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クラウド マイグレーション

SAP、Windows、VMware の各ワークロードを 2021 年に移行する準備を整える

2021年1月13日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2020 年 12 月 18 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

2020 年は、私たちの日常生活だけでなく、働き方も大きく変わりました。Google にとっては、SAP、Windows、VMware などの最も重要なワークロードを Google Cloud に移行、モダナイズし、拡張性と柔軟性を備えながら、コスト削減の実現したい企業をお手伝いした 1 年間でもありました。今年の成果を振り返り、今後の予定についても確認しましょう。

Google Cloud での SAP で優れたアジリティを実現

SAP 環境は多くの場合、企業運営の中心に位置付けられます。財務会計からサプライ チェーン管理、人的資本管理まで、SAP アプリケーションの実行には最高レベルの柔軟性、安全性、稼働時間が求められます。SAP をクラウドに移行することを検討しているお客様は、移行によってビジネスの継続性が向上することを期待しておられます。移行には、優れた信頼性、ネットワーク、稼働時間を実現する安全なクラウドが必要です。移行を成功させるため、お客様はデータ分析や機械学習機能を活用します。さらに、お客様は、エンタープライズ ソフトウェア プロジェクトで発生することの多いトラブルやプロジェクト開発の中断が起きず、クラウドへの移行がスムーズに進むことを望んでおられます。

2020 年 6 月に Forrester は Google Cloud での SAP を評価し、移行を検討しているお客様にとって興味深い次のような成果を報告しています。

  • Google Cloud での SAP を採用した企業は、ハードウェア購入が不要になり、さらにソフトウェア ライセンスの最適化、IT スタッフやその他の業務の効率化を通じて、年間平均 300 万ドル以上を節約した。

  • SAP 環境を Google Cloud に移行することで、システムの稼働時間に関するお客様の懸念を効果的に払拭することができ、ダウンタイム関連の問題が起きなくなることで年間平均 150 万ドルを節約した。

  • Google Cloud への移行により、サーバーのボトルネック、インフラストラクチャの障害、ネットワーク容量の問題、その他のパフォーマンスの問題の影響が軽減され、Google Cloud での SAP ユーザーの生産性が平均 50 万ドル増加した。

有用性は上記の 3 つの成果ごとに異なりますが、これらの事例から明白なのは、Google Cloud での SAP を採用することで、投資の回収スピードが上がっていることです。

Microsoft と Windows のライセンス コストを削減

企業の多くは「Windows ショップ」になることを選んでいるわけでありませんが、Microsoft の長年にわたる成長、顧客獲得、変革の結果として Microsoft プラットフォームを信頼しています。Microsoft を長期間利用しているユーザーは、ライセンス コストの削減やロックインの回避に積極的に取り組むことが多く、さらにオープン標準やオープンソース ソフトウェアの利用にも前向きです。Windows Server アプリケーションへの投資が Microsoft を選択する理由になっているのは確かです。

Google Cloud は Microsoft ワークロードの移行とモダナイズに向けた独自のパスを提供しています。この 1 年、Google は Windows Server と、SQL Server や Google Cloud 上の .NET といったその他の Microsoft プラットフォームに対し、最高レベルのエクスペリエンスを提供するため、多額の投資を行ってきました。重要な情報の一部をご紹介します。

Google Cloud VMware Engine でクラウドでの成功をシームレスに実現

すべての企業がクラウドファースト戦略を採用すべく取り組んでいますが、実現するのはそう簡単ではありません。Google Cloud VMware Engine は重要なワークロードをクラウドに移行し、モダナイゼーションを行う際の問題を回避して、VMware ワークロードをオンプレミスのデータセンターから Google Cloud に直接シームレスに移行できるようにします。

Google Cloud VMware Engine は、6 月に米国での一般提供が開始されました。それ以降、南北アメリカ、欧州、アジア太平洋の 8 つのリージョンに提供地域を急速に拡大しました。来年はさらに拡大する予定です。さらに、小売、金融、医療、ライフ サイエンスなどの業界の大手企業による Google Cloud VMware Engine 採用が大幅に増加し、いち早く在宅勤務に切り替えた従業員向けの仮想デスクトップ ソリューション(VDI)の需要も増えています。

また、クラウドへの移行を容易に実現できるように、データ保護および障害復旧チームとのパートナーシップを構築しました。Google Cloud VMware Engine は ActifioZertoVeeamNetAppDell Technologies などと統合され、オンプレミスで使用しているのと同じデータ保護テクノロジーを Google Cloud で利用できます。アプリケーションを変更する必要はありません。

最適な移行の実現に向けて

Google は 2021 年に向けて、プロセスを効率化するための多彩な専用サービス、インフラストラクチャ、ツールを活用し、組織のクラウド移行のすべての段階で、あらゆる組織に対応できるよう取り組んでいます。Google の移行機能は、Google Cloud 高速評価および移行プログラム(RAMP)の利用でさらに大きな前進を遂げています。このプログラムは、移行の成功を計画し、成功に導くためのツール、特典、サービスを提供する包括的なエンドツーエンド移行プログラムです。2020 年はビジネスにとってさまざまなことが起きましたが、2021 年がお客様にとって素晴らしい年になることを願っております。

-プロダクト管理マネージング ディレクター Nirav Mehta
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