以降のセクションでは、Amazon Aurora PostgreSQL データベースの構成方法について説明します。
パラメータ グループを作成する
- Amazon RDS ダッシュボードを起動します。
- ナビゲーション ドロワーで [パラメータ グループ] をクリックし、[パラメータ グループを作成] をクリックします。[パラメータ グループを作成] ページが表示されます。
- 次の表を参照してこのページのフィールドに値を入力し、[作成] をクリックします。
フィールド 説明 パラメータ グループ ファミリー データベースと一致するファミリーを選択します。 タイプ DB クラスタ パラメータ グループを選択します。 グループ名 パラメータ グループの名前を指定します。 説明 パラメータ グループの説明を入力します。 - 新しく作成したパラメータ グループの左側にあるチェックボックスをオンにし、[パラメータ グループの操作] で [編集] をクリックします。
rds.logical_replication
パラメータの値を 1 に変更します。- [Save Changes] をクリックします。
パラメータ グループをデータベース インスタンスに割り当てる
- Amazon RDS ダッシュボードを起動します。
- ナビゲーション ドロワーで [データベース] をクリックし、データベース インスタンスを選択します。
- [インスタンスの操作] メニューから [修正] を選択します。[DB インスタンスの変更] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [追加の構成] セクションで、作成したデータベース クラスタのパラメータ グループを選択します。
- [バックアップの保持期間] を [7 日] に設定します。
- [続行] をクリックします。
- [変更のスケジュール設定] ペインで、[すぐに適用] オプションを選択します。
データベース インスタンスを再起動する
- Amazon RDS ダッシュボードを起動します。
- ナビゲーション ドロワーで [データベース] をクリックし、データベース インスタンスを選択します。
- [アクション] プルダウン メニューで [再起動]、[確認] の順に選択します。
パブリケーションとレプリケーション スロットを作成する
複製するテーブルの変更のパブリケーションを作成します。 複製するテーブルのパブリケーションのみを作成することをおすすめします。これにより、Datastream は関連データを読み取り専用にできるようになり、データベースと Datastream の負荷が軽減されます。
CREATE PUBLICATION PUBLICATION_NAME FOR TABLE SCHEMA1.TABLE1, SCHEMA2.TABLE2;
以下を置き換えます。
- PUBLICATION_NAME: パブリケーションの名前。Datastream のストリーム作成ウィザードでストリームを作成するときに、この名前を指定する必要があります。
- SCHEMA: テーブルを含むスキーマの名前。
- TABLE: 複製するテーブルの名前。
パブリケーションは、スキーマ内のすべてのテーブルのパブリケーションを作成できます。この方法で、今後作成するテーブルを含め、指定したスキーマのリストにあるテーブルの変更を複製できます。
CREATE PUBLICATION PUBLICATION_NAME FOR TABLES IN SCHEMA1, SCHEMA2;
データベース内のすべてのテーブルのパブリケーションを作成することもできます。この方法によって、ソース データベースと Datastream の両方の負荷が増加します。
CREATE PUBLICATION PUBLICATION_NAME FOR ALL TABLES;
次の PostgreSQL コマンドを入力して、レプリケーション スロットを作成します。
SELECT PG_CREATE_LOGICAL_REPLICATION_SLOT('REPLICATION_SLOT_NAME', 'pgoutput');
以下を置き換えます。
- REPLICATION_SLOT_NAME: レプリケーション スロットの名前。Datastream のストリーム作成ウィザードでストリームを作成するときに、この名前を指定する必要があります。
Datastream ユーザーを作成する
Datastream ユーザーを作成するには、次の PostgreSQL コマンドを入力します。
CREATE USER USER_NAME WITH ENCRYPTED PASSWORD 'USER_PASSWORD';
以下を置き換えます。
- USER_NAME: 作成する Datastream ユーザーの名前。
- USER_PASSWORD: 作成する Datastream ユーザーのパスワード。
作成したユーザーに次の権限を付与します。
GRANT RDS_REPLICATION TO USER_NAME; GRANT SELECT ON ALL TABLES IN SCHEMA SCHEMA_NAME TO USER_NAME; GRANT USAGE ON SCHEMA SCHEMA_NAME TO USER_NAME; ALTER DEFAULT PRIVILEGES IN SCHEMA SCHEMA_NAME GRANT SELECT ON TABLES TO USER_NAME;
以下を置き換えます。
- SCHEMA_NAME: 権限の付与先となるスキーマの名前。
- USER_NAME: 権限の付与先となるユーザー。
次のステップ
- Datastream が PostgreSQL ソースと連携する仕組みの詳細を確認する。