このページでは、バージョン アップグレード オペレーション中の Memorystore for Memcached インスタンスの動作、アップグレード オペレーションがアプリケーションに与える影響、アップグレード オペレーションを実行するタイミングについて説明します。インスタンスの Memcached バージョンをアップグレードする方法については、インスタンスの Memcached バージョンをアップグレードするをご覧ください。
インスタンスをアップグレードすると、アプリケーションのパフォーマンスとストレージに影響します。
インスタンスの Memcached のバージョンをアップグレードするためのベスト プラクティス
インスタンス トラフィックが少ない期間にインスタンスをアップグレードすることで、アップグレード オペレーションによるキャッシュの完全なフラッシュの影響を最小限に抑えます。 インスタンスのトラフィックをモニタリングする方法については、Memcached インスタンスのモニタリングをご覧ください。
バージョン アップグレード時の動作
Memcached インスタンスには、バージョン アップグレード オペレーション中に完全なキャッシュのフラッシュが行われます。マルチノード インスタンスは、アップグレード オペレーションの間、部分的に利用できます。アップグレード後にインスタンスを以前のバージョンにダウングレードすることはできません。
アップグレード操作では、ノードが数分以内の短い接続リセットも行われます。ノードに再接続するには、アプリケーションのコードに再試行ロジックを組み込む必要があります。ディスカバリ エンドポイントと memcached ノード エンドポイントは変わりません。
短期的な接続の切断により、Memcached node が使用不能の期間中にキャッシュに書き込みや更新が行われなかった古いデータや整合性のないデータがわずかにうまれる可能性があります。