負荷分散のリソースの割り当てと上限

ここでは、ロードバランサの割り当てと上限について説明します。割り当てを変更するには、Google Cloud Console から追加の割り当てをリクエストしてください。具体的に注記がある場合を除き、通常、上限を引き上げることはできません。

割り当てと上限

転送ルール

項目 割り当てと上限
1 Google Cloud プロジェクトあたりの転送ルール数 割り当て この割り当ては、特定のプロジェクトに含まれる転送ルールの最大数を表します。転送ルールをどのように使用しているかにかかわらず、この割り当てはすべての転送ルールに一括して適用されます。これには、プロトコル転送用の転送ルール、Classic VPN ゲートウェイ用の転送ルール、負荷分散スキーム(INTERNAL、INTERNAL_MANAGED、INTERNAL_SELF_MANAGED、EXTERNAL)用の転送ルールが含まれます。
転送ルールの最大数:
- 内部 TCP / UDP 負荷分散
- 内部 HTTP(S) 負荷分散
VPC ネットワークごとに 75 これらの上限がどのように適用されるかについては、VPC ネットワーク ピアリングに関する上限をご覧ください。
1 つの内部 IP アドレスを共有できる内部転送ルールの最大数 10 この上限を引き上げることはできません。
1 内部転送ルールあたりのポート数 5 つ(リストまたは範囲として)
上限なし(ALL のポート オプション使用)
この上限を引き上げることはできません。
1 内部バックエンド サービスあたりの内部転送ルール数 個別の上限なし 他の項目の割り当てや上限に応じて、複数の内部転送ルールから同じ内部バックエンド サービスを参照できます。

ターゲット プールとターゲット プロキシ

項目 割り当てと上限
ターゲット プール 割り当て この割り当ては 1 プロジェクトあたりの値です。
ターゲット HTTP プロキシ 割り当て この割り当ては 1 プロジェクトあたりの値です。
ターゲット HTTPS プロキシ 割り当て この割り当ては 1 プロジェクトあたりの値です。
ターゲット SSL プロキシ 割り当て この割り当ては 1 プロジェクトあたりの値です。
ターゲット TCP プロキシ 割り当て この割り当ては 1 プロジェクトあたりの値です。
1 ターゲット HTTPS プロキシまたは 1 ターゲット SSL プロキシあたりの SSL ポリシー数 1 この上限を引き上げることはできません。
1 ターゲット HTTPS プロキシまたは 1 ターゲット SSL プロキシあたりの SSL 証明書数 15 この上限を引き上げることはできません。

SSL 証明書

項目 割り当てと上限
SSL 証明書 割り当て この割り当ては 1 プロジェクトあたりの値です。
サポートされている秘密鍵の長さ 2,048 ビット RSA(RSA-2048)
256 ビット ECDSA(ECDSA P-256)
この上限を引き上げることはできません。
1 Google マネージド SSL 証明書あたりの複数ドメイン 100 この上限を引き上げることはできません。
Google マネージド証明書のドメイン名の長さ 64 バイト この上限を引き上げることはできません。

この長さの上限は、Google マネージド SSL 証明書にのみ適用されます。これらの証明書では、証明書の最初のドメインにのみ 64 バイトの上限が適用されます。証明書に含まれる他のドメインの長さの上限は 253 バイトです(これは、インターネットのあらゆるドメイン名に適用され、Google マネージド証明書にのみ適用される上限ではありません)。

URL マップ

項目 割り当てと上限
URL マップ 割り当て この割り当ては 1 プロジェクトあたりの値です。
URL マップごとのホストルール数 50 この上限を引き上げることはできません。
URL マップごとのパスマッチャー数 50 この上限を引き上げることはできません。
パスマッチャーごとのパスルール数 50 この上限を引き上げることはできません。
1 パスマッチャーあたりのルートルール数 50 この上限を引き上げることはできません。
1 ルートルールあたりのマッチング ルール数 50 この上限を引き上げることはできません。
1 マッチング ルールあたりのヘッダーの一致数 50 この上限を引き上げることはできません。
1 マッチング ルールあたりのクエリ パラメータの一致数 50 この上限を引き上げることはできません。
1 パスマッチャーあたりのヘッダー アクション数 50 この上限を引き上げることはできません。
1 パスルールあたりのバックエンド サービス数またはバックエンド バケット数 1 バックエンド サービスまたは 1 バックエンド バケット(いずれか、両方ではない) この上限を引き上げることはできません。

