observIQ と BindPlane について

observIQ は、DevOps と ITOps コミュニティ向けの高速で高性能、かつ直感的な次世代オブザーバビリティ テクノロジーの開発を専門としています。observIQ では、クラウド、ハイブリッド クラウド、オンプレミス インフラストラクチャ、DevOps、およびグローバルにデプロイされるエンタープライズ アプリケーションをモニタリングするように設計された 200 を超える統合を構築しています。これらの統合はビジネス クリティカルなアプリケーションをモニタリングしています。

observIQ は 2018 年から Google パートナーであり、OpenTelemetry プロジェクトのトップ コントリビューターとなっています。2020 年、observIQ は OpenTelemetry コレクタのプライマリ ロギング コンポーネントに貢献しました。

BindPlane とは

BindPlane は、observIQ のプレミア オブザーバビリティ パイプラインです。BindPlane を使用すると、指標、ログ、トレースを収集し、絞り込み、Google Cloud の任意の宛先やプロジェクトへと送信する機能を使用できます。BindPlane は、オブザーバビリティの費用を削減し、テレメトリー エージェントの大規模なデプロイと管理を簡素化するために必要なコントロールを提供します。

BindPlane を使用すると、さまざまなソースからテレメトリーを収集し、そのデータを Cloud Monitoring と Cloud Logging にエクスポートできます。

BindPlane のバージョン

observIQ は、複数のバージョンの BindPlane を提供しています。各バージョンの機能の比較については、BindPlane の最適なバージョンをご覧ください。

仕組み

BindPlane は、Cloud Monitoring および Cloud Logging と統合されており、モニタリング対象リソースでカバーされないインフラストラクチャの部分から指標とログをキャプチャできます。そのいくつかをご紹介します。

  • Microsoft Azure Compute や VMware vCenter などのプラットフォーム
  • Oracle EBS や JBoss などのビジネス アプリケーション
  • Microsoft SQL Server や OracleDB などのデータベース エンジン

observIQ のコレクタが Cloud Monitoring と Cloud Logging に送信したデータは、収集した他のデータと同様に可視化し、分析できます。この指標はカスタム指標として課金されますが、BindPlane を使用するための追加コスト、ライセンス、契約は必要ありません。

Monitoring と Logging にデータを送信する場合、BindPlane は Monitoring が提供するモニタリング対象リソースを参照します。Monitoring のモニタリング対象リソースは BindPlane のソースに対応します。各ソースから BindPlane が収集する指標とログについては、ソースをご覧ください。

BindPlane のアーキテクチャとセキュリティ

セキュリティは、BindPlane ソリューションの設計における重要な考慮事項です。observIQ は、Google と提携してこのソリューションを共同で提供する前に Google のセキュリティ監査を通過しています。

アーキテクチャとセキュリティ システムは、全体にわたって強力な認証を採用しています。また、observIQ は、定期的にセキュリティ対策を監査し、システムのペネトレーション テストを頻繁に実施しています。

サンプル ユースケース

BindPlane を使用すると、Cloud Monitoring と Logging での分析用として次の環境から指標またはログを収集できます。

  • オンプレミスのホストマシン
  • オンプレミスの Kubernetes システムとアプリケーション コード
  • ファイアウォール、スイッチ、ルーター