Google Cloud のお客様は、予算と予算アラートを使用してコストの計画、モニタリング、制御を行うことができます。特にクラウドでビジネスを展開する場合は、費用を効果的にモニタリングし、管理することが重要になります。Google Cloud の予算とアラート機能は費用管理に最適なツールです。これにより、目標予算を設定し、目標に到達したときに通知を受け取ることができます。
予算により、実際の Google Cloud の費用を予定費用と照らし合わせて追跡できます。予算額を設定したら、メール通知のトリガーに使用する予算アラートしきい値のルールを設定します。予算アラートのメールにより、予算に対する費用の追跡に関する最新情報を常に取得できます。プログラムによる通知のための Pub/Sub トピックを使用して、予算を使用してコスト管理を自動化することもできます(たとえば、予算メッセージを Slack などの他のメディアに転送する、または、コスト管理のタスクを自動化できます)。
Cloud 請求先アカウント全体のすべてのコストをモニタリングするように予算を構成できます。または、Google Cloud のプロジェクトやサービスなどのフィルタを使用して、特定の費用で予算を絞り込むこともできます。
Google Cloud コンソールで管理できる Google Cloud の予算は一度に 1 つだけです。Cloud Billing Budget API を使用すると、プログラマティックかつ大規模に予算を表示、作成、管理できます。Cloud 請求先アカウントごとに最大 50,000 件の予算を設定できます。詳しくは、予算の割り当てを確認する方法をご覧ください。
Cloud Billing Budget API の使用例には、次のものがあります。
- Google Cloud プロジェクトごとに予算を設定し、Google Cloud 環境で想定以上に費用が発生している場所を把握できます。
- 四半期ごとの財務計画を作成した後に、すべての予算を一括で更新できます。
- 社内のデプロイメント マネージャーと連携して、クラウド プロビジョニング ワークフローに予算の作成を追加できます。
前提条件
Cloud Billing 予算アプリケーションのコーディングを始める前に、前提条件をご確認ください。
設定
設定手順を完了して、Cloud Billing Budget API の使用を開始します。
API の使用
ユーザーガイドの手順に沿って、Cloud Billing Budget API を実行します。
リファレンス
メソッドの全リストについては、リファレンス ドキュメントをご覧ください。