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Google が 2021 年の Gartner マジッククアドラントで Cloud Infrastructure and Platform Services のリーダーに再び選出

2021年8月10日

Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 8 月 5 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Google は 2021 年の Gartner マジッククアドラントで Cloud Infrastructure and Platform Services（以前のタイトルは Magic Quadrant for Cloud Infrastructure as a Service（IaaS））のリーダーに選ばれ、4 年連続の快挙を成し遂げました。

お客様とコミュニティが新しい働き方やビジネス手法への適応を進める中、Google Cloud はより回復力を高め、クラウドインフラストラクチャからより多くの価値を引き出すためのサービスやプラットフォームの構築に引き続き注力しています。Gartner の分析と評価により、お客様は顧客中心のイノベーションのプラットフォームとして、安心して Google を選択できます。最近の例をいくつかご紹介します。

特に要求の厳しいミッションクリティカルなワークロードに対応

Google のエンタープライズ対応クラウドは、極めて要求の厳しいワークロードでも実行できる稼働時間、パフォーマンス、スケールを提供します。最近導入した例を挙げます。

最大 16 個の NVIDIA A100 インスタンスを生成し、ML ワークロードを実行できる業界最大の GPU 対応シングルノード VM
96 TB の SAP HANA スケールアウトをサポートする唯一のクラウド。特に重要なワークロードを GCP に安心して移行できます
SAP などの主要パートナーとの戦略的パートナーシップ
いくつかのリージョンと、新しい海底ケーブル（Firmina、Dunant、Blue、Raman）などの拡張されたグローバルなネットワークフットプリント
高帯域幅 50 / 75 / 100 Gbps ネットワーキング（VM 用）
Persistent Disk エクストリーム（12 万 IOPS のブロックストレージ）
Filestore High Scale の HPC 用スケールアウト NFS

コストを削減

わかりやすい革新的な料金体系とインテリジェントな推奨事項を使用してコストを節約できます。昨年は、コストを節約できるイノベーションをいくつか開始しました。

Tau VM。スケールアウトワークロード向けに主要クラウドの中で最高のコストパフォーマンスを発揮します。
VM と GKE Autopilot 向けの、機械学習に基づく予測オートスケーリング。必要に応じて無駄を最小限に抑えてインフラストラクチャのスケールアップやスケールダウンができます。
スタンダードネットワーク階層。インターネット経由でトラフィックをルーティングしてコストを最適化します。

オープン性

Google は長い間、オープンテクノロジーにおいてリーダーシップを発揮してきました。たとえば、コンテナのオーケストレーションと相互運用性の業界標準である Kubernetes や、機械学習モデルの開発とトレーニングに役立つプラットフォームである TensorFlow などのプロジェクトです。お使いのクラウドのオープン性を保つために最近行ったいくつかの改善点をご紹介します。

マルチクラウドとハイブリッドクラウドの体制をお求めのお客様のために、Anthos をベアメタルや Microsoft Azure に拡張しました。
Kubernetes 用に最適化されたオープンソースの Linux カーネルテクノロジーである eBPF をサポートする、Google Kubernetes Engine（GKE）と Anthos の新しいネットワークデータプレーンを発表しました。
Google Kubernetes Engine（Kubernetes 標準に準拠）は、2021 年の Google Kubernetes Engine 向け Gartner ソリューションスコアカードに基づく全体的なスコアで最高点を獲得しました。

セキュリティ

Google Cloud の信頼できるインフラストラクチャは複層的に展開されるセキュリティを使用して、高度なテクノロジーと運用でデータを保護し、組織の安全性とコンプライアンスを維持します。たとえば、以下が提供されます。

メモリ内暗号化やユーザー制御の暗号鍵を備え、チェックボックスを 1 つオンにするだけで実行できる、Confidential VMs と Confidential GKE
Cloud Run 向けの高度なセキュリティ
DDoS 攻撃対策の強力なサポート。2017 年、Google のインフラストラクチャはそれまでで最大規模となる 2.5 Tbps の DDoS 攻撃を吸収し、お客様に影響はありませんでした。

サステナビリティ

Google Cloud は、お客様が持続性の高いビジネスへと変革するお手伝いをいたします。業界でとりわけ地球環境に優しいクラウドを運用し、デジタルフットプリントで二酸化炭素を排出しないようにします。その証拠を以下でご紹介します。

Google は 2007 年よりカーボンニュートラルに配慮しており、過去 4 年間、全世界の電力使用量の 100% を賄える量の風力発電エネルギーや太陽光発電エネルギーを購入しました。Google Cloud で運用されるものはすべて、実質的にカーボンニュートラルです。
Google はデータセンターのエネルギー効率の向上を目指してイノベーションを続けており、同じ電力消費量で 5 年前の約 7 倍にあたる演算能力を提供しています。
先日、お客様がアプリケーションとインフラストラクチャの二酸化炭素排出量を削減するのに役立つ新機能を発表しました。たとえば、アーキテクチャに関する決定に便利なリージョン選択ツールや、Google Cloud Console の低炭素インジケーターなどが挙げられます。

お客様のサポート

最も重要な点は、Google のフィールド組織とパートナー組織は、お客様の成功のために全力を尽くしているということです。これにより、Google Cloud は最も急速に成長しているハイパースケーラーとなり、あらゆる地域と業界で顧客ベースが急速に拡大しています。

昨年カスタマーケアを開始して以来、お客様との販売後のエンゲージメントを統合して簡素化しました。サポートチャネルを増やし、プログラムによるケース作成を可能にする API を構築して、プロダクト固有のサポートをすべての Google Cloud の単一パッケージにまとめました。カスタマーケアを利用しているお客様からは、Google Cloud から最大のビジネス価値を引き出すのに役立つ、焦点を絞ったテクニカルアカウントマネージャー（TAM）に対して高い満足を示す評価を継続的にいただいています。

Google は、お客様中心のイノベーションのペースを維持し、加速することに取り組んでいます。2021 年の Magic Quadrant for Cloud Infrastructure and Platform Services の無料コピーを Google のウェブサイトからダウンロードできます。

Google Cloud の詳細については、次回の Google Cloud Next ‘21 デジタルカンファレンスをご覧ください。

^{Gartner、Magic Quadrant for Cloud Infrastructure and Platform Services、Raj Bala | Bob Gill | Dennis Smith | Kevin Ji | David Wright、2021 年 7 月 27 日}

^{Gartner、Solution Scorecard for Google Kubernetes Engine、Tony Iams | Traverse Clayton | Megan Bain、2021 年 4 月 12 日}

^{Gartner は、リサーチに関する発行物に掲載されている特定のベンダー、製品、サービスを推奨することはありません。また、最高の格付けまたはその他の評価を得たベンダーのみを選択するように助言することもありません。Gartner のリサーチに関する発行物は、Gartner のリサーチ組織の見解により構成されるものであり、事実の表明とは解釈されません。Gartner は、明示または黙示を問わず、商品性や特定の目的への適合性を含め、本リサーチに関連したいかなる保証も行いません。}

-エンジニアリング担当バイスプレジデント Brad Calder

※ 2021 年 11 月 22 日追記：上記のオリジナル（英文）レポートの導入部の一部を日本語に翻訳したものをご覧いただけます。この日本語サマリ版の内容は以下のとおりです。