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Next の新情報

2021年10月26日
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Google Cloud Japan Team

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※この投稿は米国時間 2021 年 10 月 15 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

Google Cloud Next ‘21 で紹介された、Google Cloud のプロダクト、ソリューション、パートナーシップについての最新のお知らせをこのブログでお届けします。このページをブックマークしておくと、Next の最新情報すべてをここから確認できます。

あらゆる場所にクラウドを

Google Distributed Cloud をデータセンター、エッジ、クラウドに導入

Google Distributed Cloud はフルマネージドのハードウェアとソフトウェアのソリューションのポートフォリオです。Google Cloud のインフラストラクチャとサービスをエッジやデータセンターにまで拡大します。これは Anthos により可能となったもので、ローカルのデータ処理の実行、レイテンシの短いエッジ コンピューティングのワークロード、オンプレミス環境のモダナイズ、データ主権の要件を満たす機密性ワークロードの実行、またはお客様の非公開 5G / LTE ソリューションのデプロイに理想的です。お知らせの全文はこちらでお読みいただけます。

Google Cloud Cortex Framework

新しい Google Cloud Cortex Framework は、お客様が低いリスク、複雑性、コストですばやくビジネス上の成果を上げるための、実証済みのソリューションのリファレンス テンプレートとコンテンツの基礎となるものです。これによりお客様は、リファレンス アーキテクチャ、パッケージ化サービス、デプロイメント アクセラレータを活用して分析情報を迅速に取得し、価値実現までの時間を短縮できます。Google Cloud や信頼できる Google のパートナーが提供する特定のユースケースやビジネス シナリオ向けのテンプレート化されたソリューションを、より迅速かつ費用対効果の高い方法でデプロイできます。Google の最初のリリースでは、SAP 環境用の構成要素やテンプレートが豊富に揃ったデータ基盤をご活用いただけます。詳しくは、お知らせをご覧ください。

Apigee: GraphQL API のライフサイクル管理をネイティブでサポート

開発者は GraphQL API のライフサイクル全体を、REST API と同様に、Apigee でネイティブに商品化し管理できるようになりました。開発者は Apigee で GraphQL ポリシーを使用し、ペイロードに対して許可されるフラグメントの最大数の設定による制限を課す、GraphQL と API プロダクトとの関連付け、および OAuth2、VerifyAPIKey、割り当てポリシー機能の活用を、REST と同様に行い、スキーマレベルでリクエストを検証および認証できます。

Google Cloud カスタマー アワード: 結果発表

今年から開始された Google Cloud カスタマー アワードは、クラウドにおける革新的な思考、技術的卓越性、技術上の変革を認定するものです。エントリのレベルは極めて高く、技術審判が規定のフレームワークを使用してそれぞれのエントリを評価しました。受賞者は Next ‘21 で発表いたします。受賞者にはGoogle からの感謝を込めてトロフィーを授与いたします。Google Cloud パートナー アワードを含む Google Cloud の表彰プログラムの一環として、このような方法でお客様を祝福できることをうれしく思います。詳しくは、ブログをご覧ください。

仮想マシンでも Anthos の利用が可能に

Anthos for Virtual Machines のプレビュー版が公開され、Kubernetes での標準化できるようになると同時に、VM で簡単にコンテナ化できない一部のワークロードが実行可能になりました。Anthos for Virtual Machines を使用する方法は 2 つあります。アクティブな VMware 環境をお持ちのお客様は、vSphere VM を Anthos のコントロール プレーンにアタッチできます。また、Anthos for Virtual Machines で Kubernetes 用のオープンソースな仮想化 API である KubeVirt を使用し、VM をそのまま Anthos に移行できます。詳しくは、ブログをご覧ください。

Anthos: 1 つのマルチクラウド管理レイヤですべてのアプリケーションに対応

新しい Anthos マルチクラウド API により、他のクラウドですでに実行されているワークロードを Anthos で簡単に管理できます。2021 年の第 4 四半期に一般提供予定のこの新しい API により、AWS や Azure インフラストラクチャで実行される GKE クラスタを、Google Cloud がサポートする一元化されたコントロール プレーンを使用してプロビジョニングおよび管理できるようになります。詳しくはこちらをご覧ください。

