloud import datastore

# For help authenticating your client, visit
# https://cloud.google.com/docs/authentication/getting-started
client = datastore.Client()

query = client.query(kind="__kind__")
query.keys_only()

kinds = [entity.key.id_or_name for entity in query.fetch()]

Ruby

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Ruby API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

query = datastore.query("__kind__")
                 .select("__key__")

kinds = datastore.run(query).map do |entity|
  entity.key.name
end

GQL

SELECT __key__ FROM __kind__

プロパティ クエリ

プロパティ クエリは、種類が __property__ であるエンティティを返します。これは、エンティティの種類に関連付けられたインデックス付きプロパティを示します(インデックス付けされていないプロパティは含まれません)。プロパティが p、種類が k で表現されるエンティティは次のように構築されます。

  • エンティティのキーの種類は __property__ で、キー名は p です。
  • エンティティの親キーの種類は __kind__ であり、キー名は kk です。
  • エンティティの property_representation 配列プロパティには、プロパティの表現のすべてが格納されます。

たとえば、データベースに name プロパティと done プロパティを持つ 2 つの Task エンティティが含まれているとします。

Key: 'Task:1'
name: 'Read some properties'
done: true

Key: 'Task:2'
name: 'Climb'
done: null

この場合、__property__ クエリによって返される 2 つのエンティティは次のようになります。

Key: '__kind__:Task/__property__:name'
property_representation: [ 'STRING' ]

Key: '__kind__:Task/__property__:done'
property_representation: [ 'BOOLEAN', 'NULL' ]

プロパティ クエリは暗黙的に現在の名前空間に限定され、特定の祖先または __key__ 疑似プロパティを対象とする範囲の限定的なフィルタリングをサポートします。

プロパティ クエリは、キーのみのクエリのほうがキーのみではないクエリよりも効率的です。これは、プロパティの表現を収集する必要がないためです。次の例では、アプリケーションのエンティティの種類すべての名前と、それぞれに関連付けられているプロパティを取得します。

C#

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore C# API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

Query query = new Query("__property__");
var properties = new List<string>();
foreach (Entity entity in _db.RunQuery(query).Entities)
{
    string kind = entity.Key.Path[0].Name;
    string property = entity.Key.Path[1].Name;
    if (kind == "Task")
        properties.Add(property);
};

Go

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Go API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

query := datastore.NewQuery("__property__").KeysOnly()
keys, err := client.GetAll(ctx, query, nil)
if err != nil {
	log.Fatalf("client.GetAll: %v", err)
}

props := make(map[string][]string) // Map from kind to slice of properties.
for _, k := range keys {
	prop := k.Name
	kind := k.Parent.Name
	props[kind] = append(props[kind], prop)
}

Java

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Java API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

Query<Key> query = Query.newKeyQueryBuilder().setKind("__property__").build();
QueryResults<Key> keys = datastore.run(query);
Map<String, Collection<String>> propertiesByKind = new HashMap<>();
while (keys.hasNext()) {
  Key key = keys.next();
  String kind = key.getParent().getName();
  String propertyName = key.getName();
  Collection<String> properties = propertiesByKind.get(kind);
  if (properties == null) {
    properties = new HashSet<>();
    propertiesByKind.put(kind, properties);
  }
  properties.add(propertyName);
}

Node.js

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Node.js API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

async function runPropertyQuery() {
  const query = datastore.createQuery('__property__').select('__key__');
  const [entities] = await datastore.runQuery(query);
  // @TODO convert below object to map
  const propertiesByKind = {};

  entities.forEach(entity => {
    const key = entity[datastore.KEY];
    const kind = key.path[1];
    const property = key.path[3];

    propertiesByKind[kind] = propertiesByKind[kind] || [];
    propertiesByKind[kind].push(property);
  });

  console.log('Properties by Kind:');
  for (const key in propertiesByKind) {
    console.log(key, propertiesByKind[key]);
  }

  return propertiesByKind;
}

PHP

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore PHP API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

$query = $datastore->query()
    ->kind('__property__')
    ->projection(['__key__']);
$result = $datastore->runQuery($query);
/* @var array<string> $properties */
$properties = [];
/* @var Entity $entity */
foreach ($result as $entity) {
    $kind = $entity->key()->path()[0]['name'];
    $propertyName = $entity->key()->path()[1]['name'];
    $properties[] = "$kind.$propertyName";
}

Python

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Python API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

from google.cloud import datastore

# For help authenticating your client, visit
# https://cloud.google.com/docs/authentication/getting-started
client = datastore.Client()

from collections import defaultdict

query = client.query(kind="__property__")
query.keys_only()

properties_by_kind = defaultdict(list)

for entity in query.fetch():
    kind = entity.key.parent.name
    property_ = entity.key.name

    properties_by_kind[kind].append(property_)

