拡張音声モデル

Google では、お客様のデータを使用してプロダクトの改善に努めています。Dialogflow をより適切にニーズに合わせるために、Dialogflow データロギング プログラムを有効にできます。このプログラムにより、Google では、音声認識の改善、モデル トレーニング、テストなどにお客様のデータを使用することで、Dialogflow の品質を向上させることができます。

プログラムを有効にすると、音声認識用の特別な機械学習モデルにアクセスできます。Google では、データロギングによって収集されたデータに基づいて拡張モデルを作成し、改善しています。たとえば、通話モデルを指定してリクエストを送信した場合、Dialogflow は拡張通話モデルを使用してリクエストを処理します。拡張モデルを使用することで、Dialogflow は通話から取得した音声をより正確に認識し、より正確な音声データを生成できます。

制限事項

次の制限が適用されます。

  • 拡張音声モデルでは、次の言語のみがサポートされます。
    • 英語(en)
    • 英語 - US(en-US)
  • 現在、この機能は有料エディションのユーザーのみが利用できます。
  • 現時点で存在する拡張モデルは、電話の通話音声の処理に使われるモデル 1 つだけです。

データのプライバシーとセキュリティ

プログラムを有効にしても、Google がすべてのデータを記録するわけではありません。Google が使用するのは、データロギングが有効になっているプロジェクトで Dialogflow に送信されたデータだけです。データロギングが有効になっていない Google Cloud プロジェクトでも、音声文字変換リクエストを Dialogflow に送信できます。このようなプロジェクトの場合、Google はサービスの提供に必要なデータのみを使用します。

データロギングが有効になっているプロジェクトにアップロードするデータの所有権はすべてお客様が保持します。ただし、そのデータを使用してトレーニングしたモデルの所有権は Google が保持します。データロギングの利用条件については、データロギングに関する規約をご覧ください。

データロギングによって収集されたデータにアクセスが許可されるのは、特定の権限を持つ Google 社員に限定されます。Google では、このデータを Google のプロダクトやサービスのトレーニングおよび改善にのみ使用します。Google では、収集したデータに含まれる個人情報を使用して、お客様またはお客様のユーザーや顧客をプロダクトやサービス、広告のターゲットにすることはありません。

Google のセキュリティ ポリシーの詳細については、Google Cloud セキュリティ ホワイトペーパーをご覧ください。

データロギングを有効または無効にする

拡張音声モデルを有効にするには、音声データロギングを有効にする必要があります。データロギングの有効化と無効化の手順については、音声データロギングのドキュメントをご覧ください。