Cloud Build Hybrid について

環境全体にわたって一貫した CI / CD ツールを保有することは、開発者にとって非常に重要です。同様に、プラットフォーム エンジニアは CI / CD ツールの保守とスケールアウトに関係する問題の解決に頭を悩ませています。新しい Cloud Build Hybrid は、オープンソースで Kubernetes ネイティブの CI / CD フレームワークを基礎としています。クラウドとオンプレミスのシステム全体にわたってビルド、テスト、デプロイに使用できるとともに、Google で管理された「面倒のない」コントロール プレーンを使用して、環境全体のパイプラインをすべて管理できます。詳しくは、お知らせをご覧ください。

Cloud Build の新しいビルド整合性機能

Cloud Build の新しいビルド来歴表示機能およびビルド証明書機能により、ソフトウェアのサプライ チェーンのセキュリティを簡単に強化できます。イメージの来歴の一部として、Cloud Build は生成されたイメージ、入力ソース、ビルドの引数、ビルド時間などの詳細を自動的に記録します。また、新しい認証者機能を使用することで、Binary Authorization を使用する信頼できるイメージのみをデプロイできます。詳しくはこちらをご覧ください。

Prometheus 用マネージド サービスのプレビュー版の公開

Google Cloud のオペレーション スイートではすでに、フルマネージド指標サービスを希望するお客様向けに Cloud Monitoring を提供しています。しかし、Prometheus インフラストラクチャのスケーリングと管理や、更新とストレージの面倒から解放されたいお客様のために、Google は Prometheus 用マネージド サービスのプレビュー版を公開しました。現在使用中の Prometheus アラート、ワークフロー、Grafana ダッシュボードなどのツールはそのまま使い続けられ、ベンダーへの囲い込みの心配はありません。詳しくは、ブログをご覧ください。

Log Analytics について

多くのお客様は、ロギング データを分析し、運用とビジネスについての詳しい分析情報を得るため、BigQuery の能力を活用しています。Log Analytics(現在プレビュー版です)を使用すると、クラウド ロギングに取り込まれたシステムやワークロードのログを BigQuery で保存、管理、分析できるようになります。お知らせの全文はこちらでご覧ください。

サーバーレスの新機能

Java Spring Boot、ASP.NET、Django、などで作成されたアプリケーションのような従来型のワークロードで、Cloud Run の単純性を利用可能になりました。新しい第 2 世代の実行環境ではネットワークと CPU のパフォーマンスが拡張されるとともに、割引CPU 割り当ての管理によってコンピューティング料金を最大 25% も節約できます。Cloud Run / Binary Authorization の統合が一般提供されました。これは、ポリシーベースのデプロイを適用するために役立ちます。最後に、Cloud Functions の実行時間が 9 分から 60 分に延長され、最大 16 GB の大きなインスタンス タイプが使用できるようになり、現代的なサーバーレス アプリをビルドしやすくなりました。

新しい GKE Autopilot 機能

Google Kubernetes Engine(GKE)の Autopilot 動作モードにより、ユーザーはアプリをコンテナに簡単にデプロイして管理できるようになりました。また、新たな確約利用割引ミューテーション Kubernetes webhooksOPA Gatekeeper による Pod レベルのセキュリティ制御もサポートされるようになりました。詳しくは、NEXT ’21 のセッションをご覧ください。


セキュリティ

BeyondCorp Enterprise の新機能

Google は、ゼロトラスト アクセス ソリューションである BeyondCorp Enterprise のサーフェス領域を拡大し、最新アプリとレガシーアプリの両方に対応した新機能を提供します。この新しいクライアント コネクタは現在プレビュー版で、クライアント サーバー アプリケーションで ID およびコンテキストアウェア アクセスを可能にします。App Connector も現在プレビュー版で、Google Cloud の外側にあるエンタープライズ ウェブ アプリケーションへのアクセスを可能にします。また、2021 年末に一般提供が予定されている新しい BeyondCorp Enterprise Policy Troubleshooter 機能で、管理者がアクセス障害の診断、イベントのトリアージ、ユーザーのブロック解除を簡単に行えるようにします。詳しくは、ライブデモをご覧ください。

