DevOps Research and Assessment(DORA)チームでは、ソフトウェア デリバリーと組織のパフォーマンスを改善するための能力を調査し、検証しています。以下の記事では、これらの能力の実装、改善、測定方法について説明します。
技術に関する能力
-
クラウド インフラストラクチャ
クラウド インフラストラクチャを効果的に管理する方法を把握し、アジリティ、可用性、費用の可視性を高めます。
-
コードの保守性
デベロッパーがコードの検索、再利用、変更を簡単に行えるようにし、依存関係を最新の状態に保ちます。
-
継続的デリバリー
ソフトウェアのデプロイを必要に応じていつでも実施できる、信頼性が高く、リスクの低いプロセスにします。
-
継続的インテグレーション
継続的インテグレーションの取り組みに関し、よくある間違い、測定方法、改善方法をご紹介します。
-
テストの自動化
信頼性の高い自動テストスイートを構築し、ソフトウェア デリバリーのライフサイクル全体であらゆる種類のテストを行うことで、ソフトウェアの品質を向上させます。
-
データベースのチェンジ マネジメント
データベースの変更によって問題や速度低下が発生していないか確認します。
-
デプロイの自動化
デプロイを自動化し、リリース プロセスにおける手動作業を減らすためのベスト プラクティスとアプローチをご紹介します。
-
チームのツール選択をサポート
ツールとテクノロジーの選択について、チームが情報に基づいた判断ができるようにサポートします。これにより、どのようにソフトウェアのデリバリーが効率化されるかを説明します。
-
疎結合アーキテクチャ
一度にすべてを再構築せずに、緊密に結合されたアーキテクチャからサービス指向型のマイクロサービス アーキテクチャに移行する方法を説明します。
-
モニタリングとオブザーバビリティ
本番環境システムを理解してデバッグする際に有用なツールを構築する方法を学びます。
-
セキュリティのシフトレフト
ソフトウェアのデリバリー スピードを落とさずに、セキュリティをソフトウェアの開発ライフサイクルに組み込みます。
-
テストデータ管理
テストデータを効率的に管理するための方法について説明します。高速で安全にテスト用データにアクセスするための方法も併せてご紹介します。
-
トランクベース開発
トランクベース開発を採用することでマージの競合を回避します。
-
バージョン管理
再現性とトレーサビリティの確保に向け、適切なバージョン管理を実現するためのガイドです。
プロセスに関する能力
-
お客様のフィードバック
お客様からのフィードバックをまとめ、プロダクトと機能の設計に生かすことで、組織の改善がさらに進みます。
-
システムをモニタリングして的確な判断
インフラストラクチャ プラットフォーム、ミドルウェア、アプリケーション階層全体のモニタリングを改善し、デベロッパーにフィードバックをより早く提供します。
-
障害の予兆通知
障害の予兆通知を設定することで重大な問題を特定し、問題が起きる前に対処できます。
-
変更承認の効率化
負荷の大きな変更承認プロセスをピアレビューに置き換えることで、プロセスのスピードを犠牲にすることなく、信頼性とコンプライアンスに優れたリリース プロセスのメリットが得られます。
-
チームのテスト
チーム外の担当者からの承認を得ずに、新たなアイデアを試す権限を持つチームを作ることでイノベーションを加速します。
-
バリュー ストリームでの作業の可視性
アイデアから始まり顧客成果に至るまでの作業の流れを把握、可視化することで、パフォーマンスを改善します。
-
ビジュアル管理
ビジュアル管理の原則について学び、情報の共有を促進してチームの状況と改善方法に関し共通の認識を持ちます。
-
仕掛り制限
作業に優先順位を付け、スタッフが取り組む作業量を制限し、少数の優先度の高いタスクを完了することに注力します。
-
小さいバッチ単位の作業
小さいバッチ単位での作業は、リードタイムの短縮とフィードバック ループの高速化につながります。この重要な機能の実現を阻害するよくある問題と、それらを克服する方法についてご紹介します。