Cloud Deploy アラートを作成する

このページでは、Cloud Deploy と Google Cloud Observability を使用して、Cloud Deploy の特定のイベントや条件について通知されるように、アラート ポリシーを設定する方法について説明します。

Cloud Deploy のアラートは、Cloud Logging によって保存されているプラットフォーム ログを使用して生成されます。Google Cloud Observability は、Cloud Monitoring の時系列データを使用して生成されたアラートをサポートしますが、Cloud Deploy アラートはログのみに基づいています。

Cloud Deploy のアラート ポリシーはデリバリー パイプラインごとです。

アラートとは

アラートは、特定の条件下での Google Cloud Observability からの通知です。 そうした条件はアラート ポリシーで指定します。アラートとアラート ポリシーの詳細については、Google Cloud Observability のドキュメントをご覧ください。このドキュメントでは、アラート ポリシーを設定できる特定の Cloud Deploy アクティビティについて説明します。

利用可能なアラート

次の状況では、Cloud Deploy に固有のアラート ポリシーを設定できます。

  • 特定のリリースの render オペレーションが失敗しています。

    リリースごとに、すべてのマニフェスト、サービス定義、レンダリングする必要があるその他の構成がデプロイされる前に、すべてのターゲットに対してレンダリングされます。このアラートは、リリースのレンダリング オペレーションが失敗した場合に通知します。

  • ロールアウトに失敗しました。

    このアラートは、このデリバリー パイプライン内のロールアウトが失敗したときに通知されます。 その後、ロールアウトの管理で説明されているように、対応できます。

  • ロールアウトには承認が必要です。

    ターゲットの 1 つが承認を必要とするよう構成されており、リリースがそのターゲットに昇格中ですが、承認は保留中です。

  • カナリア デプロイ戦略を含むロールアウトでは、フェーズを進める必要があります。

    カナリア デプロイ戦略を使用する場合、各カナリアインクリメントは、そのリリースとターゲットのロールアウトのフェーズです。これらのステージの進行は手動で行うことも、自動的に行うこともできます。ステージの進行を待機しているロールアウトがある場合、このアラートで通知されます。

必要な権限

Google Cloud コンソールを使用してアラート ポリシーを設定するユーザーには、Google Cloud Observability に必要な権限が必要です。

Cloud Deploy アラートを構成する

デリバリー パイプラインのアラートを作成するには:

  1. アラート ポリシーを作成するパイプラインの [デリバリー パイプラインの詳細] ページを開きます。

    アラートボタンが表示された Google Cloud コンソールのデリバリー パイプラインの詳細

  2. [推奨アラート] ボタンをクリックします。

    [アラート ポリシー テンプレート] ダイアログが表示され、Cloud Deploy で使用可能なアラート ポリシー テンプレートが表示されます。

  3. このデリバリー パイプラインに使用する各ポリシー テンプレートを選択します。

    [オプションを表示] をクリックしてテンプレートのオプションを設定すると、そのポリシー テンプレートに関連する現在のログメッセージを表示することもできます。

  4. [通知の構成] で、通知を送信する通知チャンネルを選択します。

    通知チャンネルをまだ構成していない場合は、[通知チャンネルを管理] をクリックします。

デフォルトでは、ポリシーごとに最大 1 つのアラートが 5 分ごとに送信されます。これは、各アラート ポリシー テンプレートの [オプションを表示] セクションで構成できます。

アラート ポリシーと通知チャンネルの設定の詳細については、アラートの概要をご覧ください。

アラートを設定するその他の方法

Google Cloud コンソールを使用してアラート ポリシーを作成するだけでなく、Cloud Monitoring APIGoogle Cloud Observability Terraform プロバイダを使用できます。

次のステップ