リリースを破棄する

このページでは、Cloud Deploy リリースを完全に破棄する方法について説明します。

リリースを完全に破棄できます。破棄されたリリースには次の特徴があります。

  • 破棄されたリリースを昇格することはできません。

  • 破棄されたリリースにロールバックすることはできません。

  • リリースの破棄を解除することはできません。リリースを破棄すると、完全に非アクティブになります。

リリースを破棄する理由は次のとおりです。

  • リリースにバグがある

  • リリースにセキュリティの問題がある

  • リリースに含まれている機能が非推奨になった

リリースを破棄するには、次のコマンドを実行します。

gcloud deploy releases abandon RELEASE_NAME --delivery-pipeline=PIPELINE_NAME --region=REGION

ここで

  • RELEASE_NAME

    破棄するリリースの名前です。必須入力項目です。

  • PIPELINE_NAME

    リリースを作成したデリバリー パイプラインの名前です。これは必須です。

  • REGION

    リリースが作成されたリージョンの名前です(例: us-central1)。必須入力項目です。

IAM 権限

リリースを破棄するために必要な IAM 権限は、次のロールに含まれています。

  • roles/clouddeploy.admin

  • roles/clouddeploy.operator

  • roles/clouddeploy.developer

破棄されたリリースのロールアウト

リリースを破棄すると、そのリリースで作成された進行中の、またはキューに入っているロールアウトは完了まで続行され、キャンセルされません。ただし、破棄されたリリースから新しいロールアウトを作成することはできません。

破棄されたリリースを表示する

Google Cloud コンソールで、リリースが破棄されたかどうかを確認できます。[デリバリー パイプラインの詳細] ページの [リリース] タブで、リリースに「破棄」というラベルを付けます。

破棄されたリリースを示す Google Cloud Console のリリース一覧