バックエンド バケット

項目 割り当てと上限
バックエンド バケット 割り当て この割り当ては 1 プロジェクトあたりの値です。

バックエンド サービス

項目 割り当てと上限
バックエンド サービス 割り当て この割り当てには、プロジェクト内のすべてのバックエンド サービス(INTERNAL、INTERNAL_MANAGED、INTERNAL_SELF_MANAGED、EXTERNAL)が含まれます。
1 TCP プロキシ ロードバランサ、1 SSL プロキシ ロードバランサ、または 1 内部 TCP / UDP ロードバランサあたりのバックエンド サービス数 1 この上限を引き上げることはできません。
1 内部バックエンド サービスあたりの VM インスタンスの最大数

内部バックエンド サービスのフェイルオーバーを構成した場合のアクティブ プール内の VM インスタンスの最大数
250(インスタンス グループ間で VM がどのように割り当てられるかに関係なく) この上限を引き上げることはできません。
1 内部転送ルールあたりの内部バックエンド サービス数 1 この上限を引き上げることはできません。
1 外部バックエンド サービスあたりの名前付きポート数 1 この上限を引き上げることはできません。
1 内部バックエンド サービスあたりの名前付きポート数 0 この上限を引き上げることはできません。

バックエンド

項目 割り当てと上限
インスタンス グループ 割り当て この割り当ては 1 プロジェクトあたりの値です。
1 内部バックエンド サービスあたりのインスタンス グループ バックエンド数 50 この上限を引き上げることはできません。
内部 TCP / UDP ロードバランサのバックエンド VM は、バックエンド VM の総数が 250 以下の場合、最大 50 個のインスタンス グループに分散できます。
1 外部バックエンド サービスあたりのインスタンス グループ バックエンド数 50 この上限を引き上げることはできません。
1 プロジェクトあたりの NEG 割り当て この上限を引き上げる必要がある場合は、Google Cloud セールスチームにお問い合わせください。
1 外部バックエンド サービスあたりの NEG バックエンド数 50 この上限を引き上げることはできません。

1 NEG あたりのエンドポイント数

項目 割り当てと上限
1 NEG あたりのエンドポイント数 10,000 この上限を引き上げることはできません。

1 インスタンス グループあたりの VM の数

項目 割り当てと上限
外部バックエンド サービスの 1 リージョン インスタンス グループ バックエンドあたりの VM の数 インスタンス グループの名前付きポートで指定されたポートの数によって異なる。次の 2 つのうち小さい方:
A: 2,000
B: VM × (最大ポート番号を含む名前付きポートのポート数) ≦ 10,000
この上限を引き上げる必要がある場合は、Google Cloud セールスチームにお問い合わせください。
外部バックエンド サービス用の 1 ゾーン インスタンス グループ バックエンドあたりの VM の数 インスタンス グループの名前付きポートで指定されたポートの数によって異なる。次の 2 つのうち小さい方:
A: 1,000
B: VM × (最大ポート番号を含む名前付きポートのポート数) ≦ 10,000
この上限を引き上げる必要がある場合は、Google Cloud セールスチームにお問い合わせください。
インスタンス グループが内部バックエンド サービスのバックエンドである場合の 1 インスタンス グループあたりの VM の数 個別の上限なし 内部 TCP / UDP ロードバランサのバックエンド VM は、バックエンド VM の総数が 250 以下の場合、最大 50 個のインスタンス グループに分散できます。

HTTP(S) 負荷分散の秒間クエリ数

項目 割り当てと上限
外部 HTTP(S) 負荷分散の、1 バックエンド インスタンス グループまたは 1 NEG ごとの秒間クエリ(QPS)数 分散モードに RATE を使用する場合に構成可能。 バックエンドによって制限されます。
内部 HTTP(S) 負荷分散の、1 ネットワークあたりの 1 リージョンあたり秒間クエリ(QPS)数 内部 HTTP(S) 負荷分散の場合、最大 QPS 負荷は、リクエストのサイズと構成の複雑さによって異なります。負荷が容量を超えると、レイテンシが増加しリクエストが破棄される可能性があります。 この上限を引き上げる必要がある場合は、Google Cloud セールスチームにお問い合わせください。