Ruby

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Ruby API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

query = datastore.query("__property__")
                 .select("__key__")

entities = datastore.run query
properties_by_kind = entities.each_with_object({}) do |entity, memo|
  kind = entity.key.parent.name
  prop = entity.key.name
  memo[kind] ||= []
  memo[kind] << prop
end

GQL

SELECT __key__ FROM __property__

プロパティ クエリ: プロパティ表現

キーのみではないプロパティ クエリは、「プロパティ表現クエリ」と呼ばれ、各プロパティで使用される値の型に関する追加情報を返します。種類が k であるプロパティ p の値を表すエンティティの property_representation プロパティは、種類 k のエンティティに含まれる p の値のすべての表現を格納する配列です。

は次のように表現されます(一部の値の型の表現が共通する点に注意してください)。

値の型 表現
整数 INT64
浮動小数点数 DOUBLE
ブール値 BOOLEAN
テキスト文字列 STRING
バイト文字列 STRING
日時 INT64
データストアのキー REFERENCE
埋め込みエンティティ STRING
配列 配列の要素の表現
地理的座標 POINT
Null NULL

次の例では祖先プロパティ クエリを使用して、種類が Task であるプロパティのすべての表現を検索します。

C#

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore C# API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

Key key = _db.CreateKeyFactory("__kind__").CreateKey("Task");
Query query = new Query("__property__")
{
    Filter = Filter.HasAncestor(key)
};
var properties = new List<string>();
foreach (Entity entity in _db.RunQuery(query).Entities)
{
    string kind = entity.Key.Path[0].Name;
    string property = entity.Key.Path[1].Name;
    var representations = entity["property_representation"]
        .ArrayValue.Values.Select(x => x.StringValue)
        .OrderBy(x => x);
    properties.Add($"{property}:" +
        string.Join(",", representations));
};

Go

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Go API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

kindKey := datastore.NameKey("__kind__", "Task", nil)
query := datastore.NewQuery("__property__").Ancestor(kindKey)

type Prop struct {
	Repr []string `datastore:"property_representation"`
}

var props []Prop
keys, err := client.GetAll(ctx, query, &props)

Java

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Java API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

Key key = datastore.newKeyFactory().setKind("__kind__").newKey("Task");
Query<Entity> query =
    Query.newEntityQueryBuilder()
        .setKind("__property__")
        .setFilter(PropertyFilter.hasAncestor(key))
        .build();
QueryResults<Entity> results = datastore.run(query);
Map<String, Collection<String>> representationsByProperty = new HashMap<>();
while (results.hasNext()) {
  Entity result = results.next();
  String propertyName = result.getKey().getName();
  List<StringValue> representations = result.getList("property_representation");
  Collection<String> currentRepresentations = representationsByProperty.get(propertyName);
  if (currentRepresentations == null) {
    currentRepresentations = new HashSet<>();
    representationsByProperty.put(propertyName, currentRepresentations);
  }
  for (StringValue value : representations) {
    currentRepresentations.add(value.get());
  }
}

Node.js

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Node.js API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

async function runPropertyByKindQuery() {
  const ancestorKey = datastore.key(['__kind__', 'Account']);

  const query = datastore
    .createQuery('__property__')
    .hasAncestor(ancestorKey);
  const [entities] = await datastore.runQuery(query);

  const representationsByProperty = {};

  entities.forEach(entity => {
    const key = entity[datastore.KEY];
    const propertyName = key.name;
    const propertyType = entity.property_representation;

    representationsByProperty[propertyName] = propertyType;
  });

  console.log('Task property representations:');
  for (const key in representationsByProperty) {
    console.log(key, representationsByProperty[key]);
  }

  return representationsByProperty;
}

PHP

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore PHP API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

$ancestorKey = $datastore->key('__kind__', 'Task');
$query = $datastore->query()
    ->kind('__property__')
    ->hasAncestor($ancestorKey);
$result = $datastore->runQuery($query);
/* @var array<string,string> $properties */
$properties = [];
/* @var Entity $entity */
foreach ($result as $entity) {
    $propertyName = $entity->key()->path()[1]['name'];
    $propertyType = $entity['property_representation'];
    $properties[$propertyName] = $propertyType;
}
// Example values of $properties: ['description' => ['STRING']]

Python

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Python API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

from google.cloud import datastore

# For help authenticating your client, visit
# https://cloud.google.com/docs/authentication/getting-started
client = datastore.Client()

ancestor = client.key("__kind__", "Task")
query = client.query(kind="__property__", ancestor=ancestor)

representations_by_property = {}

for entity in query.fetch():
    property_name = entity.key.name
    property_types = entity["property_representation"]

    representations_by_property[property_name] = property_types

Ruby

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Ruby API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

ancestor_key = datastore.key "__kind__", "Task"
query = datastore.query("__property__")
                 .ancestor(ancestor_key)

entities = datastore.run query
representations = entities.each_with_object({}) do |entity, memo|
  property_name = entity.key.name
  property_types = entity["property_representation"]
  memo[property_name] = property_types
end