Google サイバーセキュリティ対応チーム(GCAT)について

Google は本日、Google サイバーセキュリティ対応チーム(GCAT)の結成を公表しました。GCAT は Google 全体の専門家を集め、Google が世界最高のものと考えるセキュリティ顧問チームを形成します。このチームの使命はただ 1 つ、政府、重要インフラストラクチャ、エンタープライズ、小規模企業のセキュリティ強化とデジタル トランスフォーメーションをサポートすることです。既存のセキュリティ ソリューション エンジニアリングを基礎として、GCAT は本日セキュリティと耐障害性のフレームワークを発表しました。これは、Google Cloud とパートナーのクラウド技術を使用し、米国標準技術局(NIST)のサイバーセキュリティ フレームワークと同期した包括的なセキュリティ管理プログラムのロードマップを提供します。


業界のお客様のブレークスルー

Contact Center AI Insights(一般提供のお知らせ)

Contact Center AI(CCAI)Insights は、Google Cloud の CCAI ソリューションの影響力を拡大するものです。AI 駆動の仮想エージェントや Agent Assist などの機能によって、豊富な対話式のカスタマー エクスペリエンスをビジネスで実現できます。CCAI Insights はこれらの機能を基礎として、設定済みかつカスタムのモデル作成技法により構築されます。チームは AI を使用してコンタクト センターの未加工の対話データをマイニングし、実行可能な情報を簡単に得ることができます。データが仮想エージェントと人間のエージェントのどちらから得られたものかは問いません。

CCAI Insights について詳しくは、こちらをクリックしてください。

Contract DocAI(プレビュー版)

Contract DocAI が、ドキュメントの効率的なスキャン、分析、把握を支援する Google Cloud のスケーラブルなクラウドベースの AI プラットフォームである DocAI ソリューションに追加されました。Contract DocAI には、あらゆるドキュメントの中で最も重要かつ複雑なもの、つまり契約書に特化した新機能があります。Contract DocAI は重要な用語や、それらの相互関係を自動的に識別するため、審査担当者の業務を効率化するためにも役立ちます。これにより契約書の処理がより迅速かつ低コストになるとともに、新しいセマンティクス レンズにより契約書の内容を分類および分析できます。

Contract DocAI について詳しくは、こちらをクリックしてください。


Google マジックの実現

データセンター トランスフォーメーション スペシャライゼーションが近日中に公開されます

Partner Advantage プログラムで、新しいデータセンター トランスフォーメーション スペシャライゼーションが 2022 年第 1 四半期にリリースされます。このスペシャライゼーションは、プライベート、パブリック クラウド、およびオンプレミスから Google Cloud へのエンタープライズ ワークロードの複雑なデータセンター トランスフォーメーションにおいて成功を収めた Google の Service パートナー向けに設計されたものです。公式発表までしばらくお待ちください。このスペシャライゼーションを達成したパートナーがサポートする分野について詳しくは、この Google を使用したデータセンターの変革ホワイト ペーパーをご覧ください。また、サインアップすると詳しい情報をご覧になれます。

環境への影響を測定して減らすための新しいツール

Carbon Footprint により、すべての Google Cloud ユーザーは Google Cloud で使用するサービスに関連する二酸化炭素総排出量を表示し、エクスポートできるようになりました。ユーザーは、自社の二酸化炭素排出量を測定、追跡、レポート出力できます。さらに、放置プロジェクト Recommender との新しい統合により、アイドル状態のプロジェクトを削除してフットプリントを削減する最適化案を確認できます。詳しくはこちらをご覧ください。


データの最先端

Vertex AI Workbench

Google は、Google Cloud の Notebook プロダクトの自然な進化形として Vertex AI Workbench の公開プレビュー版を発表しました。これは Google のお客様から寄せられる、標準化と統合が行われた ML ツールに対する、変化し続ける要求に対応するものです。

Vertex AI Workbench は、モデルのテストやデプロイから管理や監視に至るまで、MLに関するあらゆる作業を 1 つの環境で完了できる、データ サイエンティスト向けのプロダクトです。Jupyter をベースとするフルマネージドでスケーラブルな、エンタープライズ対応のコンピューティング インフラストラクチャで、セキュリティ管理やユーザー管理の機能が搭載されています。

データ アナリスト、データ サイエンティスト、およびすべてのデータおよび AI 実務担当者は、Vertex AI Workbench を使用して BigQuery、Dataproc、Spark、Looker、Vertex AI のデータをすべて、1 つのインターフェースで分析できます。Vertex AI Workbench により、大規模なデータ トレーニングが加速されます。少ない行数のコードで処理でき、Google の MLOps サービスと簡単に接続できるため、ML エンジニアへのハンドオフ ポイントにおけるモデルの生存可能性を高めることができます。