HTTP(S) 負荷分散のヘッダーサイズ

項目 割り当てと上限
外部 HTTP(S) 負荷分散の最大リクエスト ヘッダーサイズ 約 15 KB(キロバイト) この上限を引き上げることはできません。
リクエスト URL とリクエスト ヘッダーの合計サイズは 16 KB に制限されています。
外部 HTTP(S) 負荷分散の最大レスポンス ヘッダーサイズ 約 128 KB(キロバイト) この上限を引き上げることはできません。
内部 HTTP(S) 負荷分散の最大リクエスト ヘッダーサイズ 60 KB(キロバイト) この上限を引き上げることはできません。
ヘッダーの小文字変換 常に、内部 HTTP(S) 負荷分散用 内部 HTTP(S) 負荷分散は、リクエスト ヘッダーとレスポンス ヘッダーの大文字と小文字について、HTTP/2 の規則に従います。使用されるプロトコルに関係なく、すべてのヘッダーは小文字に変換されます。たとえば、Hosthost に、Keep-ALIVEkeep-alive になります。外部 HTTP(S) 負荷分散は、リクエスト ヘッダーとレスポンス ヘッダーの大文字と小文字を変更しません。

内部 HTTP(S) 負荷分散のプロキシ インスタンス数

項目 割り当てと上限
1 ネットワークあたりのプロキシ インスタンス数 30 この割り当ては、ネットワークに自動的に割り当てられる Envoy プロキシ インスタンスの最大数を表します。
この上限を引き上げる必要がある場合は、Google Cloud セールスチームにお問い合わせください。

概要

Cloud Load Balancing では、さまざまな理由から使用できるリソースの割り当て量を制限しています。たとえば、割り当て量の上限を設定して予期しない使用量の急増を防ぐことで、Google Cloud ユーザーのコミュニティを保護しています。割り当て量は、無料枠で Google Cloud を試しているユーザーをトライアルに留めておくのにも役立ちます。

すべてのプロジェクトは同じ割り当て量で開始しますが、追加の割り当て量をリクエストすることで変更できます。一部の割り当て量は、プロダクトの使用状況に応じて自動的に増える場合があります。

権限

割り当て量の表示や、割り当て量の増加のリクエストを行うには、IAM メンバーは以下のいずれかの役割を持つ必要があります。

タスク 必要な役割
プロジェクトの割り当て量をチェックする プロジェクト オーナーまたは編集者または 割り当て閲覧者
割り当て量の変更、割り当て量の追加のリクエストを行う プロジェクト オーナーまたは編集者割り当て管理者、 または serviceusage.quotas.update 権限を持つカスタム役割

割り当て量を確認する

Cloud Console で、[割り当て] ページに移動します。

gcloud コマンドライン ツールで次のコマンドを実行して、割り当て量を確認します。[PROJECT_ID] は、実際のプロジェクト ID に置き換えます。

        gcloud compute project-info describe --project [PROJECT_ID]

リージョンの使用済み割り当て量を確認するには、次のコマンドを実行します。

        gcloud compute regions describe example-region

割り当てを超えたときのエラー

gcloud コマンド割り当てを超えた場合、gcloudquota exceeded エラー メッセージを出力し、終了コード 1 を返します。

API リクエストで割り当てを超えた場合、Google Cloud は次の HTTP ステータス コード HTTP 413 Request Entity Too Large を返します。

追加の割り当てをリクエストする

Cloud Console の [割り当て] ページから、追加の割り当てをリクエストします。割り当てのリクエストが処理されるまで、24~48 時間かかります。

  1. [割り当て] ページに移動します。

    [割り当て] ページに移動

  2. [割り当て] ページで、変更する割り当てを選択します。
  3. ページ上部にある [割り当てを編集] ボタンをクリックします。
  4. 名前、メールアドレス、電話番号を入力して、[次へ] をクリックします。
  5. 割り当てリクエストを入力して、[次へ] をクリックします。
  6. リクエストを送信します。

リソースの可用性

各割り当て量は、リソースを使用できるという前提で、作成可能な特定のリソースタイプの最大数を表します。割り当て量によって、リソースの可用性が保証されるわけではない点に注意することが重要です。割り当て量が使用可能でも、新しいリソースを使用できなければ、そのリソースを作成することはできません。たとえば、us-central1 リージョンで新しいリージョンの外部 IP アドレスを作成するための割り当て量が十分にあっても、そのリージョンに使用可能な外部 IP アドレスがない場合、外部 IP アドレスの作成はできません。ゾーンリソースの可用性は、新しいリソースを作成できるかにも影響を及ぼす可能性があります。

リージョン全体でリソースを使用できない状況はまれですが、ゾーン内のリソースが使い果たされることはあります。通常、そのリソースタイプの SLA に影響はありません。詳細については、リソースの関連するサービスレベル契約(SLA)を確認してください。