ログ エクスプローラのトラブルシューティング

このドキュメントでは、ログの表示に関する一般的な問題と、Google Cloud コンソールを使用して構成の誤りや予期しない結果を表示する方法、トラブルシューティングする方法について説明します。

ログのダウンロードに失敗する

ログ エクスプローラを使用しているので、 [ダウンロード] をクリックします。コマンドが起動しても、完了しないか、エラーが報告されます。

この問題を解決するには、次のことを試して、コマンドの実行時間を短縮します。

  • [ログのダウンロード] ダイアログで、[最大ログエントリ] の値を小さくします。
  • ログが照会される期間を短縮します。
  • クエリ結果ツールバーで、ダウンロードを開始する前に [類似のエントリを非表示にする] をクリックします。
  • インデックス登録済みフィールドを使用するようにクエリを変更します。

VM インスタンスのコンソールログが見つからない

Compute Engine インスタンスのコンソールに書き込まれたログが、ログ エクスプローラでは使用できない場合があります。ログを表示するには、次のようにします。

  1. Google Cloud コンソールで、[VM インスタンス] ページに移動します。

    [VM インスタンス] に移動

    検索バーを使用してこのページを検索する場合は、小見出しが [Compute Engine] である結果を選択します。

  2. インスタンスを選択して、ページの [ログ] セクションで [シリアルポート 1(コンソール)] を選択します。

シリアルポート出力が Cloud Logging に送信されるようにインスタンスを構成できます。詳細については、シリアルポート出力のロギングの有効化と無効化をご覧ください。

Google Cloud プロジェクトまたは組織 ID を取得する

Google Cloud コンソールの任意の場所から Google Cloud プロジェクトまたは組織 ID を取得するには、Google Cloud プロジェクトと組織のセレクタから Google Cloud プロジェクトのリストを展開し、[ID] 列で Google Cloud プロジェクト ID を見つけます。

ログエントリを表示できない

ログエントリが表示されない場合は、次の点を確認します。

  • 正しい Google Cloud プロジェクトが選択されているか。そうでない場合は、Google Cloud プロジェクトと組織セレクタから正しい Google Cloud プロジェクトを選択します。

  • Google Cloud プロジェクトでログを生成するリソースを使用しているか。また、そのリソースにアクティビティがあるか。Google Cloud プロジェクトが新規の場合でも、作成されたという事実を記録した監査ログがあるはずです。ログを生成するリソースを使用していることを確認するには、モニタリング対象リソースの一覧のページの「サービスのリソースタイプへのマッピング」セクションに移動します。

  • 期間が短すぎるかどうか。クエリの期間が正しいことを確認します。

  • 現在の除外クエリを表示して、探しているログが誤って除外されていないか確認します。

  • ログの表示に正しいスコープが使用されているか。検索範囲を調整する手順については、範囲を絞り込むをご覧ください。

クエリは正しいが、ログエントリが表示されない

  • Logging の保持期間を経過したログエントリは表示できません。有効なログの保持期間については、ログの保持期間をご覧ください。

  • 負荷が高くなっている場合、Logging へのログの送信やログの受信と表示に遅延が生じることがあります。

  • 未来のタイムスタンプを持つログエントリは、現在の時刻がタイムスタンプに「追いつく」までログ エクスプローラに表示されません。これは異常な状況です。おそらく、ログを送信しているアプリケーションの時間のずれが原因です。

  • クエリのスコープが大きすぎるため、現実的な時間内に完了できませんでした。「オペレーションが完了する前に期限が切れました」と表示されることがあります。クエリをより限定的なものにするか、期間を短くしてみてください。

クエリでエラーが返される

バケットを指定せずにリソースにクエリを発行した場合、Cloud Logging は Google Cloud プロジェクト内のシンクの履歴を使用して、そのリソースに対してエントリが書き込まれた場所を特定します。エントリが書き込まれた可能性がある 200 個を超えるバケットを Cloud Logging が識別すると、Error: Invalid query というメッセージが表示されてクエリが失敗します。

この問題を解決するには、クエリの範囲をストレージのサブセットに絞り込みます。詳細については、範囲を絞り込むをご覧ください。

クエリ結果の期間とクエリが一致しない

[クエリ結果] ペインと [ログフィールド] ペインに表示されるログデータは、ヒストグラム タイムラインでキャプチャされた期間に従って調整されます。ヒストグラムのタイムラインは、ヒストグラムの時間コントロールまたは時間範囲セレクタを使用して調整します。 これらの時間コントロールを調整しても、[クエリ] ペインのクエリ式は変更されません。

タイムスタンプのあるクエリの場合、時間範囲セレクタは無効になり、クエリはタイムスタンプ式を時間範囲の制限として使用します。クエリがタイムスタンプ式を使用しない場合、クエリは期間セレクタを期間の制限として使用します。