Dedicated Interconnect の概要

Google Cloud Interconnect - Dedicated(Dedicated Interconnect)が、お客様のオンプレミス ネットワークと Google ネットワークの間を直接物理的に接続します。Dedicated Interconnect を使用すると、大量のデータをネットワーク間で転送できます。この方法は、公共のインターネット上での帯域幅を追加購入するよりもコスト効率面で優れています。

Dedicated Interconnect を使用する前に

  • 基本的なネットワークの相互接続に精通している必要があります。回線の注文と構成はお客様側の負担となります。
  • 主な用語で説明している Cloud Interconnect の用語を理解している必要があります。
  • ネットワークをコロケーション施設内の Google のネットワークに物理的に接続する必要があります。独自のルーティング機器を用意する必要があります。
  • コロケーション施設では、お客様のオンプレミス ネットワーク デバイスは次の技術要件をサポートしている必要があります。
    • 10G 回線、シングルモード ファイバー、10GBASE-LR(1310 nm)、または 100G 回線、シングルモード ファイバー、100GBASE-LR4
    • IPv4 リンクのローカル アドレス指定
    • LACP(単一回線を使用している場合も必要)
    • EBGP-4 マルチホップ
    • 802.1q VLAN

Dedicated Interconnect の仕組み

Dedicated Interconnect では、Google ネットワークと使用ルーターとの間の相互接続を共通のロケーションでプロビジョニングします。次の例は、GCP VPC ネットワークとオンプレミス ネットワークの間の単一の Dedicated Interconnect 接続を示しています。

Dedicated Interconnect の図(クリックで拡大)
Dedicated Interconnect(クリックで拡大)

この基本設定では、共通のコロケーション施設で Google ネットワークとオンプレミス ルーターとの間の相互接続をプロビジョニングします。この相互接続は、Dedicated Interconnect 接続です。

ルートを交換するために、Cloud Router とオンプレミス ルーターの間の相互接続上に BGP セッションが構成されています。その後、オンプレミス ネットワークからのトラフィックが VPC ネットワークに到達し、逆方向にも到達します。

Dedicated Interconnect の要素

次の定義では、基本設定で導入されているさまざまな要素について説明します。

相互接続

相互接続は、Google とオンプレミス ネットワークの間の特定の物理的な接続を表します。相互接続は、オンプレミス ネットワークと Google のネットワークが接続されるコロケーション施設に存在します。

単一の相互接続は、単一の Google ルーターに接続された単一の 10G リンクまたはリンクバンドルにすることができます。異なるロケーションまたは異なる機器に Google への複数の接続がある場合は、個別の相互接続を作成する必要があります。

VLAN アタッチメント(InterconnectAttachment とも呼ばれる)

VLAN アタッチメントは、VPC ネットワーク内の相互接続と単一リージョンの間の仮想ポイント ツー ポイント トンネルです。アタッチメントによって、相互接続に特定の 802.1q VLAN が割り当てられます。

VLAN アタッチメントを使用して、相互接続を特定の VPC ネットワークに接続します。具体的には、VLAN アタッチメントによって、相互接続が VPC ネットワーク内の Cloud Router に接続されます。

1 つの相互接続に複数の VLAN アタッチメントを作成できます。これにより、複数の VPC ネットワークに接続したり、1 つの VPC ネットワーク内のさまざまなリージョンに接続したりできるようになります。

VLAN アタッチメントごとに容量を設定して、使用可能な最大帯域幅を制限できます。こうした制限を設けることで、1 つの相互接続で複数の VLAN アタッチメントを使用する場合にネットワークの輻輳を回避できます。最大帯域幅は概算値であるため、選択した容量を超える帯域幅を VLAN アタッチメントで使用できる可能性があります。

相互接続のロケーション

相互接続のロケーションは、相互接続がプロビジョニングされるコロケーション施設です。これは、オンプレミス ルーティング機器が Google のピアリング エッジに接続される場所です。

