プル配信に関する問題のトラブルシューティング

gcpdiag ツールを使用して、プル サブスクリプションの配信に関する潜在的な問題を検出して修正します。

gcpdiag ツールを使用する

gcpdiag はオープンソース ツールです。正式にサポートされている Google Cloud プロダクトではありません。 gcpdiag ツールを使用すると、Google Cloud プロジェクトの問題を特定して修正できます。詳細については、GitHub の gcpdiag プロジェクトをご確認ください。

gcpdiag ツールは、次のチェックを実行して、Pub/Sub プル配信の問題を検出します。

  • 割り当てエラー: ログ エクスプローラのログを評価して、リージョンとゾーンに割り当てエラーがないか確認します。
  • スループットの適格性: サブスクリプションの配信レイテンシの健全性を確認します。

gcpdiag プル配信評価手順の一覧については、考えられる手順をご覧ください。

gcpdiag コマンドを実行する

gcpdiag コマンドは、Google Cloud CLI から、または Docker コンテナ内で実行できます。

Google Cloud コンソール

  1. 次のコマンドを入力してコピーします。
  2. gcpdiag runbook pubsub/pull-subscription-delivery \
      --project=PROJECT_ID \
      --parameter subscription_name=SUBSCRIPTION_NAME
  3. Google Cloud コンソールを開き、Cloud Shell をアクティブにします。
  4. Cloud コンソールを開く
  5. コピーしたコマンドを貼り付けます。
  6. gcpdiag コマンドを実行します。gcpdiag Docker イメージがダウンロードされ、診断チェックが実行されます。該当する場合は、出力指示に従って失敗したチェックを修正します。

Docker

Docker コンテナで gcpdiag を起動するラッパーを使用して gcpdiag を実行できます。Docker または Podman がインストールされている必要があります。

  1. ローカル ワークステーションで次のコマンドをコピーして実行します。
    curl https://gcpdiag.dev/gcpdiag.sh >gcpdiag && chmod +x gcpdiag
  2. gcpdiag コマンドを実行します。
    ./gcpdiag runbook pubsub/pull-subscription-delivery \
      --project=PROJECT_ID \
      --parameter subscription_name=SUBSCRIPTION_NAME

このランブックで使用可能なパラメータを表示します。

次のように置き換えます。

    • PROJECT_ID: 評価するプロジェクトの ID
    • SUBSCRIPTION_NAME: プロジェクトで評価するサブスクリプションの名前

有用なフラグ:

gcpdiag ツールのフラグの一覧と説明については、gcpdiag の使用手順をご覧ください。