Cloud Shell で限定公開チュートリアルを作成する

Cloud Shell では限定公開チュートリアルを作成できるため、受講者専用のチュートリアルを設計できます。

Cloud Shell のチュートリアルの作成ガイドを使用してチュートリアルを作成し、チュートリアル スタイルガイドに記載されているベスト プラクティスを実践すると、ユーザーが利用できるよう、プライベート Git リポジトリにチュートリアルをホストできます。

限定公開チュートリアルをホストする

チュートリアルを限定公開にするには、プライベート Git リポジトリでホストする必要があります。任意の Git リポジトリ ホスティング サービスを使用できます。このガイドでは、Google Cloud でホストされるプライベート Git リポジトリ、Cloud Source Repositories を使用します。

限定公開チュートリアルをホストする Cloud Source Repositories のリポジトリを作成するには:

  1. Cloud Shell ターミナルを起動します。スタンドアロンの Cloud Shell セッションでは、shell.cloud.google.com を使用します。
  2. プライベート リポジトリを作成します。

    gcloud source repos create REPO_NAME
    
  3. Cloud Shell にリポジトリのクローンを作成します。

    gcloud source repos clone REPO_NAME
    
  4. チュートリアル ファイルをローカルに作成したリポジトリに移動します。

    mv PATH/TO/TUTORIAL REPO_NAME/PATH/TO/TUTORIAL
    
  5. ローカル リポジトリに移動します。

    cd REPO_NAME
    
  6. commit するチュートリアルを追加します。

    git add .
    
  7. リポジトリにファイルを commit し、このアクションの履歴を記述したコメントを追加します。

    git commit -m "Add private tutorial to Cloud Source Repositories"
    
  8. git push コマンドを使用して、ローカル リポジトリの内容を Cloud Source Repositories に追加します。

    git push origin master
    
  9. Google Cloud Console でリポジトリとそのコンテンツを表示します。

    Cloud Source Repositories を開く

ユーザーがチュートリアルにアクセスできるよう、Cloud Shell の [Cloud Shell で開く] 機能を使用して、ユーザーがチュートリアルにアクセスする方法を定義できます。リンクをカスタマイズする方法について詳しくは、[Cloud Shell で開く] ガイドをご覧ください。

Cloud Source Repositories リポジトリでホストされているチュートリアルの場合は、リポジトリの URL を指定して cloudshell_git_repo パラメータを定義する必要があります。

定義された cloudshell_git_repo を含むリンクの例:

https://ssh.cloud.google.com/cloudshell/editor?cloudshell_git_repo=https://source.developers.google.com/p/project_name/r/repo_name

このリンクをボタンとしてドキュメントに埋め込んで、ユーザーが簡単に見つけられるようにできます。

[![Open in Cloud Shell](https://gstatic.com/cloudssh/images/open-btn.svg)](https://ssh.cloud.google.com/cloudshell/editor?cloudshell_git_repo=https://source.developers.google.com/p/project_name/r/repo_name)

アドオンツールを使用してチュートリアルをカスタマイズする

チュートリアルを使用して作業するためのカスタムツールをユーザーに提供することで、限定公開のチュートリアル エクスペリエンスをさらにカスタマイズできます。

これを行うには、ユーザーに使用を許可する追加パッケージとカスタム構成をすべて使用して、カスタム Cloud Shell 環境として機能する Docker イメージを作成します。カスタム コンテナ イメージを作成し、このコンテナ イメージを参照するように [Cloud Shell で開く] リンクを更新する方法について詳しくは、コンテナ イメージのカスタマイズガイドをご覧ください。