各相互接続のロケーションは、Google Cloud Platform(GCP)のリージョンのサブセットをサポートしています。たとえば、lga-zone1-16 ロケーションは、northamerica-northeast1us-east1us-west1us-west2us-east4us-central1 リージョンの相互接続のアタッチメントをサポートしています。

Dedicated Interconnect のすべての相互接続ロケーションは、1 x 100 Gbps(100 Gbps)または 2 x 100 Gbps(200 Gbps)の回線をサポートしています。

ロケーションとサポートされるリージョンの一覧については、コロケーション施設のロケーションをご覧ください。

Cloud Router

Cloud Router は、BGP を介して VPC ネットワークとオンプレミス ネットワークの間のルートを動的に交換するために使用されます。BGP セッションは、オンプレミス ルーターと Cloud Router の間で設定します。BGP セッションのすべての情報は、ピアリング IP アドレスや VLAN ID などの VLAN アタッチメントによって提供されます。

Cloud Router は、VPC ネットワーク内のサブネットをアドバタイズし、学習されたルートをそれらのサブネットに伝播します。Cloud Router の詳細については、Cloud Router のドキュメントの概要をご覧ください。

プロビジョニングの概要

最初に相互接続を注文して、Google が必要なリソースを割り当てて LOA-CFA を送れるようにします。LOA-CFA を受け取ったら、それをベンダーに提出して、ベンダーが Google のネットワークとお客様のネットワークの間に相互接続をプロビジョニングできるようにする必要があります。

Google との相互接続は、お客様が構成してテストした後で、使用できるようになります。準備が整ったら、VLAN アタッチメントを作成して、相互接続で VLAN を割り当てることができます。

Dedicated Interconnect のプロビジョニングに必要なすべての手順については、Dedicated Interconnect 入門ガイドのプロビジョニングの概要をご覧ください。

冗長性

可用性のニーズに応じて、Dedicated Interconnect を構成して、多少のダウンタイムを許容できるミッションクリティカルなサービスやアプリケーションをサポートできます。特定のレベルの信頼性を達成するために、Google では 99.99% の可用性99.9% の可用性の 2 つの模範的な構成を用意しています。

ダウンタイムに対する耐性の低い本番環境レベルのアプリケーションには 99.99% の構成を使用することをおすすめします。アプリケーションがミッションクリティカルでなく、多少のダウンタイムを許容できる場合は、99.9% の構成を使用できます。

SLA には、99.99% の構成と 99.9% の構成により定義された、適切な構成のトポロジが必要です。これらの構成により可用性が確保され、SLA が提供されます。

基本構成

最高レベルの可用性を得るには、次の図に示すように 99.99% の可用性を構成することをおすすめします。オンプレミス ネットワーク内のクライアントは、冗長パスの少なくとも 1 つを介して us-central1 リージョン内の VM インスタンスの IP アドレスに到達することができます。また、その逆も可能です。1 つのパスを使用できない場合でも、他のパスでは引き続きトラフィックを処理できます。

99.9% の可用性のための冗長相互接続の図(クリックで拡大)
99.99% の可用性のための冗長相互接続(クリックで拡大)

チュートリアル

冗長相互接続と下りトラフィックのバランスをとる

99.99% の構成に似た冗長トポロジがある場合は、トラフィックが VPC ネットワークからオンプレミス ネットワークに移動するためのパスが複数あります。Cloud Router が受信するアナウンスメントが同じでコストが等しい(同じ CIDR 範囲と同じ MED 値)場合、GCP が ECMP を使用して接続全体で下りトラフィックのバランスをとります。

Dedicated Interconnect の可用性

特定の GCP リージョン内の VM インスタンスとオンプレミス ネットワーク内の正しく構成されたマシンの間でパケット(ICMP Ping)を送受信できる場合、Dedicated Interconnect 接続が使用可能であると見なされます。少なくとも 1 つの冗長接続を介してパケットを送受信できる必要があります。

よくある質問

Cloud Interconnect のアーキテクチャと機能に関する一般的な質問とその回答については、Cloud Interconnect に関するよくある質問をご覧ください。

次のステップ

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