Gemini のサポートによるエラーのトラブルシューティング

このドキュメントでは、AI を活用した Google Cloud のコラボレーターである Gemini を使用して、Error Reporting でエラーのトラブルシューティングを行う方法について説明します。

Error Reporting は、Error Reporting API が収集するエラーと、ログエントリ内の一般的なテキスト パターンから推測するエラーを集計します。Error Reporting は、根本原因が同じであると考えられるエラーを含むエラーグループを作成します。Gemini を使用して、選択したエラーグループを説明できます。

このドキュメントは、Google Cloud プロジェクトですでに確認する必要があるエラーを収集していることを前提としています。

Error Reporting で集計されるエラーと Error Reporting によるエラーのグループ化方法については詳しくは、Error Reporting の概要をご覧ください。

Gemini がプロンプトやそのレスポンスをデータとして使用してモデルをトレーニングすることはありせん。詳細については、Google Cloud の Gemini がデータを使用する方法をご覧ください。

始める前に

  1. Gemini が Google Cloud ユーザー アカウントとプロジェクト用に設定されていることを確認します。
  2. Google Cloud コンソールの [プロジェクト セレクタ] ページで、Google Cloud プロジェクトを選択します。

    プロジェクト セレクタに移動

エラーを解釈する

Error Reporting は、エラーグループと一致するテキスト ログエントリのみを Gemini に送信するため、レスポンスはそのテキストのみに基づいており、ログ内の他のデータや Google Cloud プロジェクト内のリソースなどのコンテキストは含まれません。Gemini でのデータの処理方法については、Gemini のデータ ガバナンスをご覧ください。

Gemini 支援によるエラーのトラブルシューティングを行うには、次の手順を実施します。

  1. Google Cloud コンソールのナビゲーション パネルで [エラーレポート] を選択し、Google Cloud プロジェクトを選択します。

    Error Reporting に移動

  2. エラーグループのリストで、トラブルシューティングを行うエラーグループの名前をクリックします。

  3. エラーグループのタイトルの横にある [トラブルシューティングに関する提案] をクリックします。

    Error Reporting は、トラブルシューティングに関する提案を求めるプロンプトとともにエラーのテキストを Geomini に送信します。Gemini は、Gemini ペインに生成された候補のリストで応答します。これらの候補はエラーのテキストのみに基づいており、追加のコンテキストは含まれていません。

次のステップ