Google Cloud Platform

Cloud Source Repositories が正式リリース、5 ユーザーで 50 GB まで無料

App EngineCompute Engine で動かすアプリケーションを作っている開発者は、以前から Cloud Source Repositories(CSR)を利用しています。CSR は、Google Cloud Platform(GCP)でホストされている Git バージョン管理システムです。その CSR が、皆さんからのフィードバックを取り入れてエンタープライズ利用に対応し、先ごろ正式リリース(GA)となりました。

新しい CSR にはさまざまな変更が加えられています。まず、サポートされるレポジトリのサイズが 1 GB から 50 GB に引き上げられました。大規模プロジェクトでも余裕の容量ではないでしょうか。

さらに新しい料金モデルが採用され、無料の料金制度も充実しました。多くの皆さんがコストをかけずに利用できるでしょう。レポジトリが以下の基準を満たせば、既存の請求先アカウントに関連づけられた CSR を毎月無料で利用できます。

  • レポジトリにアクセスするプロジェクト ユーザーが 5 人以内
  • ソース レポジトリが使用するストレージ容量が 50 GB 以下
  • レポジトリへのアクセスのために使用されるネットワーク帯域幅(下り)が 1 か月あたり 50 GB 以下
これらの基準を超えると、CSR の料金はプロジェクト ユーザーあたり $1 / 月(プロジェクト ユーザーは、固有のプロジェクトにおける固有のユーザーです)、GB ストレージあたり $0.10 / 月、GB 帯域幅(下り)あたり $0.10 / 月となります。ネットワーク帯域幅(上り)は無料で提供されており、作成できるレポジトリの数に制限はありません。

詳細は CSR の料金ページをご覧ください。

CSR を使ってみよう

CSR を使い始めるには、https://console.cloud.google.com/code/ にアクセスするか、Cloud Console のメニューから Source Repositories を選択します。

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CSR でレポジトリを作成するには、Cloud Console で “Get started”(開始)ボタンをクリックし、名前を入力するだけです。

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お望みなら、ローカル シェル(最初に必ず “gcloud init” を実行しておきます)か Cloud Shell を使って、コマンドライン ツールの gcloud から新しいレポジトリを作成することも可能です。

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レポジトリを作成したら、Cloud Console の Source Repositories セクションからブラウズしたり、ローカル マシン(最初に必ず “gcloud init” を実行しておきます)や Cloud Shell にクローンしたりできます。

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また、Cloud Tools for IntelliJ(間もなくリリースされる他の IDE 拡張も含む)をお使いでしたら、お気に入りの IDE 内から CSR レポジトリに直接アクセスできます。

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ご想像のとおり、新しいレポジトリに対して、一般的な Git ツールを使って変更をコミットしたり、管理を行ったりすることができます。すでに GitHub や BitBucket で ソース コードをホストしている場合は、以下のように既存のレポジトリを GCP プロジェクトにミラーすることも可能です。

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レポジトリを作成したら、Cloud Console の Repositories セクションで管理できます。

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コマンドライン ツールを使いたい場合も、フルセットの CLI コマンドが提供されるので安心です。

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ところで、Cloud Console でパーミッションを、またコマンドラインで IAM ポリシーを参照できることにお気づきでしょうか。これは、IAM の役割が CSR でフルサポートされていて、リソース階層の任意のレベルで適用できるからです。

以上の機能では足りない場合を想定し、CSR の管理 API も用意されています。これは、私たち自身が gcloud の CSR コマンドを実装するのに使っているものです。これを試したいときは、Cloud API Explorer で CSR API に対話的にアクセスできます。

プログラミングの参考になるように、CSR API のドキュメントはすべて公開されています。

CSR の立ち位置

Cloud Shell とその新しいコード エディタのように、新しい CSR の提供は、GCP 開発者の皆さんのために Web ベースのエクスペリエンスを充実させることを目指す、私たちの大きな取り組みの一環です。私たちはこれまでのフィードバックに非常に刺激を受けており、皆さんが開発者ワークフローの中で CSR をどのように使っているかをお聞きできることを楽しみにしています。

CSR についての質問は、Stack Overflow にご遠慮なくお寄せください。また、フィードバックやご意見がありましたら、Google グループSlack でお気軽にお尋ねください。

* この投稿は米国時間 5 月 24 日、Product Manager である Chris Sells によって投稿されたもの(投稿はこちら)の抄訳です。

- By Chris Sells, Product Manager