GQL

SELECT * FROM __property__
WHERE __key__ HAS ANCESTOR KEY(__kind__, 'Task')

プロパティ クエリ: フィルタリング

プロパティ クエリは、上記のプロパティ表現クエリで見られるように、クエリ結果を単一の種類またはプロパティに制限するために、__kind__ または __property__ キーでの祖先フィルタリングをサポートします。

プロパティ クエリは、キーが __kind__ または __property__ エンティティのいずれかを示す擬似プロパティ __key__ の範囲でフィルタリングすることもできます。結果は __key__ 値の昇順で並べ替えることができます(降順にすることはできません)。フィルタリングは(種類、プロパティの順に並んだ)種類とプロパティのペアに適用されます。たとえば、次のようなプロパティを持つエンティティがあるとします。

  • プロパティを含む種類 Task
    • created
    • priority
    • tags
  • プロパティを含む種類 TaskList
    • created

この状況で、次のようにキーのみのプロパティ クエリを実行します。

C#

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore C# API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

Key key = _db.CreateKeyFactory("__kind__").CreateKey("Task");
Key startKey = new KeyFactory(key, "__property__")
    .CreateKey("priority");
Query query = new Query("__property__")
{
    Filter = Filter.GreaterThanOrEqual("__key__", startKey)
};
var properties = new List<string>();
foreach (Entity entity in _db.RunQuery(query).Entities)
{
    string kind = entity.Key.Path[0].Name;
    string property = entity.Key.Path[1].Name;
    properties.Add($"{kind}.{property}");
};

Go

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Go API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

該当なし

Java

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Java API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

Key startKey =
    datastore
        .newKeyFactory()
        .setKind("__property__")
        .addAncestors(PathElement.of("__kind__", "Task"))
        .newKey("priority");
Query<Key> query =
    Query.newKeyQueryBuilder()
        .setKind("__property__")
        .setFilter(PropertyFilter.ge("__key__", startKey))
        .build();
Map<String, Collection<String>> propertiesByKind = new HashMap<>();
QueryResults<Key> keys = datastore.run(query);
while (keys.hasNext()) {
  Key key = keys.next();
  String kind = key.getParent().getName();
  String propertyName = key.getName();
  Collection<String> properties = propertiesByKind.get(kind);
  if (properties == null) {
    properties = new HashSet<String>();
    propertiesByKind.put(kind, properties);
  }
  properties.add(propertyName);
}

Node.js

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Node.js API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

該当なし

PHP

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore PHP API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

$ancestorKey = $datastore->key('__kind__', 'Task');
$startKey = $datastore->key('__property__', 'priority')
    ->ancestorKey($ancestorKey);
$query = $datastore->query()
    ->kind('__property__')
    ->filter('__key__', '>=', $startKey);
$result = $datastore->runQuery($query);
/* @var array<string> $properties */
$properties = [];
/* @var Entity $entity */
foreach ($result as $entity) {
    $kind = $entity->key()->path()[0]['name'];
    $propertyName = $entity->key()->path()[1]['name'];
    $properties[] = "$kind.$propertyName";
}

Python

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Python API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

該当なし

Ruby

Cloud Datastore 用のクライアント ライブラリをインストールして使用する方法については、Cloud Datastore のクライアント ライブラリをご覧ください。 詳細については、Cloud Datastore Ruby API のリファレンス ドキュメントをご覧ください。

Cloud Datastore への認証を行うには、アプリケーションのデフォルト認証情報を設定します。詳細については、ローカル開発環境の認証を設定するをご覧ください。

start_key = datastore.key [["__kind__", "Task"], ["__property__", "priority"]]
query = datastore.query("__property__")
                 .select("__key__")
                 .where("__key__", ">=", start_key)

entities = datastore.run query
properties_by_kind = entities.each_with_object({}) do |entity, memo|
  kind = entity.key.parent.name
  prop = entity.key.name
  memo[kind] ||= []
  memo[kind] << prop
end

GQL

SELECT __key__ FROM __property__
WHERE __key__ >= KEY(__kind__, 'Task', __property__, 'priority')

これにより、次の種類とプロパティ名のペアが取得されます。

Task, priority
Task, tags
TaskList, created

結果には種類 TaskTaskList のプロパティが含まれますが、種類 Taskcreated プロパティはクエリの指定の範囲外になるため、含まれません。