オブザーバビリティ ダッシュボードを変更する

このドキュメントでは、カスタム ダッシュボードを作成する方法と、Workload Manager のオブザーバビリティ ダッシュボードにイベントを追加する方法について説明します。

カスタム ダッシュボードを作成する

デフォルトでは、Workload Manager には、SAP ワークロードのオブザーバビリティ指標を表示する事前定義されたダッシュボードが用意されています。特定の指標のみを表示したり、ウィジェットの順序を変更したりするには、事前定義されたダッシュボードを変更し、カスタマイズされたダッシュボードとして保存します。

カスタム ダッシュボードは、異なる SAP システム間で引き継がれます。たとえば、システム ID ED1 のアプリケーション ダッシュボード用にカスタム ダッシュボードを作成した場合、別のシステム ID PF7 を表示するときに同じダッシュボードを表示できます。

カスタム ダッシュボードを作成する方法は次のとおりです。

  1. Google Cloud コンソールで、[Workload Manager] ページに移動します。

    Workload Manager に移動

  2. 左側のナビゲーション メニューから [オブザーバビリティ] を選択します。

  3. 事前定義されたダッシュボードをカスタマイズするには、ダッシュボードのツールバーで をクリックします。

    Workload Manager は、事前定義されたダッシュボードのコピーを作成し、そのコピーを編集モードで開きます。

  4. エディタでは、ダッシュボードで可視化の追加、変更、削除、再配置、サイズ変更を行うことができます。可視化は、まとめてウィジェットと呼ばれます。さまざまなウィジェット タイプの詳細については、ダッシュボードの概要をご覧ください。

  5. ダッシュボードの変更が完了したら、[保存] をクリックします。

  6. 変更を確認するダイアログで、[カスタマイズしたダッシュボードを表示] をクリックして、カスタマイズされたビューに移動します。

    事前定義ビューに戻すには、[ダッシュボード] プルダウンから [事前定義] を選択します。

ダッシュボードにイベントを追加する

[アプリケーション] ダッシュボードと [データベース] ダッシュボードの両方で、グラフにイベントを直接追加できます。これにより、イベントと指標や値への影響を関連付けることができます。

イベントを表示するように SAP オブザーバビリティ ダッシュボードを構成する手順は次のとおりです。

  1. Google Cloud コンソールで、[Workload Manager] ページに移動します。

    Workload Manager に移動

  2. 左側のナビゲーション メニューから [オブザーバビリティ] を選択します。

  3. [ダッシュボード] メニューが [事前定義] に設定されていることを確認します。イベントはカスタム ダッシュボードに表示できません。

  4. ツールバーで をクリックし、ダッシュボードに追加するイベントを選択します。

  5. [OK] をクリックしてダッシュボードに戻ります。

選択したイベントのいずれかが発生すると、関連するすべてのグラフとウィジェットに直接表示されます。イベント アイコンの上にポインタを置くと、追加情報が表示されます。また、完全なログを表示することもできます。

プレビューでは、ダッシュボードで次のイベントのみがサポートされています。

  • VM の終了: 手動でトリガーされた停止、ゲスト OS の終了、メンテナンスの終了、ホストエラーなど、VM の終了を識別するのに役立ちます。
  • VM start failed: 容量不足、IP スペースの枯渇、割り当て超過エラー、Shielded VM の整合性エラーによる VM インスタンスの開始エラーを追跡します。
  • VM ゲスト OS エラー: ディスクの空き容量不足、ファイル システムのマウント失敗、Linux 緊急モードがアクティブになる起動の失敗など、特定の VM インスタンスのゲスト OS エラーを追跡します。

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