クロスクラウド分析用 BigQuery Omni の一般提供のお知らせ

マルチクラウドのアナリティクス サービス BigQuery Omni の一般提供開始をお知らせします。これにより、データおよび分析チームは、BigQuery を使用して安全で投資対効果の高い方法で複数のクラウドをまたいだデータの分析を行うことができ、クラウド間の壁を乗り越えることが可能になります。この一般提供開始の告知により、BigQuery Omni は今月後半にアマゾン ウェブ サービスですべてのお客様が、Microsoft Azure で一部のお客様がご利用いただけるようになります。

BigQuery Omni により、AWS の S3 データや、Azure の Azure Blob Storage データに安全に接続できるようになります。アナリストは、使い慣れた BigQuery ユーザー インターフェースで直接このデータをクエリでき、データの置かれている場所で BigQuery の能力を活用できます。

BigQuery Omni は、簡単かつ安全なアクセスと 1 つのまとまった画面により、あらゆるクロスクラウド分析の必要に対応する、真に差別化されたソリューションを提供します。詳しくは、マルチクラウド セッションをご覧ください。


開発者はご参加ください

Google Cloud Innovators について

Google Cloud Innovators プログラムは、お客様のクラウド エクスペリエンスが成長する過程をサポートするプログラムです。どなたでも参加いただけます。

最初に、Google Cloud の経営幹部とデベロッパー アドボケイトの話を聞ける限定招待、専用のロードマップのプレゼンテーション、半年に一度の新しいイノベーター イベントのシリーズへの招待をお送りします。

今後数か月に、イノベーターの皆様向けにさまざまなイベントや機会を用意しております。プログラムに加入して最新情報を受け取り、イベントにご参加ください。詳しくはこちらをご覧ください


Workspace

Work Safer プログラム

Google は本日、増大するサイバーセキュリティの脅威から組織を保護するための Google の新たな取り組みとして、Work Safer プログラムを発表します。Work Safer は、Google および Google のサイバーセキュリティ パートナーである CrowdStrike と Palo Alto Networks が提供する業界最先端のソリューションと Google Workspace とを組み合わせた、幅広い製品へのアクセスを提供します。

Google Meet のクライアントサイド暗号化

Google は 6 月に、クライアントサイド暗号化(CSE)のベータ版が Google ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライドで利用可能になったことを発表しました。このたび CSE が Google Meet で利用できるようになり、データ主権とコンプライアンスの要件を満たしながら、お客様が暗号化キー全体を完全に制御できるようになりました。さらに、Key Access Service Public API のベータ版も発表します。これによりお客様は暗号化キーを直接管理できるようになり、パートナー事業者が不要となります。ご関心をお持ちのお客様は、クライアントサイド暗号化のベータ版に今すぐご登録いただけます。    

チャット用データ損失防止(DLP)

チャット用 DLP のベータ版が公開されました。これはエンドユーザー エクスペリエンスに影響を与えることなく、組織がセンシティブなデータと情報を不正使用から保護できるようにしようとする、Google の継続的な取り組みの一環です。チャットで DLP を使うことにより、センシティブな機密情報が組織から流出することがないようにしながら、個人とチームの間で交わされる会話の効果が最大限に発揮されるようにすることが可能です。ご関心をお持ちのお客様は、チャット用 DLP のベータ版に今すぐご登録いただけます。

ドライブラベル 

ドライブラベルの一般提供が開始されました。ドライブに保存されたファイルを、組織で機密度に応じて分類できるようになりました。ラベルは Google Workspace のデータ損失防止(DLP)機能と統合され、センシティブなファイルの外部共有、ダウンロード、印刷の管理がより簡単になります。

不適切なコンテンツや行動に対する防護

不適切なコンテンツや行動に対する安全保護対策を目的とした追加の保護機能をリリースする予定です。疑わしい、もしくは危険と判断されるファイルをユーザーが開くと、ユーザーとユーザーの所属する組織をマルウェア、フィッシング、およびランサムウェアから保護するように促す警告が表示されます。この機能は現在 Google ドキュメントで利用でき、Google スプレッドシートと Google スライドでも近く利用できるようになります。

- Google Cloud のコンテンツおよび編集担当編集長

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