App Engine アプリを構成するには、app.yaml
ファイルを使用します。このファイルには、ランタイム、ハンドラ、スケーリングのほかに、環境変数などの全般的な設定も含まれています。
app.yaml
ファイルの概要
app.yaml
ファイルには、バージョンや URL など、PHP アプリのランタイム構成を指定できます。このファイルは、特定のサービス バージョンのデプロイ記述子として機能します。
追加サービス用に app.yaml
ファイルを作成してデプロイするには、その前に、default
サービス用の app.yaml
ファイルを作成する必要があります。
通常の場合、次の例に示すように、スタンダード環境では app.yaml
ファイルに、単純な PHP アプリ用の runtime
要素のみが必要です。
runtime: php83
その他すべての設定のデフォルト値は、App Engine によって提供されます。これには、アプリで使用できるメモリと CPU リソースを決定する F1 インスタンス クラスや、アプリの新しいインスタンスを作成する方法とタイミングを決定する自動スケーリングの設定なども含まれます。
デフォルト設定をオーバーライドする必要がある場合は、app.yaml
ファイルを作成して必要な設定を指定します。詳しくは、app.yaml
ファイルのリファレンスをご覧ください。
app.yaml
ファイルには一意の名前を指定できます。ただし、その場合はデプロイ コマンドでもそのファイル名を指定する必要があります。たとえば、app.yaml
ファイルに service-name-app.yaml
または app.standard.yaml
という名前を指定した場合は、次のいずれかを使用してアプリをデプロイする必要があります。
gcloud app deploy service-name-app.yaml
gcloud app deploy app.standard.yaml
app.yaml
ファイルを構造化する方法については、ウェブサービスの構造化をご覧ください。
すべての構成要素
この構成ファイルでサポートされるすべての要素の一覧については、app.yaml
リファレンスをご覧ください。