各移行元 PostgreSQL データベースは論理デコーディング機能に依存します。PostgreSQL の論理デコーディングは、write-ahead log(WAL)ファイルの内容をデコードすることで実装されます。WAL ファイルには、データベースでのアクティビティの履歴情報が含まれており、Datastream はこれらのファイルを利用してデータの変更をクエリします。 Datastream で WAL ファイルを操作する方法の詳細については、PostgreSQL データベースの WAL ファイルを操作するをご覧ください。
パブリケーションとレプリケーション スロット
PostgreSQL ソースを構成する場合は、パブリケーションとレプリケーション スロットを作成する必要があります。
パブリケーションは、テーブルまたはテーブルのグループから生成された、論理レプリケーションを使用して複製する一連の変更です。
レプリケーション スロットは、WAL ログファイルに保存されている一連の変更が正しい順序で宛先に確実に複製されるようにする PostgreSQL の機能です。
各レプリケーション スロットは、単一のデータベースから一連の変更をストリーミングします。各パブリケーションは 1 つのデータベースにのみ存在するため、データベースごとに 1 つ以上のストリームを作成する必要があります。
詳細については、PostgreSQL ドキュメントのパブリケーションとレプリケーション スロットをご覧ください。
サポートされるデータベース
Datastream は、以下の種類の PostgreSQL データベースに対応しています。
- AlloyDB for PostgreSQL
- AlloyDB Omni
- Amazon Aurora PostgreSQL
- Amazon RDS for PostgreSQL
- Cloud SQL for PostgreSQL
- セルフマネージド PostgreSQL(オンプレミスまたはクラウドホスト型)
次のステップ
- Datastream と連携するように AlloyDB for PostgreSQL データベースを構成する方法について学習します。
- Datastream で動作するように AlloyDB Omni を構成する方法について学習します。
- Datastream と連携するように Amazon Aurora PostgreSQL データベースを構成する方法について学習します。
- Datastream と連携するように Amazon RDS for PostgreSQL データベースを構成する方法について学習します。
- Datastream と連携するように Cloud SQL for PostgreSQL データベースを構成する方法について学習します。
- Datastream と連携するように セルフマネージド PostgreSQL データベースを構成する方法について学習します。