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Next ’21 で見逃したセッションはこちらで

2021年10月25日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2021 年 10 月 19 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Google Cloud Next ’21 は終わりましたが、学びは始まったばかりです。3 日間にわたる基調講演、深く掘り下げたトピック、そして発表の数々。本当に盛りだくさんでした。見逃したものがあっても心配はいりません。Google Cloud ブログチームが、Next ’21 の発表の中から、お気に入りをまとめてみました。

重大発表の数々

すべての Next の発表は、こちらの一覧リストからご覧いただけますが、ものすごい量ですので、主なものをピックアップしてみました。

エッジを効かせていきましょう

クラウドはさらに拡大しています。月曜日に行われた Thomas Kurian の基調講演で発表された Google Distributed Cloud は、多くの人の賛同を得られるところだと思います。これは、Google Cloud のインフラストラクチャとサービスをデータセンターやエッジに拡張する、フルマネージドのハードウェアおよびソフトウェア ソリューションのポートフォリオです。  Distributed Cloud は、今週 VM のサポートを含む一連のアップグレードが行われた Anthos を活用しています。低レイテンシのエッジ ワークロードやプライベート 5G / LTE ソリューションから、地方のデジタル主権の要件を満たす対応まで、さまざまな場面で役に立つことと思います。エッジの現実は混沌としていますが、その管理がそうである必要はありません。

Google セキュリティをいつもそばに

Google サイバーセキュリティ対応チーム(GCAT)という名前は、まるで 80 年代のアニメに出てくるヒーローのようですが、実際は世界中の行政機関や企業に Google レベルのセキュリティ能力を提供するために集められたセキュリティ エキスパートの集団なのです。脅威に関するブリーフィング、実証済みのセキュリティ ブループリント、および信頼できるクラウド構築支援のために設計された戦略的セッションは大変頼りになります。まず手始めに GCAT は、Google Cloud とパートナーのテクノロジーを使用して、セキュリティと耐障害性のフレームワークを策定しました。あとは、ヒーローのテーマソングを作らないといけませんね。

業界における AI のブレークスルー

さよなら、専門用語。機械学習や AI は、それを使ってビジネスに役立ててこそ意味があります。そのため、Google は Contact Center AI(CCAI)Insights を一般公開しました。また、Contract DocAI を私たちの DocAI ラインナップに加えました。CCAI Insights は、コールセンターのスタッフが人間であろうと仮想エージェントであろうと、コンタクト センターの対話をマイニングし、より良いカスタマー エクスペリエンスを生み出すことができます。Contract DocAI は、最も重要な文書である契約書の分析を、より早く、より低コストで実現します。こういったビジネスツールはいろんな問題を解決してくれます。難しい専門用語はもう必要ありません。

クリーンなクラウドでリフレッシュ

Google Cloud は、業界トップのクリーンなクラウドとしてのサステナビリティの実績を誇りに思っています。でも、それだけで満足はしません。新たに発表された Carbon Footprint ツールを使うと、すべての Google Cloud ユーザー(今これを読んでいるあなたもです!)は、ご自身が Google Cloud で使用しているサービスに関連する二酸化炭素総排出量を把握できます。これで二酸化炭素排出量の測定、トラック、レポート出力ができます。さらに、放置プロジェクト Recommender にサステナビリティが統合されたので、放置プロジェクトを削除することで、さらにフットプリントを減らすことができます。

データ分析のインテグレーション

インテグレーションは今年のデータに関する発表のテーマでした。Vertex AI Workbench の公開プレビューが開始されました。これは、データ サイエンティストのためのJupyter ベースの環境で、実験からデプロイ、モデルの管理とモニタリングまで、すべての ML 作業をこの 1 つの環境で行えます。Vertex AI だけではありません。BigQuery、Dataproc、Spark、Looker のデータを 1 つのインターフェースで分析することもできます。


また、限定公開のアルファ版の BigQuery Omni も侮れません。この BigQuery Omni は、他のクラウドデータを BigQuery で分析でき、今回の大きなテーマであるインテグレーションをさらに進められます。今月末には、AWS の S3 データや、Azure の Azure Blob Storage データに、使い慣れた BigQuery のユーザー インターフェースから直接安全にクエリを実行できるようになり、BigQuery のパワーをデータの置かれている場所で遺憾なく発揮できるようになります。

さらにクラウド的なコラボレーションを

Google Workspace(旧 G Suite)は、Google Cloud の中核をなすプロダクトです。今年はコラボレーション サービスのさまざまなアップデートやインテグレーションを発表しました。Google Meet のクライアントサイド暗号化、Chat の DLP(データ損失防止)、機密ファイル用の Drive ラベルなど、すべてが Next で発表された新機能です。おそらく組織にとって最も重要なのは、発表されたばかりの Work Safer プログラムでしょう。このプログラムでは、増え続けるサイバーセキュリティの脅威から Google Workspace ユーザーを守るため、Google とパートナーが力を合わせて業界最先端のソリューションをご提案します。

力を合わせて進もう

Next では、最も革新的なお客様、パートナー様、コミュニティの皆様を表彰し、称えることができました。そして、新しい Innovators コミュニティによって、この活発なムードを一年中維持していきたいと思っています。ロードマップの裏話や、限定イベントへの参加など、色んな情報が手に入ります。誰でも参加できますし、Innovators の皆様に向けたさまざまな素晴らしい機会を用意しています。今すぐプログラムに加入して、最新情報を受け取り、コミュニティに参加しましょう。

基調講演とセッション

ライブ セッションは終了しましたが、11 月 5 日までオンデマンドでセッションを視聴していただけます。デベロッパー、エグゼクティブ、業界のエキスパートなど、どのような方でも参考になるテーマ別のプレイリストを作成しました。どうしても 1 つのセッションを見る時間しかないというなら、CEO の Thomas Kurian の基調講演をおすすめします。今年の最大級の発表の多くをカバーしているからです。

2021 年も、ともに学び、歩んでいただいたことに感謝します。次週以降も、ブログで Next の振り返りや分析をしていきます!どうぞお楽しみに。

- Google Cloud のコンテンツおよび編集担当編集長

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